パラオは、日本の南の太平洋に浮かぶ島国です。海の透明度とサンゴ礁で知られ、ダイビングやシュノーケリングの行き先として名前を聞くことが多い国です。
ただ、いざ旅行を考え始めると「どうやって行くの?」「お金は円?ドル?」「コンセントは使える?」と、細かい疑問が次々に出てきます。ここでは、パラオ政府観光局と在パラオ日本国大使館などの公式情報で確認できた内容だけを使って、旅の土台になる基本をまとめました。
私たち二人もまだパラオには行ったことがありません。だからこそ、行く前に調べたことを、同じように計画中の人と共有するつもりで書いています。

パラオってグアムの近く?時差とかお金とか、何も知らないんだけど大丈夫かな。

最初に押さえる項目は多くないよ。場所、行き方、時差、お金、電気、天気。この6つが分かれば計画はかなり進むはず。
この記事の要点
- 時差は日本とゼロ。パラオの正午は東京も正午(パラオ政府観光局)
- 通貨は米ドル。VisaやJCB、Mastercardが広く使えるが、現金も持つのが安心
- 電圧は110ボルト・60ヘルツ、プラグは日本と同じ形(在パラオ日本国大使館)
- 年平均気温は27℃ほど。雨は一年中降り、7〜10月に多め
- 日本からはユナイテッド航空が成田からの直行便を2025年10月に開設。グアム経由のルートもある
パラオはどこにある?国の基本データ
パラオ政府観光局によると、パラオの位置は北緯7.5度・東経134.58度あたり。フィリピンの東、グアムの南西にあたる海域です。陸地の面積は328.14平方キロメートルと小さく、人口は約1万8,000人と案内されています。
島々のなかで旅行者が主に滞在するのは、ホテルやお店が集まるコロール州です。その北には国でいちばん大きな島バベルダオブ島があり、コロールとは「日本・パラオ友好の橋」で結ばれています。首都の機能は、バベルダオブ島のマルキョク州に置かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 位置 | 北緯7.5度・東経134.58度あたり(フィリピンの東) |
| 陸地の面積 | 328.14平方キロメートル |
| 人口 | 約1万8,000人 |
| 旅行の拠点 | コロール州(ホテル・飲食店が集中) |
| 言語 | 英語が広く通じる。パラオ語も使われる |
| 国番号(電話) | +680 |
言葉は英語が広く通じ、観光の仕事に就く人のなかには日本語や中国語を話す人もいると観光局は案内しています。英語が得意でなくても、ツアーやホテルでは大きく困らない場面が多そうです。
日本からの行き方
パラオ政府観光局は2025年5月、ユナイテッド航空が東京・成田とコロールを結ぶ通年の直行便を開設すると発表しました。発表時点の計画は週2便、機材はボーイング737-800です。それまでは乗り継ぎが基本だったので、日本からの行きやすさは大きく変わりました。
もう一つの道はグアムでの乗り継ぎです。在パラオ日本国大使館は、グアム経由で行く場合は乗り継ぎのためにESTA(アメリカの電子渡航認証)か「Guam-CNMI ETA」のどちらかと、グアムの電子税関申告書が必要だと案内しています。直行便と乗り継ぎでは準備する書類が変わる点に注意してください。
| ルート | 特徴 | 準備の注意 |
|---|---|---|
| 成田からの直行便(ユナイテッド航空) | 乗り継ぎなし。発表時は週2便 | 運航曜日と時刻は予約前に航空会社公式で確認 |
| グアム経由 | 便の選択肢が増える | ESTAかGuam-CNMI ETA、電子税関申告が必要 |
運航日や時刻は季節で変わることがあります。ここでは時刻を断定しません。予約の前にユナイテッド航空の公式サイトで最新の時刻表を確かめてください。
時差・通貨・言語
パラオ政府観光局の案内では、パラオが月曜の正午のとき、東京も月曜の正午です。つまり日本との時差はありません。到着してすぐに時計を合わせ直す必要がなく、体への負担が少ないのはうれしい点です。
通貨は米ドルです。観光局によるとVisa、JCB、Mastercardはお店や観光施設で広く使えますが、現金も持っておくのが賢明とされています。大使館の案内では、一部のレストランは現金のみで、現地で円をドルに替えるとレートがとても悪いとも書かれています。ドルは日本で用意しておくのが無難です。お金まわりの細かい話はパラオのお金事情(通貨・カード・チップ)で扱います。
チップは義務ではなく、観光局は「任意だがとても喜ばれる」と案内しています。大使館も、特別なサービスを受けたときに渡せばよいという書き方です。
電圧・プラグとスマホの準備
在パラオ日本国大使館の旅行者向け案内によると、パラオの電気は110ボルト・60ヘルツで、差し込みプラグは日本と同じ形です。日本から持っていく電化製品は、特に問題なく使えるとされています。ただし、この案内の掲載は2018年12月です。ドライヤーやヘアアイロンは、本体の表示に対応電圧が書かれているので、出発前に一度見ておくと安心です。
| 項目 | パラオ | 日本 |
|---|---|---|
| 電圧 | 110ボルト | 100ボルト |
| 周波数 | 60ヘルツ | 50または60ヘルツ(地域による) |
| プラグの形 | 日本と同じ形 | (同じ形) |
| 時差 | なし | (基準) |
| 通貨 | 米ドル | 円 |
スマホは、パラオの通信会社PNCCが旅行者向けのeSIMを出しているほか、日本で買える海外用eSIMもあります。現地の空港ターミナルにはPNCCの無料Wi-Fiがあると観光局は案内しています。通信の選び方はパラオでスマホを使う方法(eSIM・Wi-Fi)にまとめました。
気候と服装の目安
観光局によると、パラオの年間平均気温は27℃ほどで、一年中あたたかい気候です。雨は一年を通して降り、年間の平均降水量は150インチ(約3,800ミリ)。湿度は平均82%と高めです。雨は7月から10月にかけて多くなりますが、それでも晴れ間は多いと案内されています。
台風については、パラオは台風が発生する帯の外にあるため「まれ」とされています。とはいえ、海のツアーは天気や潮で内容が変わるので、日程には少し余裕を持たせたいところです。月ごとの傾向はパラオのベストシーズンと月別の天気で見られます。
服装は夏服が基本です。観光局はサングラス、帽子、防水のジャケットを持っていくようすすめています。私は、日差し対策とにわか雨対策をセットで考えるのがいちばん現実的だと思います。

