- 楽天カードと楽天銀行カードって2枚持ちできないの?
- 楽天カードと楽天銀行カードの違いは何?
- 楽天カードと楽天銀行カードはどっちを発行すべきなの?
こういった悩みを解決できる記事になっています。
私は楽天カードを所有しており、楽天銀行のカードは通常のキャッシュカードを利用しています。
そんな中で『楽天銀行カード』というクレジットカード機能+キャッシュカード機能が付いたカードもあることを知り、2枚とも持つことはできないのか、普通の楽天カードとはどんな違いがあるのかを調べてみました。
本記事の冒頭では、前提として「楽天銀行カードの種類」を解説し、「2枚持ちできない理由と楽天カード・楽天銀行カードの違い」について順に解説していきます。
記事を読み終えると、『楽天カード』と『楽天銀行カード』の違いを理解することができ、どのカードを持つべきなのか分かりますよ。
最適なカードの組み合わせ、カードの切り替え方法についても解説してるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
もくじ
楽天銀行カードの種類と発行元
前提としてまずは、『楽天銀行カード』とはどんなカードなのか、何種類あるのかについて解説します。
楽天銀行カードの種類
楽天銀行カードは以下の3種類があります。
- 楽天銀行キャッシュカード:キャッシュカード
- 楽天銀行デビットカード:キャッシュカード+デビットカード
- 楽天銀行カード:キャッシュカード+クレジットカード
『楽天銀行キャッシュカード』は、銀行口座からお金を引き出すためのカードです。
『楽天銀行デビットカード』は、楽天銀行キャッシュカードの機能+デビット機能も付いているカードです。
デビット機能とは?
即時払い方式のカードで、利用と同時に銀行口座から引落されるキャッシュレス決済方法の一つです。
そして『楽天銀行カード』は、楽天銀行キャッシュカードの機能+クレジットカード機能も付いているカードです。
楽天銀行の口座開設時はこの3種類の中から1つ選び、お金を引き出せるカードを発行することになります。
そもそも楽天銀行のカードの中だけで、3種類も存在していたんですね...
3種類も楽天銀行のカードがあることに加えて、『楽天銀行カード』がクレジット機能が付いていることが分かりづらいネーミングであるため、混乱を招いているようです。
まとめると、『楽天銀行カード』とは「キャッシュカード兼クレジットカード」ということです。
楽天カードと楽天銀行カードは発行元の会社が違う
『楽天カード』は楽天カード株式会社、『楽天銀行カード』(上記で述べた3種類のカード)は楽天銀行が発行しています。
楽天カード株式会社が発行する『楽天カード』はキャッシュ機能がなく、「クレジット機能のみ」が付いたカードです。
発行元 | 種類 | 機能 |
---|---|---|
楽天銀行 | 楽天銀行キャッシュカード | キャッシュカード |
楽天銀行 | 楽天銀行デビットカード | キャッシュカード+デビットカード |
楽天銀行 | 楽天銀行カード | キャッシュカード+クレジットカード |
楽天カード株式会社 | 楽天カード | クレジットカード |
楽天カードと楽天銀行カードの2枚持ちはできない?
結論、『楽天カード』と『楽天銀行カード』は2枚持ちすることができません。
公式サイトにも以下の通り記載されています。
クレジットカード機能が付いたカードを重複して持つことはできないようです。
2枚持ちできる組み合わせ
クレジットカード機能が重複していなければ、2枚持ちすることができます。
クレジットカードと、楽天銀行を利用するために必要なカードの組み合わせは以下の2パターンです。
- 楽天カード × 楽天銀行キャッシュカード
┗機能:クレジットカード+キャッシュカード
- 楽天カード × 楽天銀行デビットカード
┗機能:クレジットカード+キャッシュカード+デビットカード
『楽天銀行カード』は他のカードとの組み合わせ不可ですが、『楽天カード』であれば「楽天銀行キャッシュカード」または「楽天銀行デビットカード」と組み合わせることができます。
また、楽天カード同士で2枚持ちすることも可能です。
「楽天カードは2枚持ちできる?」で詳しく解説しているので、気になる方は併せてご確認ください。
楽天カードと楽天銀行カードの違い
ここまで読むと、1枚でクレジットカード機能とキャッシュカード機能がついた『楽天銀行カード』の方が便利そうにも思えますが、実際はどうなのでしょうか?
