本記事で解決できるお悩み
- 利用付帯の適用条件は電車も対象?
- 普通乗車券ってクレジットカード決済できるの?
- クレジットカードの海外旅行保険はどうやって保険金を受け取るの?
こういったお悩みを解決できる記事になっています。
結論、「電車」も海外旅行保険の利用付帯の適用条件です。
本記事では、海外旅行に行く前に「電車」を利用して保険を適用させるための具体的な方法を解説していきます。
この記事を読むことで、電車のクレジットカード払いの方法や注意点がわかり、海外旅行保険の利用付帯条件を簡単にクリアできるようになります。
海外旅行保険付きのクレジットカードを検討している人は、以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
↓気になるところまで読み飛ばす↓
もくじ
海外旅行保険の利用付帯の適用条件に電車は含まれる?
冒頭でお伝えした通り、電車も利用付帯の適用条件の対象です。(一部のクレジットカードでは、海外ツアーの利用のみなど対象ではない場合もあります)
普通乗車券も対象であり、海外旅行の出発日に「空港まで行く交通手段」の電車賃をクレジットカード決済すれば利用付帯の条件を達成できます。
普通乗車券で切符を買うときって現金しか使えないイメージだけど、どうやってクレジットカードを使うの?
「窓口」や「特定の券売機」で購入すれば、支払い方法をクレジットカードにできます!以下でさらに詳しく解説していきますね。
普通乗車券でもクレジットカード決済できる電車の種類
普通乗車券でもクレジットカード決済できるのは「JR」と「小田急」です。
実は、クレジットカード決済の対応は鉄道会社によって異なります。
私鉄・地下鉄の場合はほとんどの場合、定期券や特急券にしかクレジットカード支払いができません。
主要な鉄道会社の購入可否内容は以下の通りです。
鉄道会社 | 購入可否 |
---|---|
JR | 普通乗車券も購入可能。 |
小田急 | 普通乗車券も購入可能。ただし他社との連絡切符は不可。 |
東京メトロ | 定期券のみ購入可能。 |
都営地下鉄 | 定期券のみ購入可能。 |
東武鉄道 | 東武カードでのみ定期券が購入可能。 |
西武鉄道 | 定期券・特急券・指定券が購入可能。 |
東急電鉄 | 定期券のみ購入可能。 |
京急 | 定期券のみ購入可能。 |
名古屋市交通局 | 定期券のみ購入可能。 |
長野電鉄 | 定期券のみ購入可能。 |
阪急電鉄 | 定期券のみ購入可能。 |
南海電鉄 | 定期券のみ購入可能。 |
京都市交通局 | 定期券のみ購入可能。 |
神戸市交通局 | 定期券のみ購入可能。 |
大阪メトロ | 定期券のみ購入可能。 |
西日本鉄道 | 定期券のみ購入可能。 |
福岡市地下鉄 | 定期券のみ購入可能。 |
ほとんどの鉄道会社がクレジットカード決済は定期券しか購入できないんだね。
JRなら120円など少額の切符からクレジットカードで購入できます。電車で利用付帯条件をクリアするなら「JR」と覚えておきましょう。
普通乗車券の電車賃をクレジットカード決済する方法
JR区間の電車賃を「みどりの窓口」または「指定席券売機」で購入すれば、クレジットカード決済が可能になります。
以下では、それぞれの具体的な購入方法を解説します。
みどりの窓口で購入する
JRの主要駅に設置されている「みどりの窓口」で普通乗車券を購入しましょう。
手順は以下の通りです。
- みどりの窓口へ行く
- 係員に普通乗車券で購入したい駅の区間を伝える
- クレジットカードで決済する
「○○駅から〇〇駅までの普通乗車券をください」と伝えるだけなので、とても簡単です。
たとえば、以下のように池袋から日暮里までの178円の区間の切符でも、みどりの窓口で購入できます。
