パラオと聞いて、真っ先にダイビングを思い浮かべる人は多いと思います。パラオ政府観光局は、パラオが「世界の海の七不思議」の一つに選ばれたと紹介しています。
観光局によると、名前の付いたダイビングポイントは50以上、沈没船などの沈んだ残骸も50以上あります。サンゴ礁をつくる硬いサンゴはおよそ400種、魚は少なくとも1,450種。水温は一年を通して28℃ほどで、透明度は最大100メートルと案内されています。
ここでは、観光局が紹介している代表的なポイントを、水深の目安と特徴で整理しました。私たちは潜った経験を書いているのではなく、公式情報をもとにした下調べのまとめです。

ダイビングって、どこで潜るか自分で決められるの?

観光局の案内だと、ポイントは当日の天気や潮を見てガイドが選ぶんだって。だから「ここに行きたい」は希望として伝える形になるよ。
この記事の要点
- ダイビングは1日がかりで、2〜3本潜るのが一般的と観光局は案内
- ポイントは当日の天気と潮でガイドが決める。事前に確約はできない
- 代表地はブルーコーナー(15〜40m)、ジャーマンチャネル(6〜30m)、ウーロンチャネル(5〜20m)など
- 潮の流れに乗って進む「ドリフトダイブ」が多い
- ロックアイランド方面のツアーには、コロール州の許可証が必要
パラオのダイビングの一日
観光局によると、パラオのダイビングツアーはふつう1日がかりで、2本か3本潜ります。どのポイントに行くかは、ガイドがその日の天気と潮の動きを見て選びます。海の状態によっては直前に変わることもあり、行き先を前もって約束することはできないと説明されています。
パラオの特徴として観光局が挙げているのは、潮の流れに乗って進む「ドリフトダイブ」、切り立った壁のような「ドロップオフ」、洞窟、サメや大きな魚の群れです。主なポイントがお互いに近いことも強みとされています。
また、コロール州のロックアイランドの南部ラグーンで海のアクティビティをするには、許可証が必要です。多くの場合ツアー会社を通して手配します。料金はロックアイランドとジェリーフィッシュレイクで扱っています。
代表的なダイビングスポットと水深の目安
次の表は、パラオ政府観光局のダイビングページに載っている水深の目安をまとめたものです。水深は「このあたりで潜る」という幅で、実際の深さはガイドの判断と参加者の経験で決まります。
| ポイント名 | 水深の目安 | タイプ | 観光局の紹介の要点 |
|---|---|---|---|
| ブルーコーナー | 15〜40m | 潮の流れがあるポイント | サメ、ウミガメ、魚の群れ、ナポレオンフィッシュ |
| ジャーマンチャネル | 6〜30m | 水路 | マンタ、サメの群れで知られる |
| ウーロンチャネル | 5〜20m | ドリフトダイブ | 水路の入口から流れに乗る |
| シアスコーナー | 10〜53m | 垂直の壁 | グレイリーフシャーク、バラクーダ |
| ビッグドロップオフ | 最大40m | ドロップオフ | 深さ274mまで落ちる壁に沿って進む |
| ブルーホール | 最大50m | 洞窟・穴 | 天井のある地形に慣れた初級〜中級向け |
| シャンデリアケーブ | 3〜10m | 洞窟 | 5つの部屋がつながる鍾乳洞 |
| イロー丸 | 10〜30m | 沈没船 | 全長143mの船が水深約40mの砂地に沈む |
ブルーコーナー・ジャーマンチャネル・ウーロンチャネル
ブルーコーナー
観光局は、ブルーコーナーを「多くの熟練ダイバーが地球で最高のダイビングの一つと呼ぶ場所」と紹介しています。潮と、すばやく変わる流れが、サメ、ウミガメ、魚の群れ、ナポレオンフィッシュなどを運んでくるとされています。流れがある分、ある程度の経験がある人向けと考えておくのが自然です。
ジャーマンチャネル
ジャーマンチャネルの名前は、1908年にドイツ人が船を通すために掘った水路に由来します。観光局は、マンタやサメの群れ、魚の多さで知られる場所と紹介しています。自然をまとめた観光局のページでも、マンタが岩の上にとどまり、小さな魚に体を掃除してもらう姿が見られると書かれています。
ウーロンチャネル
ウーロンチャネルは、観光局が「世界有数のドリフトダイブ」と呼ぶポイントです。水路の入口でサンゴ礁につかまり、狩りをするサメやアジ、バラクーダ、ハタを間近で見るところから始まると案内されています。

流れに乗って進むって、ちょっと怖いけど気持ちよさそう!

