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GMOあおぞらのプラチナデビットは年会費3,300円。それでも得になる人の境目を計算した

この記事でわかること

  • Mastercardプラチナデビットの年会費3,300円が、どこから得に変わるのか
  • 還元1.2%・ATM出金月20回無料・他行振込月20回無料という条件の中身
  • 年会費無料のVisaデビットと、どちらを選べばいいか

GMOあおぞらネット銀行のデビットカードを調べていると、還元率1.2%という数字が目に入ります。デビットカードとしてはかなり高い部類です。ただ、このカードには年会費が3,300円かかります。そこを飛ばして「1.2%はおトク」と書いてある記事が多いので、自分たちで条件を並べて計算しました。

ちょっぴー
ちょっぴー

年会費がかかるデビットカードって、あるんだニャ…

ろっぐ
ろっぐ

めずらしいよね。でも、年会費のぶん以上に返ってくる人もいる。大事なのは「自分がどっち側か」を先に確かめることだよ。

この記事の数字は、2026年9月22日に各行の公式サイトと商品概要説明書(PDF)を読んで確認したものです。キャンペーンや手数料は変わることがあるので、申し込む前にかならず公式サイトで最新の条件を見てください。

わたしたちはこのカードをまだ使っていません。この記事は、公式サイトと「デビット付キャッシュカード 商品概要説明書」(PDF)に書いてある条件を読んで、計算したものです。使ってみた感想ではありません。

カードは2種類ある。まずそこを分ける

GMOあおぞらネット銀行のデビット付キャッシュカードには、MastercardプラチナとVisaの2種類があります。名前が似ていますが、年会費も還元率もちがいます。

項目MastercardプラチナVisa
年会費(個人)3,300円無料
還元率1.2%0.6〜1.2%(ステージ制)
新規発行手数料無料無料
再発行手数料1,100円1,100円
不正利用の補償500万円まで100万円まで
1日の利用限度額1,000円〜1,000万円1,000円〜500万円
開設直後のステージ4テックま君1テックま君
海外で使うときの上乗せ3.08%3.08%

カードはMastercardとVisaを合わせて2枚まで持てます。あとから切り替えることもできます。

年会費3,300円は、どこから得に変わるか

買い物の還元だけで考えると、月2万3,000円

還元率1.2%で年会費3,300円ぶんを取り返すには、年間27万5,000円の利用が必要です。ひと月あたり約2万2,900円。日々の食費や日用品をカードでまとめて払う人なら、届く金額だと思います。

でも、比べる相手が年会費無料のカードだと話が変わる

たとえば還元1.0%で年会費無料の楽天銀行デビットと比べると、還元率の差は0.2%しかありません。この0.2%で3,300円を埋めるには、年間165万円(月13万7,500円)を使う必要があります。

同じGMOあおぞらの年会費無料Visa(ステージが低いときは0.6%)と比べるなら、差は0.6%。こちらは年間55万円(月約4万6,000円)が境目です。

ちょっぴー
ちょっぴー

じゃあ、ふつうの買い物だけだとプラチナは損なのニャ?

ろっぐ
ろっぐ

買い物だけならね。でも、このカードの本当の値打ちは還元率じゃないところにあるんだ。

本当に効くのは、手数料の無料回数

Mastercardプラチナを発行すると、口座のカスタマーステージが開設手続きの完了後すぐに「4テックま君」になります。これが最上位で、こうなります。

項目4テックま君(プラチナ)1テックま君(Visaの開設直後)
ATM出金の無料回数月20回入出金あわせて月2回
ATM入金無料上の回数に含む
他行あて振込の無料回数月20回月1回
無料回数を超えたらATM 110円/振込 75円ATM 110円/振込 75円

ATMはセブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行で24時間365日使えます(メンテナンス時を除く)。

ここで、月にATMを5回・他行振込を3回する人を考えます。

年会費無料のカードプラチナ
ATM 5回3回分 330円0円
他行振込 3回2回分 150円0円
月の手数料480円0円
年間の手数料5,760円0円
年会費0円3,300円
合計の負担5,760円3,300円

この使い方なら、年会費を払ったほうが年2,460円ぶん安くなります。ここに買い物の還元1.2%が上乗せされます。

逆に、現金をほとんどおろさず振込もしない人にとっては、この無料回数に値段ぶんの価値がありません。その場合は素直に年会費無料のVisaを選んだほうがいいです。

還元が「現金」であることの意味

GMOあおぞらのキャッシュバックは、ポイントではなく現金で口座に振り込まれます。決済が確定した月の翌月21日(土日祝なら翌営業日)に、1円単位で入金されます。

ポイントだと、使える店が決まっていたり、有効期限が切れたり、交換の手間があったりします。現金にはそれがありません。税金や公共料金など、一部は還元率がちがう支払い先があるので、そこは公式で確認してください。

電子マネーやスマホ決済(PayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY・モバイルSuica・モバイルPASMO)にチャージして使った場合も、キャッシュバックの対象になります。

そのほか、確認しておきたいところ

利用のたびにメールが届く
カードを使うとすぐに、金額と店名がメールで届きます。身に覚えのない請求にすぐ気づけるので、デビットを「使いすぎ防止」として使いたい人には、地味に効きます。

1日の限度額を自分で決められる
1,000円から1,000万円まで、1,000円単位で設定できます。変更はすぐ反映されます。「1日1万円まで」にしておけば、カードをなくしたときの被害も限られます。

不正に使われたときは500万円まで補償
なくしたり盗まれたり、偽造されて第三者に使われた場合、個人は500万円まで補償されます(Visaは100万円まで)。

年会費の引き落としのタイミング
新規発行なら発行日の翌月末、切り替えなら申し込み直後に引き落とされます。2年目以降は発行月の末日です。一度払った年会費は返金されませんし、年会費の支払いが確認できないとデビットが使えなくなることがあります。

年会費の金額は「デビット付キャッシュカード 商品概要説明書」(2024年7月14日現在の版)で確認しました。申し込む前に、公式サイトで現在の金額をもう一度確かめてください。

いま出ているキャンペーン

2026年9月22日時点で、公式サイトに「還元率最大1.5%にアップ!Mastercardプラチナデビットカード 秋の感謝キャンペーン」が出ています。期間や条件は公式ページに書いてあるので、申し込む前に確認してください。

どんな人に向いているか

こういう人には向くこういう人には向かない
ATMで現金をおろす回数が月3回以上ある現金をほとんど使わない
家賃など、他行への振込が毎月ある振込をしない
デビットの利用が月2万3,000円を超えるカードを使うのは月1万円くらい
ポイントより現金でもらいたい楽天ポイントを貯めている
カードの利用通知をすぐ受け取りたい年会費を1円も払いたくない

右側が多かった人は、同じGMOあおぞらの年会費無料Visaデビットを選べば、年会費なしで現金還元だけ受け取れます。あとからMastercardに切り替えることもできるので、まずVisaで口座を開いて、使う金額が増えてから考えるという順番でも大丈夫です。

まとめ

GMOあおぞらのMastercardプラチナデビットは、「還元率が高いカード」ではなく「手数料が無料になる口座」として見ると、値打ちが分かりやすいカードでした。

買い物の還元だけで年会費のもとを取ろうとすると月2万3,000円、年会費無料のカードに勝とうとすると月13万円以上が必要です。でも、ATMと他行振込をふつうに使う人なら、手数料だけで年会費を超えます。

自分がどちら側かは、先月ATMを何回使ったかを思い出せば、だいたい分かります。

ほかの銀行と並べて比べたい人はネット銀行のデビットカード比較もどうぞ。

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