こんにちは、choppiです。
ホテルをキャンセルしたいけど、キャンセル料を払うのもったいないな......
ホテルのキャンセル料って無料にならないのかな?
こんな悩みを抱えている方に向けて、本記事では【ホテルのキャンセル料がかからない方法】について解説します。
✔ 本記事を読むことで解決できるお悩み
- ホテルでキャンセル料がかかるのはなぜ?
- ホテルのキャンセル料がかからない方法を知りたい!
- キャンセル料がかかる場合の支払い方法は?
- ホテルの予約をするときに注意しておくべきことは?
✔ 本記事の信頼性
記事を読み終えると、「ホテルでキャンセル料が発生する理由」を理解した上で、「ご自身のホテルのキャンセル料が無料になるのかどうか」が分かるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは、早速順番に解説していきます。
もくじ
ホテルでキャンセル料が発生する理由
前提として「ホテルの予約をしてキャンセルすると、なぜキャンセル料がかかるのか」を理解しておきましょう。
「実際に利用してないんだからお金を取らないでよ」と思う方もいるかもしれませんが、ホテルがキャンセル料を定めるには以下のようなちゃんとした理由があります。
予約は顧客と事業者の間で締結された「契約」だから
とりあえず押さえておこうと気軽にホテルを予約をすることもあると思いますが、予約はれっきとした「契約」です。
これはホテルに限らず、レストランや美容院などの他のサービスの予約でも同じです。
顧客と事業者(ホテル側)との手続きが完了した時点で、顧客には原則として予約内容を履行する義務が発生します。
その契約を破棄することになるため、キャンセルを防止するためにもキャンセル料を設定しています。
予約が入ると準備にコストがかかっているから
顧客から宿泊予約が入ると、ホテルは予約の調整や客室清掃、食材の仕入れなどの準備をしていきます。
こうした準備には人件費や食材費といったコストがかかっており、キャンセルされると赤字になるリスクがあります。
特に直前になればなるほど、代わりの宿泊客の確保が難しくなるため、「前日キャンセルは宿泊代の100%、当日キャンセルは50%」といったキャンセル料金が設定されているのです。
ホテルのキャンセル料を支払わないとどうなるのか
前述で、ホテルのキャンセル料金を支払うべき理由が分かったと思います。
もしホテルからキャンセル料を請求されているにも関わらず、支払わなかった場合はどうなるのでしょうか?
ホテルの顧客データとして記録される
まずキャンセル料を支払わなかった顧客として、その情報がホテルの顧客データに残ります。
「キャンセル料を払わない人だな」と認識され、次回の予約受付時に影響が出る可能性があります。
予約できないまではいかないと思いますが、ホテルマンも人間なので、眺望の良いお部屋は他の顧客にするというような調整はされるかもしれません。
最悪の場合は損害賠償を請求される
ホテルからの請求を無視し続けたり、ホテルと揉めるようなことがあれば最悪の場合、民事訴訟に発展してしまいます。
訴訟を起こされたら、「キャンセルポリシーを載せていないような悪質なホテル」でなければ確実に顧客側が敗訴します。
損害賠償を請求されるまで事態が悪化する可能性もあるため、キャンセル料金はきちんと支払うようにしましょう。
ホテルのキャンセル料がかからなかった事例
ホテルをキャンセルすると、基本的にはキャンセル料金がかかりますが、かからない場合もあります。
体験談も交えてご紹介していきますね。
台風で飛行機が欠航した
台風などの自然災害が起きてホテルにたどり着けない場合、キャンセル料がかからないことがあります。
特に私が勤めていた宮古島(沖縄)では台風による飛行機の欠航はしょっちゅうで、キャンセル料は無料で対応をしていました。
ただし、キャンセル料を無料にするかどうかはホテルの判断によります。
必ず無料になるわけではないので、予約したホテルに問い合わせるようにしましょう。
台風が来た場合の対処法については以下の記事でまとめているので、気になる方は併せてご覧ください!(沖縄旅行じゃなくても参考になると思います。)
感染症で外出できなくなった
新型コロナウィルスが拡がったタイミングでのホテルの予約キャンセルでも、キャンセル料は無料で対応しているホテルが多かったようです。
私が勤めていたホテルでもキャンセル料は無料でした。
