この記事でわかること
- 体験ダイビングは何メートルまで潜るのか、その上限を決めているもの
- 水中にいる時間と、集合から解散までの拘束時間の目安
- 予約前に、ショップへ必ず聞いておきたいこと
「体験ダイビングって、どれくらい深く潜るの?」。初めての人がいちばん不安に感じるのが、この深さと時間です。深すぎたら怖い。長すぎても体力がもたない。ここでは、指導団体の基準で分かっていることと、当日の時間の使われ方を、順番にまとめました。数字はプログラムや団体で変わります。だから「うちの場合はどうか」を予約前に確認するのが、いちばん確実です。

体験ダイビングって、いきなり深いところまで連れていかれたりしないニャ…?

それはないよ。体験ダイビングは上限が決まってる。PADIの基準だと、海で潜る体験ダイブは最大12mまで。浅いところから始めるのが普通だよ。
体験ダイビングの深さの目安と、上限を決めているもの
深さの上限は、あなたや当日の気分で決めるものではありません。指導団体の基準で、あらかじめ決まっています。世界でいちばん会員の多いPADIの「ディスカバー・スキューバ・ダイビング(体験ダイビング)」では、プールや浅い場所(限定水域)が最大6m、海(オープンウォーター)で潜る体験ダイブが最大12mと定められています(PADI公式ブログ・2026年9月確認)。
ここで大事なのは、これがPADIの数字だということです。指導団体は世界にいくつもあり、体験プログラムの呼び名も上限も団体で違います。さらに、団体の上限より浅いところまでにしているショップも多いです。だから「最大12m」は目安の天井であって、実際にはもっと浅いことがよくあります。初めての人が、いきなり12mまで連れていかれることは、まずありません。
| PADIの体験ダイビングの基準 | |
|---|---|
| プール・限定水域 | 最大6m |
| 海(オープンウォーター) | 最大12m |
| 最低年齢 | 10歳(年齢の上限なし) |
| インストラクターとの人数比 | 海で最大4名/指導者1人(認定アシスタント同行で最大6名) |
この人数比も、安心につながる数字です。体験ダイビングは、インストラクター1人が見る人数の上限が決まっています。放っておかれる、ということが起きにくい仕組みになっています(出典:同PADIブログ)。
水中にいる時間と、半日・1日の拘束時間
次に時間です。ここは「水中の時間」と「全体の拘束時間」を分けて考えると分かりやすいです。
水中にいる時間は、意外と短く感じます。PADIは、レジャーの1ダイブは一般に30〜50分ほど、としています(出典:PADI公式ブログ)。体験ダイビングは、その中でも器材に慣れる時間が入るので、実際に水中を泳ぐのはもっと短いこともあります。「あっという間だった」という感想が多いのは、このためです。
いっぽう、集合から解散までの拘束時間は、半日はみておいたほうがいいです。受付で健康チェックを書き、器材の説明を受け、着替えて移動して、潜って、上がってシャワー。この一連で、2〜3時間かかることが多いです。ただし、この全体の時間は団体の基準ではなく、ショップの運用で決まります。当日のスケジュールは、予約時に確認してください。

水中は30分くらいなのに、全体だと半日かかるのニャ。着替えとか説明で時間が要るのね。
ボートとビーチで、時間はどう変わる?
潜る場所でも、時間の感覚は変わります。ビーチから入るプランは、移動が少なく、拘束時間が短めになりがちです。ボートで沖のポイントへ行くプランは、船で移動するぶん、全体は長くなります。そのぶん、透明度の高い場所や魚の多い場所に行けることがあります。船に弱い人は、酔い止めをどうするか、事前に薬剤師や医師へ相談しておくと安心です。ビーチとボートの違いは、料金にも影響します。
なぜ浅い場所から始めるのか
体験ダイビングが浅いところから始まるのには、理由があります。ひとつは耳抜きです。水に潜ると水圧で耳が痛くなります。それを抜く動作を、浅いうちにこまめに繰り返して、体を慣らしていきます。深いところほど水圧の変化が急なので、浅い場所でゆっくり慣れるのが理にかなっています。耳抜きのやり方や、うまくいかないときの考え方は、別記事にまとめる予定です。
もうひとつは、心の慣れです。急に深いところへ行くと、視界の広さや水の重さに驚きます。浅い場所で呼吸に慣れてから少しずつ、という順番が、怖さを減らします。
2本潜るプランは初心者向き?
ショップによっては、体験ダイビングを2本(2回)潜るプランがあります。1本目で慣れて、2本目で景色を楽しむ、という流れです。体力に自信があるなら、満足度は上がります。ただし、体験でも複数回・複数日潜ると、そのあとの飛行機までにあける時間の目安が長くなります。旅の最終日に2本潜る計画のときは、ダイビング後の飛行機は何時間あけるかを先に確認しておくと、便の時間を間違えずにすみます。
予約前にショップへ聞くこと
深さと時間の不安は、事前のひと言でだいたい消えます。予約のときに、次を聞いておくと安心です。
- 今日のプランは、最大で何メートルまで潜りますか
- 水中にいる時間と、集合から解散までの全体時間はどれくらいですか
- ビーチですか、ボートですか(船酔いが心配なことも伝える)
- 耳抜きがうまくいかなかったら、途中でやめられますか
シュノーケリングとどちらにするか迷っている人は、ダイビングとシュノーケリングの違いもあわせてどうぞ。費用の目安は体験ダイビングの費用相場にまとめました。
よくある質問(FAQ)
Q. 体験ダイビングは何メートルまで潜りますか?
PADIの基準では、海の体験ダイブは最大12mです(2026年9月確認)。ただし団体やショップで上限は変わり、実際にはもっと浅いことも多いです。当日のプランの上限は、予約時に確認してください。
Q. 水中にはどれくらいいますか?
PADIはレジャーの1ダイブを一般に30〜50分としています。体験ダイビングは器材に慣れる時間が入るぶん、泳ぐ時間はもう少し短く感じることもあります。全体の拘束時間は半日みておくと安心です。
Q. 泳ぎが苦手でも大丈夫ですか?
体験ダイビングは浅い場所から始まり、インストラクターが同行します。泳げない人向けのプランを用意するショップもあります。可否は当日の海況やショップの判断によるので、予約時に泳ぎが苦手なことを伝えてください。
深さも時間も、上限が決まっているから怖くありません。まずは浅いところで呼吸に慣れる。物足りなければ、次はもう少し長く、もう少し深く。体験ダイビングは、その一歩目にちょうどいい設計になっています。
この記事は一般的な情報のまとめで、医療上の助言ではありません。体調や持病に不安があるときは、参加前にショップへ申告し、医師に相談してください。