関東圏に住んでる人が成田空港に行く場合
少額をクレジットカードでわざわざ購入するのが恥ずかしい場合は、「海外旅行保険を適用したいので...」と伝えるといいでしょう。
JRのサイトでみどりの窓口がある駅を検索できるので、よかったら確認してみてくださいね。
指定席券売機で購入する
券売機の中でも「指定席券売機 」であればクレジットカード決済ができます。
購入の手順は以下の通りです。
- 「乗換案内から購入」をタッチ
- 「入力」をタッチ
- 到着駅名を入力(一部を入れれば候補が出てきます)
- 候補の中から該当の駅を選択
- 必要であれば人数を変更し「検索」をタッチ
- 「選択」をタッチ
- 「乗車券のみ購入」をタッチ
- 「片道乗車券」を選択
- 内容を確認し、間違いなければ「確認」をタッチ
- クレジットカードを入れて決済
操作画面のイラストと一緒に解説すると、以下の通りです。
①「乗換案内から購入」をタッチ
②「入力」をタッチ
③到着駅名を入力(一部を入れれば候補が出てきます)
④候補の中から該当の駅を選択
⑤必要であれば人数を変更し「検索」をタッチ
⑥「選択」をタッチ
※列車の組み合わせや出発時刻が異なる候補が出てきますが、普通乗車券なのでどれを選んでも大丈夫です。
⑦「乗車券のみ購入」をタッチ
※目的はクレジットカードを利用することなので、特急券の購入を選んでも問題ありません。
⑧「片道乗車券」を選択
⑨内容を確認し、間違いなければ「確認」をタッチ
⑩クレジットカードを入れて決済
※①〜⑩の画像はJR東日本「指定席券売機ご利用案内」を引用しています。
購入までのステップが少し長く、慣れていない操作かと思うので時間には余裕を持って利用するといいでしょう。
指定席券売機は、みどりの窓口よりも設置駅がたくさんあります。「指定席券売機のある駅」を確認してみてくださいね。
電車賃をクレジットカード決済する際の2つの注意点
電車賃は普段は交通ICカードを利用し、スムーズに支払いができると思いますが、窓口や券売機を利用する際には以下2つの注意点があります。
混雑している可能性がある
指定席券売機やみどりの窓口は混雑していて並ぶこともあります。
特に大きな駅の大型連休の前や週末などは、駅を利用する人で殺到します。
空港に行く当日に購入する場合は、飛行機の出発時間に遅れないように、時間に余裕を持って利用することをおすすめします。
原則として一括払いしかできない
クレジットカードで支払っても原則として一括払いのみです。
お買い物のように分割払いやリボ払いは利用できません。
利用金額が高くないのであまり問題ないと思いますが、「一括のみ」ということは把握しておきましょう。
クレジットカードの海外旅行保険の利用方法
利用付帯のクレジットカード保険では、「電車の運賃をクレジットカード決済する」などの条件をクリアしておけば、保険が適用される状態になっています。
実際にトラブルに遭遇した際は、以下の手順を踏むことで保険金を受け取れるようになりますよ。
実際にケガをしたりトラブルに巻き込まれてしまったときは、パニック状態になることもあるでしょう。以下で解説する手順をあらかじめ把握しておくと万一の場合にスムーズに対応できます。
保険金を受け取るための利用方法を順に確認していきましょう。
トラブルが発生した状況をメモする
事故やケガなど海外旅行保険の適用対象になりそうなトラブルが起きたら、まずは場所・時間・内容といった状況を整理してメモしておきましょう。
トラブルの情報はクレジットカード会社に電話するときや、保険金を請求時の書類に記載するときに使います。
特に場所の名前は海外だと覚えづらいこともあるので、忘れないうちに書き留めておきましょう。
有名な観光地ならまだしも、ガイドブックに載っていないような場所は後から検索もしづらそうだね...
