「とりあえずPayPayに好きなクレカを登録しておけば大丈夫」——その前提が、いよいよ通用しなくなりました。
PayPayで他社のクレジットカードを直接ひもづけて支払う方式が、2026年8月末で終了しました。9月からは、他社カードで「他社カード利用券」を買い、それをPayPayの支払いに充てる形に変わります。ただし例外もあり、三井住友カード発行の一部カードはこれまで通り。自分のカードがどちら側かで、対応がまるで変わります。

え、うちPayPayに楽天カード登録してるよ。もう使えないってこと?

直接の“ひもづけ払い”はもう終わり。使いたいなら利用券を買う一手間が要る。正直めんどくさい。だからこの機会に、支払いの主役を組み直したほうが早いよ。
何が、いつから、どう変わったのか。うちの財布に置き換えて、どう動くのが得かまで整理します。
何が、いつから変わったのか
PayPayの発表を、家計に効く順で整理します。カギは3つです。
| いつ | 何が変わった |
|---|---|
| 2026年7月1日〜 | 「他社カード利用券」の提供を順次スタート(約1か月かけて拡大) |
| 2026年8月末 | 他社クレジットカードの“直接ひもづけ払い”を終了 |
| 継続 | 三井住友カード発行の個人向けカードは従来どおり利用可(例外) |
いちばん影響が大きいのが、8月末での直接利用の終了です。これまではPayPayアプリに他社のクレジットカードを登録すれば、そのカード払いで残高いらずに支払えました。この方式が使えなくなりました。代わりに登場したのが「他社カード利用券」。手持ちの他社カードでアプリ内から利用券を購入し、その分をPayPay加盟店で使う仕組みです。対象はVisaとMastercardのみで、JCBやAmexは対象外。購入は1万円単位で、上限は25万円まで。購入時も利用時も、追加の手数料はかかりません。細かい条件はPayPay公式のお知らせに載っています。
ここで見落としたくないのが例外。三井住友カードが発行する個人向けカード(ANAカードやAmazon Mastercardなどの提携カードを含む)は、これまで通りの直接払いを続けられます。もともとPayPayと三井住友カードは関係が深く、ここだけ扱いが違う。経緯は2025年以降の他社カード利用についての案内にも書かれています。
うちの財布なら、どう動く?
正直な感想を先に言うと、利用券方式は「使えなくはないけど、続けたくはない」やり方です。買い物のたびに、あるいは事前に、いくらぶん使うか読んで利用券を買う。残高が足りなければまた買う。この一手間が地味に効く。うちも一度試しましたが、レジ前で足りなくて焦る場面がありました。日常使いには向きません。
じゃあどうするか。取れる道は、だいたい3つです。自分のカードと生活スタイルで選びます。
| あなたのカード/使い方 | おすすめの動き |
|---|---|
| 三井住友カード(個人)を持っている | そのままPayPayに登録して直接払いを継続でOK |
| PayPayをよく使う | PayPayカードに切り替える。「PayPayクレジット」に登録でき、最大1.5%還元の優遇がある |
| 楽天など他社カードが主力 | PayPay払いにこだわらず、そのカードのタッチ決済や別のペイに寄せる |

うち、PayPayも楽天も両方使ってる。どっちに寄せればいいの?

ふだんの買い物が楽天経済圏なら、無理にPayPayを主役にしなくていい。楽天カードのタッチ決済で1%戻る。PayPayは、PayPayカードに絞って使う。二兎を追わないのがいちばん貯まるよ。
うちの場合は、日常の支払いをカードのタッチ決済に戻しました。理由は単純で、還元率が読みやすいから。利用券をはさむと、ポイントの流れが分かりにくくなります。どこで何%戻るかが見えないと、家計は管理しづらい。PayPayをやめる必要はありませんが、「なんとなく他社カードひもづけ」の時代は終わった、と割り切るのが早いです。
実際に利用券を試したとき、いちばん困ったのが「いくら買えばいいか読めない」ことでした。少なめに買えばレジ前で足りなくなる。多めに買えば残高が寝る。1万円単位なので、こまかい調整がきかない。正直、コンビニでの数百円の買い物には、まったく向いていません。まとまった額を計画的に使う人以外は、無理に付き合わなくていいと思いました。
それと、勘違いしやすいのが「PayPay残高へのチャージ」との違い。銀行口座やATMからの残高チャージは、今回の変更とは別の話で、これまで通り使えます。今回なくなったのは、あくまで“他社クレジットカードを直接ひもづけて支払う”方式です。ここを混同すると、必要のない乗り換えをしてしまうので注意したいところ。
この機会にメインカードを見直すなら、還元1%以上のカードを一枚、生活の中心に据えるのが基本です。選び方は「クレジットカード最強の2枚」に、楽天カードの作り方は「楽天カードの作り方」にまとめています。ポイントを取りこぼさないコツは「楽天ポイントの貯め方」もどうぞ。
いま確認しておくことチェック
PayPay改定への備え
- PayPayに登録中のカードを確認。三井住友カード(個人)なら継続、それ以外は直接払い終了
- PayPayをよく使うならPayPayカードへ。「PayPayクレジット」で最大1.5%還元
- 利用券方式は無理に使わない。1万円単位・上限25万円、Visa/Mastercardのみ
- 他社カードが主力なら支払いを寄せ直す。タッチ決済や還元1%以上のカードへ
- ポイントの流れを一本化。二重運用をやめると管理も貯まりも良くなる
PayPay 他社クレカ Q&A
Q. 他社のクレジットカードは、もうPayPayで一切使えないの?
直接ひもづけての支払いは2026年8月末で終了しました。ただし「他社カード利用券」を買えば、間接的に使えます。対象はVisaとMastercardで、1万円単位・上限25万円まで。JCBやAmexは対象外です。
Q. 三井住友カードだけ、なぜ使い続けられるの?
PayPayと三井住友カードはグループとしての結びつきが強く、個人向けカード(ANAカードやAmazon Mastercardなどの提携カードを含む)はこれまで通りの直接払いを続けられます。自分のカードが三井住友カード発行かどうかは、券面や公式サイトで確認できます。
Q. いちばん手間がかからないのはどうすること?
PayPayをよく使うならPayPayカードへの切り替えが手っ取り早いです。「PayPayクレジット」に登録でき、最大1.5%のPayPayポイントが付く優遇もあります。逆にPayPayをあまり使わないなら、還元1%以上のカードのタッチ決済に寄せてしまうのが、いちばんラクで貯まります。
まとめ: 「なんとなくひもづけ」の時代は終わった
- PayPayの他社クレカ直接払いは2026年8月末で終了。9月からは利用券を買う方式
- 利用券はVisa/Mastercardのみ・1万円単位・上限25万円、手数料なし
- 三井住友カード発行の個人向けカードは例外で継続利用できる
- 手間を減らすなら、PayPayカードに絞るか、還元1%以上のカードへ寄せ直す

改定のたびに慌てないコツは、支払いの主役を1〜2枚に絞っておくこと。散らばってるほど、こういう変更で振り回される。

週末に、うちのペイとカード全部ならべて決める!…アプリ、何個入ってるんだろ。