「ラグジュアリーカード」と検索窓に入れると、そのあとに「恥ずかしい」「怪しい」「庶民」という言葉が並んで出てきます。調べてみると、この3つの言葉はだいたい同じところから出ていて、金属でできた見た目・年会費の高さ・中身が見えにくい招待制のグレード、この3点にまとまります。それぞれの言葉を否定も肯定もせず、なぜそう言われるのかを1つずつ分けて見ていきます。

え、カードなのに「恥ずかしい」って検索されてるの?お金持ちが持つカードだよね?

そう。その言葉が検索されているのは事実だから、悪口かどうかを決める前に、どこから出てきた言葉なのかを分けて考えたほうが早いよ。
検索されている言葉を、まず並べてみた
ラグジュアリーカードについて調べられている言葉には、こんなものがあります。
- ラグジュアリーカード 恥ずかしい
- ラグジュアリーカード 怪しい
- ラグジュアリーカード 庶民
- ラグジュアリーカード 評判
先に一つ断っておくと、こういう言葉が検索されていることと、実際に誰かがそう言ったかどうかは別の話です。検索されている言葉は「その言葉で調べた人がいた」という記録であって、評価そのものではありません。だからこの記事では、どこかで見つけた口コミを紹介するような書き方はしません。公式サイトに書いてある内容と、そう言われそうな理由の推測を、はっきり分けて書きます。
この記事での書き分け
「公式サイトに書いてある」と書いたところは、公式サイトで確認できた事実です。「〜と考えられます」と書いたところは、あくまで推測です。金額はすべて2026年9月12日時点で公式サイトに載っていたものだけを使っています。
「恥ずかしい」と言われる理由として考えられること
理由1:金属製で、とにかく見た目が目立つ
ラグジュアリーカードは、カードの素材が金属です。国際ブランドはMastercard。プラスチックのカードが当たり前の場所で金属のカードを出すと、見た目も、机に置いたときの音も違います。支払いのたびに視線が集まるのが気まずい、という感覚が「恥ずかしい」という言葉になっているのではないか、というのが素直な推測です。
ただ、これは目立つ持ち物を出したときに起きる話で、カードの中身が良いか悪いかとは別の問題です。腕時計でも靴でも、周りと違うものを持てば同じことが起きます。気になる人には気になるし、気にならない人にはまったく気にならない、というだけです。
理由2:年会費が高くて、なぜ払っているか説明しづらい
もう一つは金額です。年会費は一番下のグレードでも55,000円(税込)。月に直すと4,600円ほどで、人に言ったら「そんなに払ってるの」と返ってきそうな金額帯です。自分の中で「なぜ払っているのか」を言葉にできていないと、聞かれたときに気まずくなる。この気まずさも「恥ずかしい」に混ざっていそうです。