情報はたくさんあった方がいいので、できるだけ記憶が新しいうちにメモしておくと安心ですね。
サポートデスクに電話する
トラブルの状況を整理したら、できるだけすぐに「クレジットカード会社のサポートデスク」に連絡をします。
ほとんどの海外旅行保険付きクレジットカードには、24時間日本語対応のサポートデスクがあるので、あらかじめ連絡先を控えておくといいでしょう。
トラブルがあったことを伝えれば、その後の手続きの方法や必要な書類などを教えてもらえます。
サポートデスクへの連絡事項は以下の通りです。
クレジットカード番号は、各クレジットカードのアプリなどでも確認できますが、海外なので「Wi-Fiがなくてアプリを開けない...」といった場合も考慮しましょう。常にWi-Fiを持ち歩くか、対象のクレジットカード自体を持参しておくのがおすすめです。
現地でしか手配できない書類を用意する
現地でしか手配できない書類がある場合は、現地にいる間に入手しておきます。
日本に帰国してからだと現地とのやりとりが発生したり、郵送してもらうのに時間がかかったりと、手間がかかってしまうからです。
現地でしか手配できない書類には、以下のようなものがあります。
ケガや病気の治療費 | 事故証明書 医師の診断書 治療費の明細書・領収書 |
ケガや病気が原因で 死亡したとき | 事故証明書 死亡診断書 |
所持品の破損・盗難 | 事故証明書 盗難届出証明書 |
他人や他人のものに 傷害を与えたとき | 事故証明書 医師の診断書 治療費の明細書・領収書 示談書・示談金領収書 損害額を証明する書類 |
家族が被保険者のもとへ 行くための費用 | 事故証明書 医師の診断書 支出を証明する書類 |
上記の書類はあくまで一例なので、サポートデスクの指示に従って書類を準備してくださいね。
トラブル時はパニックになるかもしれませんが、現地の警察や病院できちんと書類を入手することは忘れないようにしましょう。
日本で手配できる書類を用意する
帰国したら、日本で手配できる書類を用意しましょう。
保険金請求書、パスポートのコピー、利用付帯保険の場合はクレジットカード利用を証明する書類が必要になります。
電車賃の領収書とか旅行中に無くしちゃいそうだな...
旅行中に領収書を持ち歩くのが不安な人は「自動付帯のクレジットカード」を選ぶか、利用付帯でも「事前に支払いを済ませられる航空券」などの支払いに使うといいでしょう。
保険金の請求手続きをする
必要な書類が揃ったら、保険金を請求します。
書類に不備があると保険金を受け取れないこともあるので、記載内容に誤りや不足がないか確認して提出しましょう。
問題がなければ、損害に応じた保険金を受け取れますよ。
クレジットカードの海外旅行保険に関するよくある質問
最後に、以下3つのよくある質問に回答していきます。
これからカードを発行する人は、クレジットカードの海外旅行保険に関する疑問を払拭しておきましょう。
特急券やタクシーも利用付帯の対象?
特急券やタクシーも利用付帯の条件対象です。
クレジットカードの利用付帯の条件として、公共交通機関の乗車賃が支払い対象になっていますが、新幹線や特急列車の特急券代、タクシーの乗車賃も認められます。
首都圏に住んでいる場合は、羽田か成田まで電車で向かうことが多いと思いますが、成田エクスプレスや京成スカイライナーの特急券も条件対象になりますよ。
ただし、タクシーの場合はクレジットカード会社によって認められない場合もあります。
自宅から空港までタクシーで向かう可能性がある人は、あらかじめ適用条件を確認しておきましょう。
適用されるのは出国前の利用?それとも現地にいるときの利用?
クレジットカードの種類によって異なります。
出国前に条件達成が必要なクレジットカードと、出国した後の現地での利用もOKなクレジットカードがあります。
出国前の場合は、自宅から空港に向かうまでの公共交通機関や海外ツアー料金の支払いが対象です。
出国した後でもOKな場合は、出国前後に関係なく現地の電車やバスなどを使った場合でも適用されますよ。
クレジットカードの海外旅行保険を適用するための裏ワザはある?
補償期間を90日以上にする裏ワザがあります。
大抵の場合、一度の旅行で90日の補償期間が設けられていますが、長期滞在や留学をする場合などは90日を超えて海外にいることもあるでしょう。
「海外で利用付帯のカードを使う」という裏ワザを使えば、さらに補償期間を90日引き延ばすことができます。
具体的なやり方は以下の通りです。
90日間+90日間で合計180日間の補償期間にすることが可能になります。
ただし、クレジットカードによっては「出国前の利用」が条件の場合もあります。
2枚目のクレジットカードは出国した後でも保険が適用されるものを選びましょう。
まとめ:普通乗車券をクレジットカード決済して利用付帯条件をクリアしよう!
普通乗車券もJRであればクレジットカード決済が可能です。
みどりの窓口か指定券売機で購入する必要があるので、購入日当日は少し時間に余裕を持って利用するといいでしょう。
電車賃を利用付帯に充てれば、スカイライナーなどの特急券を無理に買わなくて済むので、無駄な出費を抑えることにもつながりますよ。
これから海外旅行保険付きのクレジットカードを選ぶ人は、以下の記事でおすすめ8選をご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
年会費無料のカード、補償が手厚いカード、ポイント還元率が高いカードなどお得なクレジットカードを厳選して紹介しています。
電車って普通乗車券でもいいの?具体的にどうやって海外旅行保険を適用させて保険金を受け取るの?