流れがあるポイントは、ガイドの指示をよく聞くのが前提だね。経験が浅いうちは、無理に選ばないほうがいいと思うよ。
レベル別の考え方
観光局はポイントごとに細かいレベルを示していませんが、水深と地形、流れの有無からおおまかな目安は立てられます。たとえばブルーホールは「天井のある環境に慣れた初級〜中級向け」と明記されています。ほかのポイントについては、下の表を「考える順番」として使ってください。
| 経験の段階 | 検討しやすいポイントの傾向 | 心構え |
|---|---|---|
| ライセンスなし | 体験ダイビング(ショップが浅い場所を選ぶ) | インストラクターがつきっきりの形 |
| ライセンスを取ったばかり | 水深が浅め、流れがおだやかな日の場所 | ショップに経験本数を正直に伝える |
| 流れに慣れてきた | ウーロンチャネル、ジャーマンチャネルなど | 当日の潮でガイドが判断 |
| 経験を積んだ | ブルーコーナー、シアスコーナーなど深く流れのある場所 | フックの使い方などショップの説明に従う |
どのレベルでも、経験本数や最後に潜った時期を正直に伝えることがいちばん大切です。私は、久しぶりに潜るなら最初の1本を慣らしにあててもらうのが、安全面でも楽しさの面でも良い選び方だと思います。
ライセンスと体験ダイビング
ライセンス(Cカード)は、ダイビングの指導団体の講習を終えると発行される認定証です。代表的な団体のPADIは、入門コースのオープン・ウォーター・ダイバーを「2〜4日で習得できる」と案内しています。学科をオンラインで先に済ませ、実技を現地で行う形も選べます。
ライセンスを持っていない人には、インストラクターと一緒に浅い場所で潜る体験ダイビングという選択肢があります。参加できる年齢や健康状態の条件はショップで確認しましょう。潜らずに海を楽しみたいなら、シュノーケリングもあります。パラオでシュノーケリング(初心者向け)で初心者向けの楽しみ方を紹介しています。
もう一つ大事なのが、医療体制です。観光局によると、ベラウ国立病院にはダイビング事故に対応する高気圧酸素治療の設備(減圧室)があります。とはいえ、ダイビング後すぐに飛行機に乗らないなどの基本は守りましょう。帰国便の時間はショップに伝えておくのが安心です。
パラオへの行き方や時差、通貨などの基本はパラオ旅行の基本ガイドに、現地でのスマホの使い方はパラオでスマホを使う方法にまとめています。ダイビングの予約や現地での連絡にもスマホは欠かせないので、あわせて見ておくと準備がスムーズです。
パラオの宿を探すなら PR
パラオのホテルは、多くが中心地のコロール周辺に集まっています。Trip.comなら日付と人数を入れて、コロールのホテルの空室と料金をまとめて比べられます。
よくある質問
パラオでいちばん有名なダイビングスポットは?
パラオ政府観光局が最初に紹介しているのはブルーコーナー(水深15〜40m)です。ジャーマンチャネルやウーロンチャネルも代表地として挙げられています。
行きたいポイントを予約できますか?
観光局によると、ポイントは当日の天気と潮でガイドが選ぶため、前もって確約はできません。希望はショップに伝えておきましょう。
ライセンスがなくても潜れますか?
体験ダイビングなら、インストラクターと一緒に潜れます。参加条件はショップによって違うので、予約時に確認してください。
水温は?ウェットスーツは必要?
観光局によると水温は一年中28℃ほどです。ウェットスーツの厚さは、ショップの案内に合わせるのが確実です。
まとめ
- パラオには名前の付いたポイントが50以上、沈没船などが50以上ある
- ダイビングは1日2〜3本。ポイントは当日ガイドが決める
- 代表地はブルーコーナー、ジャーマンチャネル、ウーロンチャネル
- 流れのあるポイントは経験に合わせて選ぶ
- ライセンスがなければ体験ダイビングやシュノーケリングから
あわせて読みたい
- パラオでシュノーケリング(初心者向け)
- ロックアイランドとジェリーフィッシュレイク
- パラオのベストシーズンと月別の天気
- パラオ旅行の費用と予算の目安
- パラオ旅行の持ち物チェックリスト
※この記事の料金・条件は、2026年9月19日にパラオ政府観光局(Dive Palau、Nature、Health and Safety)とPADIの各公式サイトで確認した内容です。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトでもう一度確かめてください。