一年中夏なら、服は日本の夏の感覚でいいんだね。

うん。ただ日焼け止めには独自のルールがあるから、持ち物の記事も見ておいてね。
入国と環境税は出発前に確認
日本のパスポートでは、30日以内の観光ならビザは不要です。ただし、入国時にパスポートの残りの有効期間が6か月以上あること、帰りの航空券を持っていることが条件と、在パラオ日本国大使館は案内しています。
ほかにも、到着前72時間以内に出すオンライン入国申告書、自然を守る約束「パラオ誓約」への署名、航空券に含まれる100ドルの環境税など、パラオならではの決まりがあります。手順はパラオの入国手続きと環境税で順番に見ていけます。
- パスポートの残りの有効期間が6か月以上あるか確認する
- 帰りの航空券を用意する
- 到着前72時間以内にオンライン入国申告書を出し、QRコードを保存する
- 到着時にパスポートの「パラオ誓約」に署名する
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よくある質問
パラオと日本の時差は?
ありません。パラオ政府観光局は、パラオが正午のとき東京も正午と案内しています。
日本の電化製品はそのまま使えますか?
在パラオ日本国大使館の案内では、電圧は110ボルト・60ヘルツ、プラグは日本と同じ形で、日本の電化製品は特に問題なく使えるとされています。熱を使う家電は、本体の対応電圧を確かめてから使うと安心です。
日本円は使えますか?
パラオの通貨は米ドルです。大使館は、現地で円をドルに替えるとレートがとても悪いと案内しています。ドルは出発前に用意しておくのがおすすめです。
英語が話せなくても大丈夫?
観光局によると英語が広く通じ、日本語を話す観光関係者もいます。ツアーやホテルの予約を日本語でできる会社を選ぶと、言葉の不安はかなり小さくなります。
まとめ
- パラオは日本と時差なし。通貨は米ドル
- 電圧は110ボルト・60ヘルツ、プラグは日本と同じ形
- 年平均27℃ほど。雨は一年中あり、7〜10月に多め
- 成田からの直行便とグアム経由の2つの行き方がある
- 入国は、パスポート残り6か月以上とオンライン入国申告書の準備から
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- パラオの入国手続きと環境税
- パラオでスマホを使う方法(eSIM・Wi-Fi)
- パラオ旅行の費用と予算の目安
- パラオのベストシーズンと月別の天気
- パラオのお金事情(通貨・カード・チップ)
- パラオとグアム、どっちがいい?
※この記事の料金・条件は、2026年9月19日にパラオ政府観光局、在パラオ日本国大使館、外務省 海外安全ホームページの各公式サイトで確認した内容です。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトでもう一度確かめてください。