この記事でわかること
- 泳げない人でも体験ダイビングに参加できる、その理由
- それでも予約前に確認しておきたい条件
- 当日やっておくと、ぐっと楽になる準備
「泳げないのに、ダイビングなんて無理でしょ」。そう思って、あきらめている人は多いです。でも、体験ダイビングは「泳ぐ力」より「浮いて、まかせる」ことのほうが大事な遊びです。実際、カナヅチでも参加している人はたくさんいます。ここでは、なぜ泳げなくてもできるのか、その理由と、それでも確認しておきたい条件を、正直にまとめました。あきらめるのは、早いです。

あたし、25mも泳げないニャ。それでも体験ダイビングって行っていいの?迷惑にならない?

大丈夫なプランは多いよ。体験ダイビングは、腕でバシャバシャ進むわけじゃない。器材で浮いて、インストラクターに支えてもらう。ただ、条件はショップに確認したほうがいい。
体験ダイビングは「泳ぐ」より「浮いて進む」
まず、いちばんの誤解をほどきます。体験ダイビングは、水泳のように自分の力で進む遊びではありません。器材の浮力で体を浮かせ、フィンでゆっくり進み、足りないところはインストラクターが支えます。プールの授業で25m泳げたかどうかは、あまり関係ありません。むしろ、力を抜いて浮いていられる人のほうが向いています。
泳げない人でも参加できる、その理由
「泳げなくてもできる」には、ちゃんと理由があります。大きく分けると、器材とインストラクター、そして場所の3点です。
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 器材が浮かせてくれる | BCD(浮力を調整する装備)やウェットスーツで、体は自然に浮く。沈みっぱなしにはならない |
| インストラクターが同行する | 体験ダイビングは、指導者が横についてくれる。手をつないで進んでくれることも多い |
| 浅い場所から始める | いきなり深くは行かない。浅いところで呼吸に慣れてから、少しずつ進む |
器材で浮けること。プロが横にいること。浅いところから始まること。この3つがそろっているから、泳げない人でも参加できる、というわけです。呼吸は、口にくわえたレギュレーターで、ふつうに吸って吐くだけ。この「水中でも息ができる」という体験が、泳ぎの得意・不得意とは別の楽しさを連れてきます。深さや時間の仕組みは体験ダイビングの深さと時間にまとめました。
それでも確認しておきたい条件
ただし、「誰でも100%大丈夫」ではありません。ここは正直に書きます。次のような場合は、参加できるかどうかがショップの判断や海況によって変わります。
- 水に顔をつけるのが極端に怖い、過去にパニックになったことがある
- 持病がある、薬を飲んでいる、妊娠の可能性がある
- 当日、風邪気味・寝不足・二日酔いなど体調がすぐれない
とくに「水がこわい」という気持ちは、無視しないほうがいいです。そこは我慢する場面じゃない。こわさを抱えたまま無理に潜ると、思っている以上にあっさりパニックにつながってしまい、せっかくの海がこわい記憶で終わってしまいます。だからまず、予約のときに「泳げないこと」「水がこわいこと」を正直に伝えてください。伝えたうえで、そのショップが泳げない人にどう対応しているかを聞くのが、いちばん確実です。持病や体調については、可否を自己判断せず、ショップへの申告と医師の判断にゆだねてください。

「泳げない」って隠さないで、先に言っちゃうほうがいいのニャ。

そう。隠すと、向こうもサポートを準備できないからね。言ったほうが、お互い安心なんだ。
ライセンス講習では、泳力の確認がある?
「体験ダイビング」と「ライセンス講習」は別物です。ここは分けて考えてください。体験ダイビングは泳力を問わないことが多いですが、ライセンス(Cカード)を取る講習になると、コースによっては水面で泳ぐ・一定時間浮くといった確認が入る場合があります。その基準は指導団体やコースで違います。数字はここで断定しません。ライセンスまで考えている人は、申し込むショップに「泳力の確認はありますか」と具体的に聞いてみてください。
泳げない人が、当日やっておくと楽になること
準備といっても、特別な練習はいりません。次の3つで、当日の緊張がかなり減ります。
- お風呂で、顔を水につけて口で息をする感覚に慣れておく
- 「こわくなったら、いつでも合図していい」と自分に許可しておく
- 前日はしっかり寝て、当日はお酒を控える
いちばん効くのは、3つめでも触れた「途中でやめてもいい」と決めておくことです。逃げ道があると、人は落ち着けます。実際、無理をしないことは正しい判断です。こわさの正体と減らし方は、いずれ別記事で詳しくまとめる予定です。
シュノーケリングとどっちが楽?
それでも不安が残るなら、シュノーケリングから始めるのも良い手です。ライフジャケットを着けて水面に浮くだけなので、心のハードルは低めです。海と器材に慣れてから体験ダイビングへ、という順番も選べます。どちらが自分に合うかは、ダイビングとシュノーケリングの違いで比べてみてください。穏やかなビーチで練習したいなら宮古島のシュノーケルスポットも参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q. まったく泳げなくても体験ダイビングはできますか?
泳げない人向けのプランを用意しているショップは多く、器材の浮力とインストラクターの同行で参加できることがあります。ただし可否は当日の海況やショップの判断によります。予約時に「泳げないこと」を必ず伝えてください。
Q. 水がこわいのですが、行っても平気ですか?
こわさが強いときは、無理をしないのが正解です。まずショップに正直に伝え、浅い場所での慣らしから始められるか相談してください。途中でやめる選択も、いつでもできます。
Q. 泳げないと迷惑をかけませんか?
体験ダイビングは、泳げない人が来る前提で運営されています。先に申告しておけば、ショップも準備ができます。迷惑を心配して隠すより、伝えるほうがお互い安心です。
泳げないことは、海をあきらめる理由になりません。力を抜いて、浮いて、まかせる。体験ダイビングは、そういう遊びです。こわさは、先に口に出しておく。それだけで、当日の海はずいぶんやさしくなります。
この記事は一般的な情報のまとめで、医療上の助言ではありません。体調や持病に不安があるときは、参加前にショップへ申告し、医師に相談してください。