三菱UFJニコスが発行するカードの海外事務手数料が、2026年11月から上がります。Visa・Mastercardは税込3.85%から4.50%へ、JCBは2.04%から4.34%へ、アメリカン・エキスプレスは2.00%から4.30%へ。NICOSカードは11月6日利用分から、三菱UFJカードやJALカードなどフランチャイジー各社発行カードは11月16日利用分から適用されます。

え、2%だったカードが4%超えって、倍以上になるのもあるの!?海外でカード払いするの怖くなってきたニャ…。

率だけ見ると数%の話だけど、海外旅行や海外通販の支払いが多い人ほど効いてくる。改定日がカードの発行元で違うから、まず自分がどっちに当たるかを確認しよう。
Visa・Mastercardは4.50%、JCB・Amexは4%台に一本化
三菱UFJニコス公式サイトが発表した内容です。対象は三菱UFJカード、フランチャイジー各社発行カード、NICOSカード(JALカード会員を含む)。外貨でのショッピング利用代金を円貨へ換算する際にかかる事務処理手数料を、国際ブランドごとに次のとおり引き上げます。
| 国際ブランド | 改定前 | 改定後 | 適用開始 |
|---|---|---|---|
| Visa・Mastercard | 3.85% | 4.50% | NICOS=11/6利用分、三菱UFJカード等=11/16利用分から |
| JCB | 2.04% | 4.34% | |
| アメリカン・エキスプレス | 2.00% | 4.30% |
JCBとアメックスは改定後の率が内訳表記になっていて、JCBは「JCBが定める1.60%+三菱UFJニコス分2.49%(税込2.74%)」、アメックスは「ブランドが定める2.00%+三菱UFJニコス分2.09%(税込2.30%)」の合計です。カード会社自体の取り分が上がる形で、ブランド側の率は変わっていません。業界内の比較記事では「主要クレカで初の4%台入り」という見出しも出ていました。
10万円の海外決済で、手数料は最大2,300円増える
海外で10万円分をカード払いした場合の手数料を、改定前後で比べてみます。Visa・Mastercardは3,850円から4,500円へ、650円の増加です。これに対してJCBは2,040円から4,340円へ、アメックスは2,000円から4,300円へ、どちらも2,300円の増加になります。もともと手数料率が低かったブランドほど、上がり幅が大きいという構図です。
これは10月1日に実質年率が18.00%へ一本化されたJCBのリボ・分割払い手数料改定とも似ています。もともと低い率で契約していた人ほど、改定の影響を強く受ける。海外事務手数料とリボ手数料、中身は別物ですが、「安かった分だけ上げ幅が目立つ」という傾向は共通しています。
うちの場合、海外旅行先での大きな買い物はホテルの延泊や現地ツアーの追加申し込みなど、数万円単位になることが多いです。10万円の買い物で2,000円前後の差なら小さく見えるかもしれませんが、家族旅行で複数人分の支払いが重なると、手数料だけで数千円単位になることもあります。正直、これまで海外事務手数料をあまり意識していなかったので、今回の改定を機に自分のカードの率を確認しました。
金額が大きくなるほど差も開きます。たとえば家族旅行で30万円分をカード払いした場合、Visa・Mastercardなら旧11,550円が新13,500円で1,950円増、JCBなら旧6,120円が新13,020円で6,900円増、アメックスなら旧6,000円が新12,900円で6,900円増という計算になります。ホテルの延泊や現地ツアーを現地通貨でまとめて決済するような使い方だと、この差は無視できない金額です。
11月の海外予定がある人ほど、今日の確認が効く
改定前にやっておきたいこと
- 自分のカードがNICOS発行か三菱UFJカード(フランチャイジー各社含む)発行かを確認し、改定日が11月6日か11月16日かを把握する
- 11月以降に海外旅行・海外通販の予定があるか確認し、支払い予定額から手数料の増加分を見積もる
- 他社カードの海外事務手数料も比較しておく。2026年9月時点の比較まとめでは、楽天カード・三井住友カードが3.63%など、今回の改定後の三菱UFJニコス各カード(4.30〜4.50%)より低い水準のカードもある(theapps.jp調べ。料率は変わる可能性があるため最新情報は各社公式で確認)
- 海外でのデータ通信はeSIMを事前に用意しておくと、現地到着後すぐにネットが使える。韓国eSIMはいつ買うかの記事で購入から開通までの流れをまとめている
- 帰国後の請求額を確認し、想定より手数料が高くなっていないかチェックする習慣をつける

うちのカードがどっちの改定日か、帰ったらすぐ確認するニャ。

為替手数料は一括払いにしても分割払いにしても変わらず発生する。支払い回数より、カードそのものの率を見直すほうが効く。
カードの乗り換えを考えるなら、還元率の見直しもあわせて検討したいところです。還元を2%に恒久化したみずほ楽天カードの記事では、ふだんの買い物の還元率を比較しています。海外事務手数料と還元率、両方の数字を見てからカードを選ぶと、旅行先での損得がはっきりします。
FAQ
Q. 手数料はいつの利用分から変わる?
NICOSカード会員は2026年11月6日利用分から、三菱UFJカードおよびフランチャイジー各社発行カード会員(JALカード含む)は2026年11月16日利用分から新しい手数料率が適用されます。それより前の利用分には旧レートが適用されます。
Q. 対象になるカードは?
三菱UFJニコスおよびフランチャイジー各社が発行するクレジットカードが対象です(一部対象外あり)。JALカードのVisa・Mastercard・アメリカン・エキスプレスも含まれます。自分のカードが対象かどうかは、カード会社からの通知や公式サイトのお知らせで確認できます。
Q. 手数料を抑える方法はある?
海外事務手数料は支払い回数(一括・分割)にかかわらず、外貨決済そのものに発生する費用です。回数を変えても率は下がりません。下げるとしたら、海外事務手数料がより低いカードを別に用意して使い分けるのが現実的な対策になります。現地通貨ではなく日本円建てで決済できる店舗なら為替手数料そのものが発生しない場合もありますが、店側が独自に為替レートを上乗せしていることもあるため、結局どちらが得かは都度の確認が必要です。
カードを複数持っている人は、海外用とふだん使い用で役割を分けておくのも一つの手です。手数料率の低いカードを一枚、海外専用に決めておけば、改定のたびに全部のカードを見直す手間が減ります。
まとめ
三菱UFJニコス発行カードの海外事務手数料は、2026年11月からVisa・Mastercardが4.50%、JCBが4.34%、アメックスが4.30%に改定されます。改定日はNICOSカードが11月6日、三菱UFJカード等が11月16日と2段階。11月以降に海外へ行く予定がある人は、自分のカードがどちらに当たるかを今日中に確認しておくと安心です。

見えない手数料ほど、知っているだけで防げる出費になる。

次の海外旅行、財布の中のカード総点検からだニャ!