たしかに、友だちに「なんでそのカードなの?」って聞かれて答えられないとちょっと困るかも。

だから後ろのほうで、払う価値があるかを自分で判断するための物差しを2つ置いておくね。
「怪しい」と言われる理由として考えられること
理由3:発行している会社の名前が聞き慣れない
ラグジュアリーカードを発行しているのは、株式会社アプラスです。アプラスは新生銀行グループの会社。ここが「怪しい」と言われる一番大きな原因ではないか、と考えられます。日本で名前をよく見かけるカード会社ではないぶん、初めて見た人が「これ、どこが出しているカードなんだろう」と引っかかるわけです。
ただ、発行会社が新生銀行グループのアプラスであることは、公式サイトに書かれている情報です。調べればすぐ確認できます。「聞いたことがない」と「実体がない」は、まったく別のことです。
理由4:招待制のグレードがあって、中身が見えない
ラグジュアリーカードには、招待制のブラックダイヤモンドというグレードがあります。招待制なので、年会費も招待の条件も公表されていません。公表されていない=調べても情報が出てこないので、検索した人からすると「一番上のグレードがよく分からない」という状態になります。この見えなさが「怪しい」という言葉と結びついているのではないか、と考えられます。
なお、招待制グレードの年会費として具体的な金額を見かけることがありますが、公式に公表されていない以上、この記事では金額を書きません。
数字を見たときの確かめ方
年会費・還元率・特典の金額は、公式サイトに書いてあるかどうかで判断してください。招待制のグレードのように「公表されていない」ものは、どこかで見た数字でもそのまま信じないほうが安全です。
「庶民には手が届かない」のか、年会費で見てみる
公表されている3つのグレードの年会費とポイント還元率は、次のとおりです(税込)。
| グレード | 年会費(税込) | ポイント還元率 |
|---|---|---|
| チタン | 55,000円 | 1.0% |
| ブラック | 110,000円 | 1.25% |
| ゴールド | 220,000円 | 1.5% |
ブラックダイヤモンドは招待制で、年会費は公表されていません。
「庶民」という言葉で検索されているのは、この55,000円から220,000円という金額を見て「自分が毎年払う金額ではないな」と感じた人が多いからだと考えられます。ただ、年会費が高いことと、持てるかどうかは別の話です。審査の基準や必要な年収は公式に公表されていないので、「年収いくらから」といった数字はこの記事では書けません。年会費の高いカードには審査があると一般には言われますが、通る通らないを判断できる材料は公開されていません。
年会費に見合うかを自分で決める、2つの物差し
高いか安いかは人によって答えが変わるので、判断する物差しを2つに絞ります。
物差し1:1年でいくら決済するか
ポイント還元のぶんだけで年会費を取り戻せるのか、例えばの数字で計算してみます。ここでは例えばチタン(年会費55,000円・還元率1.0%)で考えます。
例えば1年で100万円を決済したとすると、還元率1.0%なので1万円ぶんのポイント。年会費55,000円に対して1万円ぶんなので、還元だけではまったく届きません。例えば1年で550万円を決済して、ようやく1.0%が55,000円に並びます。
ゴールド(年会費220,000円・還元率1.5%)でも同じように見てみると、例えば1年で1,000万円を決済して1.5%なら15万円ぶん。これでも年会費の220,000円には届きません。つまり、ポイント還元だけで元を取ろうとすると、どのグレードでもかなり大きな決済額が必要になります。これは計算上の話で、貯めたポイントを何に交換するかによって受け取る価値は変わります。
物差し2:付いてくるサービスを実際に使うか
公式サイトに書かれている特典の一つに、GHA DISCOVERYのチタン会員ステータスへの無条件招待があります。GHA DISCOVERYは、世界100カ国以上・850以上のホテルが加盟しているホテルのプログラムです。こういう特典は、年に何回ホテルに泊まるかで価値がまるごと変わります。年に一度も使わないなら、金額に換算する意味はありません。
この2つを自分の生活に当てはめて、それでも金額が足りないと感じるなら、年会費の残りの部分は「金属のカードを持っていること自体」に払っていることになります。そこに価値を感じるかどうかは、完全に好みの話です。ここを自分でどう考えるかがはっきりすれば、冒頭の「恥ずかしい」も「庶民」も、他人の言葉として置いておけます。
ラグジュアリーカード: 申し込み導線をこの位置に-->向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 1年の決済額が大きく、支払いをこのカードにまとめられる人/ホテルの特典を年に何度も使う予定がある人/年会費を「持ち物への支出」として納得して払える人/法人や個人事業主で、年会費を経費として計上したい人 |
|---|---|
| 向いていない人 | ポイント還元だけで年会費の元を取りたい人/1年の決済額が数十万円ほどの人/人の目が気になって金属のカードを出しづらい人/特典を使う予定がまだ立っていない人 |
法人カードについて補足しておきます。ラグジュアリーカードには法人決済用のカードもあり、グレードは同じ3種類で年会費も同額です。公式サイトでは、年会費を経費として計上できること、決済日より引き落とし日が後になるためキャッシュフローに余裕が出ること、経費の決済をまとめると資金の流れを管理しやすいことが利点として挙げられています。スタートアップや個人事業主も利用できるとされています。
よくある質問
ブラックダイヤモンドの年会費はいくらですか?
公表されていません。招待制のグレードで、年会費も招待の条件も公式サイトに金額の記載がないため、この記事では書きません。どこかで金額を見かけても、公式で確認できないものとして扱ってください。
発行会社のアプラスを聞いたことがないのですが、大丈夫でしょうか
株式会社アプラスは新生銀行グループの会社で、発行会社として公式サイトに書かれています。名前になじみがないだけで、どこが出しているか分からないカードではありません。
学生や20代でも持てますか?
審査の基準や必要な年収は公式に公表されていません。年会費の高いカードには審査があると一般には言われますが、持てるかどうかをこの記事で断定することはできません。申込条件は公式サイトで確認してください。
一番安いグレードはどれですか?
公表されている3つのグレードのうち、チタンが年会費55,000円(税込)で一番低い金額です。ポイント還元率は1.0%です。
法人カードも年会費は同じですか?
法人決済用のカードも同じ3グレードで、年会費は個人向けと同額です。
まとめ
- 「恥ずかしい」は、金属製で目立つことと、年会費の理由を人に説明しづらいことから出ている言葉だと考えられる
- 「怪しい」は、発行会社のアプラス(新生銀行グループ)になじみがないことと、招待制のブラックダイヤモンドの中身が公表されていないことから来ていると考えられる
- 年会費は税込でチタン55,000円・ブラック110,000円・ゴールド220,000円。還元率は順に1.0%・1.25%・1.5%
- ポイント還元だけで年会費の元を取るには、どのグレードでもかなり大きな決済額が必要になる
- 判断の物差しは「1年でいくら決済するか」と「特典を実際に使うか」の2つ。ここが決まらないうちは、他人の言葉で決めなくていい

結局のところ、「恥ずかしい」も「庶民」も、そのカードの性能の話じゃなくて、周りの目と金額の説明のしにくさの話だったね。

じゃあわたしは、まず月4,600円ぶん堂々と言い訳できる人間になるところから始めるね!
※年会費・特典・ポイント還元率は2026年9月12日時点で公式サイトを確認した内容です。最新の内容は公式サイトでご確認ください。