本記事で解決できるお悩み
- 携帯料金が毎月1万円を超えるのはなぜ?
- 1万円は高すぎる?携帯料金の平均はいくらなの?
- 1万円から安くするには何をすればいいの?
こういったお悩みを解決できる記事になっています。
携帯料金が毎月1万円を超えている場合、年間の支払い額は12万円以上となり、かなり大きな出費になってしまいます。
しかし中には、なぜ1万円もかかっているのか理由がわからなかったり、そもそも1万円が高いのかどうかピンとこない人もいるでしょう。
そこで本記事では、携帯料金が1万円を超える「原因」と「安くする方法」を徹底解説していきます。
この記事を読めば高額な携帯料金を請求される原因がわかり、人によっては月々の支払い額を2分の1以下にできます。
私も少し前までは毎月7,000円の携帯料金を支払っていましたが、現在は毎月2,000円ほどで済んでいます。
固定費を少しでも減らしたいと考えている人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
↓気になるところまで読み飛ばす↓
月の携帯料金の平均は約5,800円
総務省が公表している「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査」によると、2021年の月々の平均の携帯料金は約5,800円でした。
端末代を除いた通信料金だけであれば平均は約3,300円です。
「端末代+通信費」で1万円を超えていれば平均より4,000円ほど高く、「通信費だけ」で1万円を超えていれば平均より7,000円ほど高いことがわかります。
また、近年は格安SIMやお得な割安プランなどがたくさん用意されており、徐々に携帯料金の支払額が下がっています。
安くても使いやすい会社もあるので、お得な情報を知らずに高い携帯料金を払い続けているのはもったいないでしょう。
今まで気にしてなかったけど、携帯料金が1万円超えてるのって結構高いかも...
携帯料金が1万円を超えるのはなぜ?
携帯料金が1万円を超えており、中には2万円や3万円といった高額な料金を支払っている人もいるのではないでしょうか?
携帯料金は毎月かかる大きな出費となるため、「なぜ1万円超えるのか」の原因を突き止めて改善していきましょう。
携帯料金が1万円を超える主な原因は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきますね。
原因①大手キャリアを使っているから
携帯料金が平均より高くなる原因として一番に考えられるのが、大手キャリアを使っていることです。
大手3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)を使う人の「通信+通話+端末」の平均料金は毎月9,498円※であり、1万円を超えやすい状況にあるでしょう。(※MMD研究所の調査による)
大手3キャリアの基本料金を一覧で見ると以下の通りです。
キャリア | プラン名とデータ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ドコモ | irumo(0.5GB) eximo(0~1GB) eximo(1~3GB) irumo(3GB) irumo(6GB) irumo(9GB) ahamo(20GB) ahamo大盛り(100GB) eximo(3GB~無制限) | 550円(税込) 4,565円(税込) 5,665円(税込) 2,167円(税込) 2,827円(税込) 3,377円(税込) 2,970円(税込) 4,950円(税込) 7,315円(税込) |
au | スマホミニプラン5G/4G(~1GB) スマホミニプラン5G/4G(~2GB) スマホミニプラン5G/4G(~3GB) スマホミニプラン5G/4G(~4GB) 使い放題MAX5G/4G(無制限) | 2,178円(税込) 3,278円(税込) 4,378円(税込) 4,928円(税込) 7,238円(税込) |
ソフトバンク | ミニフィットプラン(~1GB) ミニフィットプラン(~2GB) ミニフィットプラン(~3GB) メリハリ無制限+(無制限) | 3,278円(税込) 4,378円(税込) 5,478円(税込) 7,425円(税込) |
「irumo」はドコモが2023年7月に開始した格安SIMなので料金体系が安いものの、他のプランを見ると3GBまでの低容量(赤字部分)でも月額4,000円を超えています。
無制限プラン(青字部分)になると7,000円を超えるため、ここに追加オプションを加えたり、プラン適用外の通話をすれば簡単に1万円を超えてしまうでしょう。
また、公式サイトを見ると各種割引適用後の料金が掲載されて安く見えるようになっている場合もあります。
「大手でも意外と安いかも?」と思って契約してしまうとリスキーです。
実はセット割を利用しないと安くならない、提携のクレジットカードを利用しないと安くならないなどの落とし穴もあるので注意しましょう。
原因②契約プランが合っていないから
月額料金は契約しているプランが基本料金となり、データ通信量が多いプランほど料金が高いです。
契約しているプランが合っていないと、その分余計なコストがかかってしまいます。
たとえば、実際は毎月3GBも使っていないのに、無制限プランに加入していたらその分無駄な出費をしていることになりますよね。
auのプランで考えると、3GBまでのプラン(4,378円)で十分なのにもかかわらず、無制限プラン(7,238円)を利用していたら毎月2,860円も無駄に支払っていることになります。
年間で34,000円くらいの差額になるんだね...もったいない!
