車を持っているなら知っておきたい話。自賠責保険の料金が、2026年11月1日から13年ぶりに上がる。普通車は24か月契約で910円増、軽自動車は1,120円増。地味だ。見落としやすい。車検のたびに自動更新している人ほど、気づかないまま払っている可能性がある。

自賠責って、入らないといけない保険だよね? 選べないのに値上げって…納得いかない。

そう、強制保険だから金額は全国一律。選べない分、いつ・いくら上がるかだけ正確に知っておく必要がある
いつから、いくら上がるのか。13年前と何が違うのかまで整理する。
普通車+910円、軽自動車+1,120円。11月1日からの新料金
インズウェブの解説および自動車保険の基礎知識サイトの記事によると、自賠責保険の基準料率が2026年11月1日から全車種平均6.2%上がる。自家用乗用車(普通車)の24か月契約は17,650円から18,560円へ910円増。軽自動車の24か月契約は17,540円から18,660円へ1,120円増。原付(125cc以下)の12か月契約は6,910円から7,730円へ820円増える。軽自動車の方が増額が大きいのは意外だった。
新料率が適用されるのは、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約。つまり、10月31日までに車検を通して自賠責を更新していれば旧料金のままで、車検が11月以降にずれ込む人から新料金になる。境目はそこだけだ。自賠責は車検とセットで2年ごとに更新するのが一般的なので、「前回更新したのが2024年の秋以降」という人は、次の車検がちょうど改定後に当たる可能性がある。
値上げの理由は2つ。ひとつは保険の契約・管理や保険金の支払いにかかるコストが、物価や賃金の上昇で増えていること。もうひとつは、2023年に行われた料率引き下げの原資だった滞留資金が、支払いの進行で当初の7,239億円から約2,000億円減ったため、調整が必要になったこと。前回の値上げは2013年。実に13年ぶりの改定になる。
読者への影響。2年に1回だから「上がったこと」自体に気づきにくい
自賠責保険の厄介なところは、毎年ではなく2年ごとの車検のタイミングでまとめて払う点。先月の首都高速の料金改定のように毎日の通行で感じる値上げとは違う。「前回いくら払ったか」を覚えていないと、上がったことにすら気づかない。うちの場合も、車検の見積書を見て初めて「あれ、前より高くない?」と気づくタイプだった。
910円・1,120円という金額だけ見ると大きくはない。正直、最初に数字だけ見たときは「その程度か」と思った。ただ、自賠責は車検費用の一部でしかなく、車検自体には重量税・点検費用・部品交換などが別にかかる。自賠責だけが上がっても気づきにくいが、車検費用の総額は毎回少しずつ積み上がっていく。2年単位で見れば、ガソリン代や高速料金の値上げと合わせて、車を持つコスト全体がじわじわ上がっている年だと捉えたほうが実感に合う。
対象は自動車だけでなく、原付・軽二輪・二輪も含まれる。バイクも対象だ。忘れがちだ。通勤や買い物で原付・バイクを使っている人も、次の更新で820円前後の増額があることは覚えておきたい。
次の車検までにすべきこと
自賠責保険の値上げに備える段取り
- 次の車検・契約更新がいつか確認する。11月1日以降に保険期間が始まる契約から新料金になる
- 前回の自賠責の金額を車検証入れや見積書で確認。910円(普通車)・1,120円(軽)の差額を把握しておく
- 車検費用の見積もりは早めに取る。自賠責以外の重量税・点検費用も含めた総額で予算を組む
- バイク・原付も対象。更新時期が近いなら同じタイミングで確認しておく
車の固定費では、今年は首都高速の料金も10月1日から値上げになっている。普段からよく高速を使う人は、合わせて見ておくと今年の「車の固定費が上がった分」が見えやすい。ガソリン代を抑える方法はガソリンを安く入れるコツ12選にまとめている。固定費全体を見直したい人は固定費4項目を見直した記録も参考になる。

うちの車検、確か来年の春だった気がする…新料金になるのかな

春なら確実に新料金だね。1,000円弱の話だけど、見積書が来たときに「値上げのせいか」とわかっているだけで気持ちは違うよ
自賠責保険値上げ Q&A
Q. いつから新料金になる?
2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約からです。10月31日までに更新した分は旧料金のままで、次回の更新時に新料金が適用されます。
Q. いくら上がる?
普通車(24か月)は17,650円から18,560円へ910円増。軽自動車(24か月)は17,540円から18,660円へ1,120円増です。原付(12か月)は6,910円から7,730円へ820円増えます。
Q. なぜ値上げするの?
保険の契約・管理や保険金支払いにかかるコストの上昇に加えて、2023年の料率引き下げの原資だった滞留資金が支払いの進行で減ったため、調整が必要になったからです。前回は2013年。13年ぶりの改定になります。
まとめ
自賠責保険は2026年11月1日から13年ぶりに値上げする。普通車+910円、軽自動車+1,120円、原付+820円(いずれも代表的な契約期間での金額)で、対象は11月1日以降に保険期間が始まる契約から。差額は小さい。でも2年に1回しか払わないぶん気づきにくいので、次の車検・更新のタイミングで見積書を確認しておくと、慌てずに済む。

次の車検の予定、今日のうちにカレンダーで確認しておこう

1,000円弱でこんなに語れるの、うちらだけだと思う
