タコスを生地から作ってみたい。でも粉から作るなんて難しそう。そう思って検索してきた人に、答えを全部ここへ置いておきます。
この記事は、2023年当時に同棲しながらほぼ毎週タコスを作り、2年半で100回ほど焼いた記録をまとめたものです。一番おいしかったコーントルティーヤの配合と、20枚を約300円で作る手順を、材料から焼き上げまで残しました。

生地から? お店で食べるものだと思ってた。

粉と塩と油と水だけだよ。2年半で100回焼いて、配合をここまで詰めたんだ。

100回! それなら失敗しなさそう。教えて。


✔ この記事で分かること
-
- タコスの生地の種類と特徴
- おいしいタコス生地の作り方
→自分でコーントルティーヤを作れるようになる!

前置きはいいから、作り方だけ先に見たい。

それならこちらへどうぞ。手順まで一気に飛べるよ。
料理がちょっと苦手な人向けに、市販のおすすめトルティーヤも最後にまとめました。
料理の記事はこちらにまとめています。
タコスってどんな料理?
本題の前に、タコスという料理を少しだけ。
タコスはメキシコ発祥の料理です。メキシコの主食であるトウモロコシの粉を使い、トルティーヤで具材とサルサを包んで食べます。
地域によって食べ方は少し違い、いろいろなスタイルで楽しまれています。
タコス協会によると、「具材は何であれ、トルティーヤに何かを挟めばそれはタコスとなり、制約のない自由な食べ物である。」とのことです。
タコスの生地の種類
タコスの生地は主に3種類あります。
コーントルティーヤ

本場メキシコの生地です。トウモロコシの粉を原料にしています。
見た目は黄色みがかっていることが多く、フラワートルティーヤより固めの生地です。
フラワートルティーヤ

メキシコ北部やアメリカでメジャーな生地です。小麦粉を原料にしています。
小麦粉だけなので見た目は白く、柔らかいのが特徴です。
ハードシェル

アメリカ発祥で、フラワートルティーヤを油でバリバリに揚げた生地です。
揚げているのでかなり固く、私は食べづらいと感じました。
日本でよく見かけるのは「フラワートルティーヤ」です。
小麦粉が原料でクセがなく、生地も柔らかくて食べやすいので、市販でも多く出回っています。
ただ私が好きなのは、トウモロコシの風味があって本場の味に近い「コーントルティーヤ」のほうでした。
残念ながら、スーパーでは出来上がったコーントルティーヤも、トウモロコシの粉もほとんど見かけません。手に入れにくいのが難点です(2023年当時)。
そこで、コーントルティーヤを自分で作ることにしました。

そもそもトウモロコシの粉って、どこに売ってるの?
トウモロコシの粉はどこで手に入れるの?

普通のスーパーには売っていませんが、輸入食品で有名な「KALDI(カルディ)」なら扱っています。
「ママズキッチン コーンミール 500g」という商品で、313円で販売されていました(2023年当時)。
近くにKALDIがない場合は、KALDIのオンラインストアか、Amazonや楽天で似た商品を探すのがおすすめです。
自分で作るとどれくらいコスパがいいの?

市販だと、だいたい10枚入りで600円くらい(2023年当時)。自分で作ると20枚を約300円(2023年当時)で作れたそうです。
つまり市販の4分の1のコストになります。
一方で、作るのに1時間ほどの手間はかかります。それが面倒な人にはコスパが悪く感じるかもしれません。
1時間かけても、自分で作ったコーントルティーヤのほうがおいしくて安いので、たくさん焼いてストックしていました。