反対に、いつも基本料金の範囲内では足りずに、追加でデータ通信料を払う場合でも料金が高くなってしまいます。
携帯会社も料金プランもたくさんあって迷うとは思いますが、自分がいつも使う容量に適したプランを選ぶことで無駄な出費を抑えられます。
原因③従量課金で通話しているから
追加料金を支払う「従量課金」で通話をしていると、携帯料金は高騰していきます。
通話がプラン料金に含まれていない場合、「30秒につき22円」などの料金が発生します。
「30秒につき22円」の場合、1分で44円、30分で1,320円、1時間で2,640円かかります。
一見安そうに見えても、チリツモで料金が増えていくのです。
また、普段はLINEを使った電話しかしないのに「かけ放題プラン」に入って余分にオプション料金を払っていることもあるでしょう。
データ容量にばかり気を取られて通話料金をないがしろにしていると、意外と出費が増えている可能性があるので注意が必要です。
原因④お得な割引を活用していないから
携帯料金には、以下のような割引プランが用意されていることが多いですが、これらを利用しないともったいないです。
- 学割:22歳以下などの年齢が若い人限定で割引される
- 家族割:家族で2回線以上の携帯電話を契約していると割引される
- セット割:インターネット回線と一緒に携帯電話を契約すると割引される
大手3大キャリアの割引を一覧にまとめると、以下の通りです。
キャリア | 学割料金 | 家族割料金 | セット割料金 |
---|---|---|---|
ドコモ | ・15歳以下〜5GB:1,815円(税込) ・15歳以下〜10GB:2,695円(税込) | 「ファミリー割引」グループ内で、2回線契約すると550円割引、3回線以上の契約で1,100円割引 | 対象固定通信サービス(ドコモ光・home 5G等)に加入すると、1,100円割引 |
au | ・22歳以下〜4GB:2,266円(税込) | 同居家族2回線の場合550円割引、3回線以上の場合1,100円割引 | 対象固定通信サービス(au ひかり・J:COM等)に加入すると、1,100円割引 |
ソフトバンク | ・22歳以下〜4GB:2,266円(税込) ・22歳以下〜20GB:3,916円(税込) | 対象プランに加入すると、最大2,200円割引 | 対象固定通信サービス(SoftBank 光・NURO 光 でんわ等)に加入すると、1,100円割引 |
学割はデータ容量が少ない場合も多いですが、通常より料金が安くなります。
家族割やセット割は基本料金から割引される形になっており、家族で一緒に契約したり、提携の通信サービスを利用したりすることで割引を受けられます。
ただし、家族割やセット割は大手キャリアの中では安くなりますが、後に紹介する「格安SIM」に乗り換えた方が安い可能性が高いです。
「セット割があるからといって通信サービスも契約する→結局支出が大きくなる」といったことにならないように注意しましょう。
原因⑤端末代を分割払いしているから
当然ですが、端末代を分割で支払っていると月々の携帯料金も増えてしまいます。
ただし、「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査」によると、端末代金の平均は約2,700円です。
引用:総務省事務局「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査(概要)」