クレジット機能が付いている『楽天カード』と『楽天銀行カード』を比較表にまとめたので見てみましょう。
楽天カード | 楽天銀行カード | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1% | 1% |
決済ブランド | ・JCB ・VISA ・Mastercard ・American Express | ・JCB |
付帯機能 | ・楽天ポイントカード ・楽天Edy | ・キャッシュカード |
付帯カード | ・家族カード ・ETCカード | ・ETCカード |
利用限度額 | 最高300万円 | 最高100万円 |
引き落とし口座 | 全国の金融機関 | 楽天銀行のみ |
デザイン | ・通常デザイン ・お買いものパンダデザイン ・ディズニーデザイン ・楽天イーグルスデザインetc | ・通常デザイン |
特典 | 入会&利用で5,000ポイント以上 | 入会&利用で5,000ポイント |
「年会費が永年無料」「ポイント還元率が1%」という部分は同じですが、以下7つに違いがあります。
それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
- 決済ブランド
- 付帯機能
- 付帯カード
- 利用限度額
- 引き落とし口座
- デザイン
- 特典
1. 決済ブランド
『楽天カード』は、JCB・VISA・Mastercard・American Expressの4種類から選べるのに対し、『楽天銀行カード』はJCBの1種類だけです。
VISAとMastercardは世界的に利用できる店舗が多い一方で、JCBは日本発のブランドであるため海外の加盟店は少なめです。
旅行や出張で海外に行く機会が多い方は、『楽天カード』にしておくと便利でしょう。
2. 付帯機能
『楽天カード』はクレジット機能に「楽天ポイントカード機能」と「楽天Edy機能」を付帯できます。
一方で『楽天銀行カード』はクレジット機能に「キャッシュカード機能」を付帯できます。
楽天ポイントカードとは?
楽天ポイントを貯められる店舗なら、クレジットカード利用ポイントと合わせて二重取りができる。
楽天Edyとは?
楽天グループが発行する「払い式電子マネー」で、200円につき1ポイント貯めることができる。
特に楽天ポイントを二重取りできるのはかなり魅力的ですね。
ポイントの二重取りよりも、「クレジット支払いからお金の引き出しまで1枚で済ませたい」という方は『楽天銀行カード』がおすすめです。
3. 付帯カード
『楽天カード』では「家族カード」と「ETCカード」を作ることができ、『楽天銀行カード』では「ETCカード」のみ作ることができます。
家族カードとは?
家族カードとは、本カード会員の楽天カードと同じ口座から、まとめて引き落とせる家族専用のカードです。本カード所有者と生計をともにする18歳以上の配偶者、両親、子供であれば利用できます。
上記のような家族カードを作りたい場合は、『楽天カード』を選ぶようにしましょう。
4. 利用限度額
『楽天カード』の利用限度額は最高300万円(楽天プレミアムカードの場合)、『楽天銀行カード』の場合は最高100万円です。
利用限度額とは、1ヶ月間に使えるクレジットカードでの支払い上限額のことです。
一般的に1ヶ月で100万円も枠があれば十分ですが、300万円まで利用する可能性がある方は『楽天カード』のプレミアムカードを選びましょう。
楽天カードはグレードによって限度額が違う!
- 楽天カード(一般カード):年会費永年無料/最高100万円
- 楽天ゴールドカード:年会費2,200円/最高200万円
- 楽天プレミアムカード:年会費11,000円/最高300万円
年会費のかからない通常の楽天カード(一般カード)の場合は、楽天銀行カードと同じく最高100万円なので注意しましょう。
5. 引き落とし口座
『楽天カード』は引き落とし口座を幅広く選べますが、『楽天銀行カード』は楽天銀行のみです。
楽天銀行カードを作ろうとしている時点で、引き落とし口座は楽天銀行にする前提だとは思いますが、楽天カードの方が汎用性が高いということを覚えておきましょう。
6. デザイン
『楽天カード』は通常デザインの他に、以下のような複数種類のデザインの中から選ぶことができます。
引用元:楽天カード申し込みページ
『楽天銀行カード』のデザインは、通常デザイン1種類のみです。
可愛い見た目やデザインにこだわりがわれば楽天カードの方が選択の幅が増えて良いでしょう。
楽天銀行カードのデザインはこちらです。
7. 特典
『楽天カード』を入会&利用すると、5,000ポイント以上もらうことができます。
『楽天銀行カード』も入会&利用で5,000ポイントもらえますが、それより増えることはありません。(2023年10月時点)
期間を狙う必要はありますが、より多くのポイントをゲットしたいなら『楽天カード』がおすすめです。
楽天カードと楽天銀行カードどっちを発行すべき?