経営的には大打撃ですが、来たくても来れないお客さんの気持ちも考えると、ホテル側もお金を頂くのは申し訳ないと考えるんだと思います。
旅行に行ける状況ではなくなるので、今後も同じような感染症が起きたらキャンセル料はかからないかもしれません。
体調不良で旅行が難しくなった
親切なホテルであれば、体調不良でもキャンセル料を無料にしてくれる可能性があります。
ただの風邪レベルだと難しいかもしれませんが、コロナやインフルエンザ、重い病気にかかってしまった、などの理由であれば可能性はあります。
私も実際、インフルエンザにかかってしまったから予約をキャンセルしたいという連絡を受け、上長に相談してそのお客さまのキャンセル料を無料にしたことがあります。
これはホテルスタッフや上長の判断、そのときのホテルの状況によって左右されるため、「相談次第では無料になるかもしれない」程度に考えてください。
ホテルをキャンセルする方法(無料になる可能性あり)
通常のキャンセルであれば、予約したサイト(楽天トラベルやadodaなど)の管理画面からキャンセルができます。
キャンセル料がかかる日程になってしまった場合、且つ事情があってキャンセル料をかからないようにしたい場合はホテルに直接電話をしてみましょう。
台風よる欠航の場合はキャンセル連絡が殺到するため、まずはホテルの公式サイトを確認してWEB上で対応してもらえそうだったらそのまま手続きしましょう。
WEB上だと不安だったり、体調不良などの個人的な理由がある場合は、ホテルに直接電話で相談すると、無料にしてくれる可能性があります。
キャンセル料の支払い方法
もしキャンセル料がかかることになってしまった場合、どうやって支払うのか気になりますよね。
以下の2パターンでそれぞれ解説します。
現地決済
現地決済(予約日当日、ホテルに到着したら払う方法)を選択していた場合、後日ホテルからメールや予約サイト経由などで「請求書」が送られてきます。
支払い方法は銀行振込、コンビニ振り込み、クレジットカード決済などいろいろあり、ホテルによるので指定の方法で支払いましょう。
事前決済
事前決済(予約時に既に決済を済ませておく方法)を選択していた場合、すでに代金を支払った状態なので、キャンセル料が差し引かれた代金が返金されます。
例えば、予約日当日にキャンセル手続きをして宿泊代金の100%がかかる場合であればそのまま、宿泊代金の50%がかかる場合であれば残りの50%は返金される、という具合です。
ホテルを予約するときに注意しておくこと
ホテルを予約する際、「キャンセルポリシー」の欄は確認しているでしょうか?
ほとんどの方はキャンセルするつもりで予約していないので、あまり見ていないかもしれませんが、ホテルや宿泊プランによって規定は異なります。
(以下の画像はアパホテルの場合のキャンセルポリシーです)
引用:アパホテル宿泊約款
よくあるのは当日キャンセルだと宿泊代金の100%、前日だと50%、3日前までだと20%、という感じで設定されています。
ホテルを予約する前にキャンセルポリシーを確認しておくことで、何日前までならキャンセル料がかからないのかを把握することができ、早めの判断によって無駄な出費を避けることにも繋がります。
まとめ
最後に、本記事で解説した内容をおさらいしておきましょう。
- キャンセル料がかかる理由は、予約は契約であり、コストもかかるためである
- ホテルのキャンセル料を支払わないと顧客データに残り、次回以降の予約に影響が出ることがある
- ホテルからのキャンセル料の請求を無視し続けると、最悪の場合は損害賠償を請求されるリスクがある
- ホテルのキャンセル料がかからない事例としては「自然災害」「感染症」「体調不良」などである
- キャンセル料が無料になるかもしれない理由がある場合、ホテルに直接電話すると無料にしてくれる可能性がある
- キャンセル料の支払い方法は、現地決済だと請求書、事前決済だと返金対応が一般的
- ホテルを予約するときにはキャンセルポリシーをきちんと確認しておく
今回の内容を理解しておくと、ホテルの予約キャンセルをスムーズに行えるようになるはずです。
「基本的にはキャンセル料はかかってしまうこと」、無料になる可能性がある理由の場合は「ホテルに電話で事情を丁寧に説明して相談すること」を念頭に置きましょう。
特にキャンセルする理由になることが多い「台風」が起きた場合の対処法については以下の記事でまとめています。