4分の1! それは作りたくなる。

じゃあ、100回焼いてたどり着いた配合を出すね。
100回作ってたどり着いた、おすすめのタコス生地の作り方
YouTubeでいろいろ探し、こちらの動画を参考に自分なりにアレンジしていました。
ざっくりの流れがつかめるので、よければ見てみてください。
(生地を混ぜ合わせるところは1:40〜、生地を焼き上げるところは4:15〜)
それでは、100回焼いて一番おいしいとたどり着いたタコス生地の作り方を、材料から順にまとめました。
材料(約20枚分)
- 強力粉 200g
- 薄力粉 200g
- コーンフラワー 120g
- 塩 小さじ2
- オリーブオイル 100g
- 水 240g
コーンフラワー(トウモロコシの粉)だけだと固い生地になるので、動画のとおり小麦粉(薄力粉と強力粉)も入れます。
ラードは手に入れにくいのでオリーブオイルを使っています。
動画では150gですが、もったいないので100gにしています。(50gで作ったらかなりパリパリになって具材を包みにくかったので、100g以上がおすすめです。)
必要な道具
- ボウル(粉を混ぜる用)
- 板(生地を伸ばす用)
- 棒(生地を伸ばす用)
- フライパン
- フライ返し
板と棒は、生地(直径15cmくらい)に伸ばせればまな板やラップの芯でも大丈夫です。
所要時間
生地をこねて30分寝かせ、20枚焼くのに30分。トータルで1時間かかります。
保管方法
20枚作ってあまった生地は、ジプロックに入れて冷蔵庫で保管します。(冷蔵庫で1ヶ月くらい持ちますが、不安なら冷凍してください。)
作り方
作り方は以下の8工程です。
- ボウルに「強力粉」「薄力粉」「コーンフラワー」「塩」を入れてよく混ぜる。
※特に塩はここでよく混ぜておかないと、しょっぱい部分と味気ない部分ができてしまう - ①で混ぜたところにオリーブオイルを入れて混ぜる
- さらに水を入れて混ぜる
- 打ち粉(薄力粉か強力粉を表面に振りかける)をし、ラップをかけて常温で30分放置する
- 30分経ったら、1枚分に成形する(60〜80g、ゴルフボールよりちょっと大きいくらい)
- 打ち粉をした板の上に成形した生地を載せて棒で伸ばす
- 1枚伸ばしたらそのままフライパンに入れて片面60秒ずつくらい焼く
※全部伸ばし終わってから焼こうとすると生地が乾燥するため
※伸ばした生地は重ねられず、スペースの確保も難しいため
※60秒測るのが面倒なら、生地が膨らんできたらひっくり返せばOK - 焼けたらお皿にどんどん重ねていく
焼き始めると忙しく、フライパンもかなり熱くなります。ヤケドに注意してください。

うちも最初は油50gで作って、パリパリにしすぎて包めなかったんだ。油は100g以上が安全だよ。

ケチると失敗するのね。覚えておく。
さらに、以下のコツを押さえるともっとおいしく作れます。
✓一番最初の混ぜ合わせる段階でしっかり混ぜる(塩加減を均一にするため)
✓できるだけ薄く伸ばして焼く(厚みがあると固くて食べにくいため)

おすすめの市販のトルティーヤ
生地の作り方をまとめましたが、普段あまり料理をしないと少し面倒に思うかもしれません。
その場合は「オールドエルパソ フラワートルティーヤ」がおすすめです。
※コーントルティーヤはスーパーでほとんど見かけないため、ここではフラワートルティーヤをおすすめしています。
スーパーでも売っており、サルサやタコスシーズニングの売り場、またはピザ生地の売り場に置いてあることが多いです(常温なので冷蔵コーナーにはありません)。
何種類か試したなかで、一番おいしかったのがこれでした(2023年当時)。
「オールドエルパソ」はトルティーヤだけでなく、タコスシーズニングやタコスキット、サルサなども出している会社なので、信頼度も高めです。
まとめ
今回の内容をまとめます。
- タコスとは、トルティーヤに具材とサルサを包んで食べるメキシコ発祥の料理
- 日本でよく目にするのはフラワートルティーヤだが、コーントルティーヤのほうが本場に近い味になる
- トウモロコシの粉(コーンフラワー)はKALDIやネットで購入できる
- 自分で作るとコストが4分の1くらいに抑えられる
- コーントルティーヤは8工程、1時間で作れる
- 市販なら「オールドエルパソ フラワートルティーヤ」がおすすめ
タコスは、好きな具材を包んで食べる自由でおいしい料理です。
今回は本格的な生地の作り方をまとめましたが、まずは市販でもフラワートルティーヤでもいいので、タコスを作って食べてみてください。
友達を呼んでタコスパーティーをしても楽しいです。

今夜さっそく20枚焼いてみる。……1人で全部食べちゃいそう。