結論、メリットの多い『楽天カード』を発行すべきでしょう。
たしかにクレジットカード機能とキャッシュカード機能が1枚のカードで集約されているのは便利ですが、それ以上に楽天カードのメリットが大きいです。
楽天カードを選ぶべきポイント
- 決済ブランドがJCB、VISA、Mastercard、アメックスの4種類から選べる
┗楽天銀行カードはJCBのみ - 「楽天ポイントカード機能」と「楽天Edy機能」を付帯できる
┗楽天銀行カードはキャッシュカード機能のみ - 利用限度額が最高300万円
┗楽天銀行カードは最高100万円 - お買い物パンダやディズニーデザインなど複数種類のデザインから選べる
┗楽天銀行カードは通常デザインのみ - 引き落とし口座は全国の金融機関で登録できる
┗楽天銀行カードは楽天銀行のみ - 「家族カード」と「ETCカード」を作ることができる
┗楽天銀行カードはETCカードのみ - 入会&利用で5,000ポイント以上もらうことができる
┗楽天銀行カードは5,000ポイントのみ
特に「決済ブランドでVISAやMastercardを選べること」「楽天ポイントカード機能があること」は大きなメリットです。
楽天銀行カードを選ぶことで、そのメリットを得られないのはもったいないかなと思います。
楽天カードと最適な組み合わせの楽天銀行カードはどれ?
とはいえ、楽天銀行の口座からお金を引き出すためにはカードが必要です。
前述した3種類の中でおすすめなのが『楽天銀行デビットカード』です。
発行元 | 種類 | 機能 |
---|---|---|
楽天銀行 | 楽天銀行キャッシュカード | キャッシュカード |
楽天銀行 | 楽天銀行デビットカード | キャッシュカード+デビットカード |
楽天銀行 | 楽天銀行カード | キャッシュカード+クレジットカード |
楽天カード株式会社 | 楽天カード | クレジットカード |
楽天カードと組み合わせることができるカードに『楽天銀行キャッシュカード』もありますが、キャッシュカード機能しか付いていません。
キャッシュカード機能+デビットカード機能も付いてる『楽天銀行デビットカード』を選んだ方がお得です。
デビットカード機能がついていれば、即時引き落としで銀行口座にあるお金をカードで利用することができ、海外のATMで現地通貨を引き出すこともできて便利ですよ。
「楽天カード×楽天銀行デビットカード」が最適な組み合わせと言えるでしょう。
楽天銀行デビットカードについては、以下の記事で詳しく解説しているので、気になった人はぜひチェックしてみてください。
楽天カード・楽天銀行カード間の切り替え方法
『楽天カード』と『楽天銀行カード』はどちらか1枚しか持てないことを知り、切り替えたいと思ったのではないでしょうか?
そこで、それぞれの切り替え方法について以下でまとめてみました。
楽天銀行カードから『楽天カード』への切り替え
楽天銀行カードから『楽天カード』に切り替える場合、一度解約して新規申込をする必要があります。(以前はインターネットで切り替え手続きができましたが、変更されました。)
解約は、楽天銀行へ電話で退会の連絡をします。
楽天銀行のお問い合わせ先
楽天銀行カスタマーセンター
0120-776-910(営業時間9:00~17:00)
※携帯電話、IP電話、海外からの場合
03-6832-2255(営業時間9:00~17:00※通話料有料)
参照:楽天カード公式サイト
その後1週間〜10日ほどあけて楽天カードの申し込みをしましょう。
退会の連絡をしてすぐに申し込みをしようとすると、退会手続きが完了しておらず、楽天カードの申し込みができないようになっています。
「お客様はすでに楽天カードをお持ちですので、再度、お申し込みいただくことができません。」と表示されてしまった場合は、日を改めて申し込みをしてみましょう。
また、楽天カードの申し込み方法は「楽天カードの作り方3ステップ」で詳しく解説しているので、ご確認ください。
私も実際に申し込みフォームに沿って入力していきましたが、申し込みは5〜10分もあれば完了します。
楽天カードから『楽天銀行カード』への切り替え
楽天カードから『楽天銀行カード』に切り替える場合は、楽天会員サイトの「楽天e-NAVI」から手続きができます。
楽天銀行カードへの切り替え手順
- 「楽天e-NAVI」へログイン
- 画面一番下にあるメニューから「カードの切り替え」を選択
- 「クレジットカード番号」等のカード情報を入力
- 「注意事項をすべて同意のうえお申込みへ進む」ボタンをクリック
- 楽天銀行のサイトに切り替わり、画面操作に従って手続きする
『楽天銀行カード』への切り替えは比較的簡単ですが、切り替えるメリットはないのでおすすめはしません。
もしキャッシュカード機能を使いたいのであれば、『楽天銀行デビットカード』を発行するのがおすすめです。
まとめ:クレジットカード機能とキャッシュカード機能は分けて使おう!
今回ご紹介した「楽天カードと楽天銀行カードの違い」によって、『楽天カード』の方がお得になること、キャッシュカード機能は『楽天銀行デビットカード』を利用するのがお得であることがわかりましたね。
「楽天カード×楽天デビットカード」で、お得で便利にクレジットカードと楽天銀行を利用しましょう。
楽天カードのお申し込みは、下のボタンから進められます。
\5,000ポイントもらえる!/
「まずは申し込み方法を知りたい!」という方はこちらの記事へどうぞ。