本文へ移動
  1. ホーム
  2. お金
  3. 楽天NISAのデメリットは?始める前に知っておきたい4つの制約
お金

楽天NISAのデメリットは?始める前に知っておきたい4つの制約

楽天NISAのデメリットは?始める前に知っておきたい4つの制約

楽天NISAは始めやすいとよく言われる一方で、公式サイトの案内を細かく読むと「思ったより時間がかかる」「他社と比べると見劣りする」部分もある。楽天NISAの始め方で整理した手順の裏側にある、始める前に知っておきたい制約をまとめた。投資にはリスクがある。この記事は特定の判断をすすめるものではない。

ちょぴ
ちょぴ

楽天NISA、いいことばかり聞くけど本当にデメリットは無いのかニャ?

ログ
ログ

仕組みそのものの制約と、楽天証券だから気になる点を分けて考えよう。

口座開設から取引まで思ったより時間がかかる

NISA口座は税務署の審査が必要なため、口座開設の流れで触れたとおり、申し込みから正式な非課税口座になるまで公式の案内で通常1〜2週間ほどかかる。意外と長い。「今日申し込んで今日から非課税で買う」というイメージで始めると、審査中は仮開設という扱いになる点にギャップを感じるかもしれない。

他社でNISA口座を持っていると開設できない場合がある

NISA口座は制度上1人1つしか持てない。1人1つ。すでに他の金融機関でNISA口座を開設している状態で楽天証券に申し込むと、税務署審査の結果によって楽天証券側の開設が通らず、取引が課税口座(一般口座)に切り替わることがある。乗り換えを考えている場合は、先に現在の口座をどう扱うかを確認しておく必要がある。変更できる年のタイミングには手続き上の期限があるため、乗り換え前に公式サイトで最新の条件を確認したほうがいい。

クレカ積立のポイント還元率は0.5%からスタート

投信積立を楽天カードで決済したときのポイント還元率は、対象ファンドの条件によって変わる。公式サイトの案内では、代行手数料が年率0.4%未満のファンドの場合、通常の楽天カードは0.5%。低い。正直、調べる前はもっと高いと思っていた。ゴールドカード0.75%、プレミアムカード1%、ブラックカード2%と、持っているカードのランクで差がつく仕組みだ。この還元率は過去に見直された実績があり、将来また変わる可能性がある。他社の証券会社の数字と比べて良い・悪いを論じても、両方とも変わりやすい以上、あまり意味がない。申し込む時点の最新の数字を見比べるほうが実用的だ。

ちょぴ
ちょぴ

カードのランクで還元率が変わるのは、持ってるカード次第で損得が出そうニャ。

ログ
ログ

うちは普通の楽天カードだから0.5%。それでも積立額に対するポイントは積立しない場合よりは増えるから、気にせず続けてる。

使った枠はすぐには復活しない

生涯の非課税保有限度額(1,800万円)は、商品を売却すればその分の枠が復活して再利用できる仕組みになっている。ただし復活するのは「翌年以降」。売った同じ年には使えない。待つしかない。急にまとまった資金が必要になって売却した場合、その年のうちに同じ枠で買い直すことはできない。この時間差は、実際に資金を動かす段になって初めて気づく人が多い点だと思う。

クレカ積立の上限額は決して高くない

楽天カードでの投信積立は月10万円まで、楽天キャッシュ決済と合わせても月15万円が上限になる。まとまった金額を一度に非課税で運用したい場合、クレジットカード決済だけでは成長投資枠(年240万円)を使い切るのに時間がかかる。現金(銀行振込等)での買付も併用する前提で考えておく必要がある。

特に成長投資枠を年間上限の240万円まで使いたい場合、月換算では20万円が目安になる。クレカ決済と楽天キャッシュ決済を合わせた15万円だけでは足りない。残り5万円は銀行口座からの買付で埋める必要がある。「クレカ積立だけで枠を使い切れる」と思っていると、実際の上限との差に戸惑うことになる。

よくある質問

Q. デメリットが多いなら楽天証券以外にすべき?

A. この記事は特定の証券会社をすすめる・やめさせる内容ではない。手数料や還元率の条件は各社で変わるため、自分が重視する点(手数料の低さ、ポイントの使い道、操作画面の使いやすさなど)を基準に比較したほうがいい。

Q. 一度決めたら他社に変更できない?

A. 制度上は年単位で変更できるが、手続きには期限があり、その年の途中で簡単に切り替えられるわけではない。最初の証券会社選びは、ある程度長く使う前提で決めたほうが手間が少ない。

Q. ポイント還元率が下がったら損?

A. 還元率が下がっても、積立で得られる非課税のメリット自体が無くなるわけではない。ポイントはあくまで上乗せの特典と考えて、制度本体の非課税メリットと分けて見たほうがいい。

Q. デメリットを避けるために一番先にやることは?

A. 他社でNISA口座を持っていないか、持っている場合は乗り換えの手続き期限がいつかを確認すること。そこが肝心。ここでつまずくと、口座開設のやり直しに一番時間がかかる。

NISA口座内の損失は他の利益と相殺できない

これは楽天証券に限らず、NISA制度全体に共通する制約になる。通常の課税口座(一般口座・特定口座)であれば、ある商品で出た損失を別の商品の利益と相殺する「損益通算」ができるが、NISA口座の中で出た損失はこの対象にならない。救済はない。非課税になるのは利益が出たときの話で、損失が出たときに税金のうえで報われる仕組みは用意されていない。

成長投資枠で個別株を買う場合の留意点

つみたて投資枠が投資信託中心なのに対し、成長投資枠では個別の株式も対象になる。投資信託に比べて値動きが大きくなりやすく、1つの銘柄に集中すると資産全体の値動きも大きくなる。非課税という制度の有利さと、個別株特有のリスクは別の話なので、枠が非課税だからという理由だけで投資先を選ぶのは避けたほうがいい。

個別株は投資信託と違って、1社の業績や経営判断がそのまま値動きに直結する。非課税の枠を使っていても、値下がりによる損失が消えるわけではない。安全ではない。「非課税だから安全」という考え方自体がそもそも間違いで、非課税は税金の話、リスクは別の話だと分けて考える必要がある。

デメリットといっても、仕組み上の制約を知っていれば避けられるものが多い。開設にかかる時間、枠の復活タイミング、カードのランクによる還元率の差、損益通算できない点。始める前にこの4つを頭に入れておくだけで、始めたあとの「思ってたのと違う」は減らせる。

関連: 楽天NISAの始め方/楽天証券の口座開設の流れ

同じカテゴリの記録