月々の携帯料金が1万円を超えている場合、通信料だけで7,300円以上かかっていることになります。
「端末代も払ってるからしょうがない」と思わないようにしましょう。
携帯料金を安くする6つの方法
携帯料金は意識していないと高くなりやすい支出のひとつですが、安くする方法がいくつかあります。
携帯料金が1万円を超えていても、2分の1以下に安くできる可能性は多いにあります。
できそうなものから試してみてくださいね。
安くする方法①格安SIMに乗り換える
携帯料金を節約する最も効果的な方法は、格安SIMへの乗り換えです。
格安SIMは、大手キャリアに比べて通信料金が大幅に安い通信サービスのことです。
自社で回線を保有しておらず、大手キャリアの回線を利用することでコストを削減しているため、安価な料金設定を実現しています。
私も元々大手キャリアで毎月7,000円ほど支払っていましたが、楽天モバイルに変更したことで現在は毎月2,000円ほどに抑えられています。
格安SIMのデメリットとしては、通信速度が不安定なことと、実店舗を持たないことが多いためネット上で手続きをする必要がある点です。
大手キャリアの回線を借りているため、混雑時は格安SIMブランドから速度が遅くなる傾向があります。
また、実店舗を持たないことで家賃を削減していますが、格安SIMへの乗り換えが難しそうなイメージがあり、お店でスタッフの人と一緒に切り替えできないことに不安を感じる人もいるでしょう。
通信速度は速い方がいいし、実店舗で乗り換え手続きしたいな...ちょっとわがままかな?
いいえ、そういった希望があるのであれば「楽天モバイル」がおすすめですよ。
楽天モバイルはパートナー回線のau回線だけでなく、自社回線も利用できる格安SIMの中で唯一の会社です。
さらに2024年中にはビルなどの障害物にも強くて電波が届きやすい「プラチナバンド」も利用できるようになります。
楽天モバイルは全国に1,000箇所以上の実店舗もあるので、乗り換えに不安な人もショップで手続き対応をやってもらえますよ。
楽天モバイルについて詳しく見てみる>>
格安SIMへの乗り換え方法
格安SIMに乗り換えたいけど、どうやってやるの?
格安SIMに乗り換える場合、以下の手順で行っていきます。
- 乗り換えるスマホを用意する
- MNP予約番号を用意する
- 本人確認書類など申し込みに必要なものを用意する
- 乗り換え先の格安SIMの申し込み手続きをする
- SIMカードが届いたら開通手続きをする
詳しいやり方については以下の記事で解説しているので、格安SIMへの乗り換えを検討している人はぜひあわせてご覧ください。
安くする方法②契約プランを見直す
契約している会社の次に、契約プランを見直してみましょう。
通信量や通話の使用状況に合ったプランになっていない場合、無駄な出費が発生してしまうからです。
具体的には、以下チェックしてみましょう。
- データ通信量が毎月余っている
→データ容量が少ないプランに変更する - データ通信量が毎月オーバーして追加料金を支払っている
→データ容量の多いプランに変更して追加料金を払わないようにする - 毎月頻繁に電話をしていて通話料が高い
→かけ放題オプションをつけて従量課金をしないようにする
契約しているプラン内容は、自身が契約しているキャリアの会員ページから確認しましょう。
シミュレーションページがあれば、自分の状況に合わせて最適なプランを選び直してみるのもおすすめですよ。
安くする方法③オプションを見直す
携帯電話の契約時に、不要なオプションサービスに加入させられていないでしょうか?
