海外に出る前、旅行かばんの中身より先に確認しておきたいのが保険だ。「楽天カードを持っていれば海外旅行保険は大丈夫」という話をよく聞くが、実際は持っているカードの種類で補償の出方がまるで違う。楽天カード公式サポートのFAQを基準に、何がどこまで守られるのかを確認した。

楽天カード持ってるから海外旅行保険はついてるニャ、で合ってる?

半分正解。ついてるけど「使うには条件がある」付き方なんだ。普通の楽天カードとゴールドは、何もしなくても保険が有効になる自動付帯じゃない。

えっ、持ってるだけじゃダメなのニャ!?
自動付帯と利用付帯、まず何が違うか
自動付帯は、カードを持っているだけで保険が発生する。利用付帯は、出国前に決まった条件でカードを使っていないと保険そのものが有効にならない。楽天カード公式サポートの回答はこうだ。
「会員資格期間中、下記ご利用条件を満たした場合に海外旅行傷害保険が付与されます。保険が有効となるには、日本を出国する以前に『募集型企画旅行の料金』に該当する代金を利用条件のある楽天カードで支払っていることが条件になります」
つまり、ツアー代金のような「募集型企画旅行の料金」を対象カードで事前に払っていないと、保険は始まっていない。ここが一番ひっかかりやすい。航空券だけを個人で予約した場合に同じ扱いになるかは曖昧さが残るため、現地へ行く前に楽天カード保険デスク(0120-456-029)へ自分の予約内容を伝えて確認したほうが確実だ。
カード種類別の補償額
| カード | 付帯方式 | 傷害死亡・後遺障害の最高額 |
|---|---|---|
| 楽天カード(通常) | 利用付帯のみ | 2,000万円 |
| 楽天ゴールドカード | 利用付帯のみ | 2,000万円 |
| 楽天プレミアムカード | 自動付帯+利用付帯 | 5,000万円(自動4,000万円+利用1,000万円) |
数字だけ見るとプレミアムカードの5,000万円が目立つが、通常カードとゴールドカードの2,000万円も「条件を満たせば」ちゃんと機能する額ではある。年会費が無料〜低めの通常カードで2,000万円の補償が動くこと自体は、使い方次第で十分に実用的だ。
傷害治療費用や携行品損害など、死亡・後遺障害以外の補償の内訳は、カードのランクやその時点の契約内容で変わる場合がある。死亡・後遺障害の最高額以外の細目はとした。数字は変わることがあるので、出発前に楽天カード公式の海外旅行傷害保険ガイドで自分のカードの分を直接確認してほしい。正直、ここを飛ばして出国する人は多い。

うちの場合は普段は通常カードで、長めの海外旅行のときだけツアー代金をそのカードで払うようにしてる。これだけで条件は満たせる。カードを変える必要はなかった。

カードを変えなくても、払い方を変えるだけでいいのかニャ。
他のクレジットカードの海外旅行保険と比べる
海外旅行保険だけを基準にカードを選ぶなら、他社カードの条件も見ておきたい。クレジットカードの海外旅行保険おすすめでは複数社の自動付帯・利用付帯の違いを比較している。年会費を払ってでも手厚くしたい人はプラチナカードの比較、まず1枚目を選ぶ段階の人は定番2枚の比較も参考になる。
よくある質問
Q. 複数のカードを持っていると保険金額は合算される?
A. 利用付帯の保険は、条件を満たしたカードが複数あれば合算されるケースがある。手持ちのカードごとに条件を満たしているか、出発前に保険デスクへ確認するのが確実だ。
Q. 家族カードにも保険はつく?
A. 家族カードは本会員の契約内容に準じることが多いが、条件や金額が本会員と同じとは限らない。契約内容は家族カードの券面に記載のカード会社窓口で確認したほうがいい。
Q. 利用付帯の条件を満たせなかったら、保険は一切使えない?
A. そのカードの旅行保険は使えないが、海外旅行保険単体の商品に別途加入する手段は残っている。出発直前に気づいた場合は、空港の窓口やオンラインで加入できる保険会社のプランを確認するのが早い。
結局のところ、持っているカードの名前よりも「出国前にどう払ったか」の方が保険の有無を決める。次の海外旅行の前に、自分のカードがどちらのタイプか、一度だけ確認しておく価値はある。