音楽や動画配信、漫画アプリ、ゲームアプリなどのサブスクに元々加入していることもありますし、後から自身で契約したのにあまり使っていない場合もあるでしょう。
サブスク1つあたりの料金は月額500円程度の安いものもありますが、複数のサービスに加入して何ヶ月も利用していると大きな出費になっていきます。
たとえば、月額500円のサブスク2つに加入していたら、年間で12,000円の出費になりますね。
頻繁に利用していて恩恵を受けられているサービスならいいですが、利用頻度が低いものであれば解除して余計なコストを削減しましょう。
安くする方法④積極的にWi-Fiを利用する
できるだけWi-Fiを利用することで、データ通信量を節約できます。
電車の中や目的地までの道中などでは難しいですが、自宅やカフェなどWi-Fiを利用できる場所では積極的にWi-Fiを利用し、データ通信量を抑えてみましょう。
とくにアプリのダウンロードや動画視聴は通信量をたくさん消費するので、特別な事情がない限りはWi-Fi環境下で利用するのがおすすめです。
データ通信量を抑えられれば、契約プランの適用範囲内に収まって追加料金を払うことがなくなります。
通信量に合わせて料金が変わるプランであれば、より携帯料金を減らせるようになるでしょう。
安くする方法⑤無料通話アプリで通話する
無料通話アプリで通話することで、通話料がかからないようにしましょう。
LINEやSkypeなどの無料通話アプリを使えば、かけ放題プランを契約することもなく無料で通話し放題です。
ただし、通信が不安定な場所では通話が途切れやすいことがあったり、固定電話には直接電話ができないなどの欠点はあります。
とはいえ友達と通話する程度の用事であれば無料通話アプリで十分でしょう。
電話をする機会が多い人は、どんな相手と話すのかなどを考慮し、問題なければ無料通話アプリの利用を検討してみてください。
ちなみに、楽天モバイルユーザーは「Rakuten Link」アプリを利用することで、国内通話を無制限で無料にできる特典があります。
固定電話への通話も無料なので、実家やお店など固定電話にかける用が多い人は店舗情報一覧をチェックしてみてください。
楽天モバイルについてもっと詳しく見てみる>>
安くする方法⑥機種は型落ちモデルを選ぶ
スマホ本体は型落ち機種を選ぶのがおすすめです。
機種変更をして端末代を分割で支払う場合、機種の価格も月々の携帯料金に関わってくるからです。
スマホは最新機種である必要はありません。
型落ちモデルを選ぶことで安くなり、しかも最近のスマホはスペックにあまり大差がないことがほとんどです。
「ガジェットが大好きでスマホは最新機種を手に入れたい」「最新のカメラ機能が搭載されたスマホが欲しい」などの明確な理由がなければ、型落ち機種を選びましょう。
たとえば、楽天モバイルのオンラインショップで容量128GBのiPhone15は「131,800円(税込)」ですが、同じく容量128GBのiPhone14は「120,800円(税込)」です。
11,000円(税込)も差があるんだね!
ただし、機種の購入については通信サービス会社で買うのではなく、iPhoneであればAppleで直接買うのが一番安く済みます。
Apple公式サイトでも分割払いする方法はあるので、よければ以下の記事も参照してみてください。
まとめ|格安SIMに変えて携帯料金を安くしよう!
携帯料金の平均は機種代を入れても5,800円ほどです。
1万円を超える最も大きな原因は「大手キャリアを使っていること」が考えられるため、まずは格安SIMにすることで安くしましょう。
筆者本人も元の携帯料金から3分の1以下に減らせているので、効果は絶大と言えます。
格安SIMへの乗り換えはそれほど難しくないので、よければ以下の記事を参考にしながら乗り換えてみてください。
個人的には、圧倒的にコスパがいい「楽天モバイル」がおすすめです。
たっぷり20GBまで使っても2,178円(税込)で、専用アプリを使えば国内通話も無料でかけ放題です。
月額1万円から2,000円に下がれば、携帯代だけで年間96,000円の節約になりますよ。
楽天モバイルを詳しく見てみる>>
なんで携帯電話を使っているだけで1万円もかかるんだろう...なんとかして携帯料金を安くできないかな...