- 楽天カードの家族カードってどんなカード?
- 家族カードと本カードは2枚持ちできるの?
- 家族カードのメリットとデメリットを知りたい!
こういった悩みを解決できる記事になっています。
本記事を読むことで「家族カード」がどんなカードなのか理解することができ、あなたが持つべきかどうかを判断できるようになりますよ。
記事の前半では「家族カードの基本情報」を解説し、後半では「家族カードのメリット・デメリット」をご紹介しますね!
もくじ
楽天カードの家族カードとは?
「家族カード」とは、楽天カード本カード会員の家族に発行されるカードのことです。
本会員のカード利用分とまとめて、同じ口座から引き落としができるという特徴があります。
クレジットカードは名義本人しか使えませんが、家族でも使えるように発行できるのが「家族カード」です。
例えば、夫のクレジットカードを使って日用品を買うようにしている場合、夫が一緒にいないときでも妻が持っている家族カードで支払いをすれば、同じ口座から引き落とされるようになります。
家族カードを作ることで、家計の管理がしやすくなるということですね。
家族カードの基本情報
本カードと家族カードの基本情報を比較すると以下の通りです。
楽天カードの 本カード | 楽天カードの 家族カード | |
---|---|---|
対象者 | 18歳以上(高校生を除く) | 本カード会員と生計をともにする18歳以上の配偶者・両親・子供 ※配偶者は内縁の相手方・同性パートナー含む |
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
発行可能枚数 | 2枚 | 本カード1枚につき2枚 |
ポイント還元率 (通常) | 1% | 1% |
ポイント還元率 (楽天市場) | 3% | 3% |
決済ブランド | ・JCB ・VISA ・Mastercard ・American Express | ・JCB ・VISA ・Mastercard ・American Express |
付帯機能 | ・楽天ポイントカード(無料) ・楽天Edy(無料) | ・楽天ポイントカード(有料) ・楽天Edy(有料) |
付帯カード | ・家族カード ・ETCカード | なし |
付帯保険 | 最高2,000万円 | 最高2,000万円 |
特典 | 入会&利用で5,000ポイント以上 | 1,000〜2,000ポイント |
年会費やポイント還元率など、カードの機能自体はほとんど同じです。
ただし、家族カードは付帯カードのため、いくつかのサービスは利用できない点もあります。
もちろんメリットもあるので、詳しくは後半の「家族カードの4つのメリット」「家族カードの9つのデメリット」で解説しますね。
家族カードの発行方法
「家族カード」は、本カード会員の名義で家族のために発行します。
本カードを持つ人が楽天カード会員なのかどうかで手順が変わるので、それぞれ分けて解説しますね。
パターン1:既に楽天カード会員
本カードを持つ人が既に楽天カード会員の場合、会員サイトの「楽天e-NAVI」から以下の4ステップで家族カードの追加申し込みをします。
- 「楽天e-NAVI」にログイン
- 「お申し込み」から「カードのお申し込み」を選択
- 「カードの追加」から「家族カード」を選択
- 家族カードを使う人の氏名・性別・続柄などの個人情報を入力
以上の4ステップで申し込みが完了し、自宅に「家族カード」が郵送されたら使えるようになります。
家族カードの申し込みは「本カード会員」が行いましょう。
例)夫が「本カード会員」で妻に家族カードを持たせたい場合
┗ 夫の楽天e-NAVIからログインして手続きをする。
┗ 家族カードを作りたい妻が自分の楽天e-NAVIから家族カードを追加することはできません。
あくまでも家族カードは「付帯カード」であって、本カード会員が家族のために発行するカードだからです。
「本カードを持っている人が手続きをしてくれる」と、覚えておきましょう。
パターン2:楽天カード会員ではない
楽天カードの本カード会員が家族の中にいない場合、まずは本カードの申し込みから始めます。
本カードの申し込みフォーム内で「家族カード」を付帯カードとして選択し、同時申し込みもできます。
楽天カードの申し込み方法については以下の記事の「楽天カードの作り方3ステップ」で詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
2枚目の楽天カードで家族カードは作れる?
楽天カードは本カードとして2枚持つことができますが、2枚目の本カードでも家族カードを作ることができます。
発行条件も1枚目と同じです。
家族カードの発行枚数は2枚までという制限があるため、以下のように家族カードをたくさん発行したい場合に活用できます。
2枚の本カードで家族カードを作る事例
1枚目の本カード:夫が「妻」と「息子」に家族カードを発行(合計2枚)
2枚目の本カード:夫が「娘」と「母親」に家族カードを発行(合計2枚)
上記の事例のように、本カード会員一人につき最大4枚まで家族カードを発行できます。
家族カードと本カードは2枚持ちできるの?
楽天カードの「本カード」と「家族カード」を2枚持ちすることは可能です。
夫が自分名義の本カードを持ちつつ、妻名義の本カードで作ってもらった家族カードを所有できるということです。
本カード+本カード(自分名義のカード2枚)
→OK!
本カード+家族カード(自分名義のカード1枚と家族名義のカード1枚)
→OK!
ただし、本カード2枚の中でも「楽天カード」と「楽天銀行カード」の組み合わせはNGです。
このあたりについては以下の記事で詳しく解説しています。
家族カードから本カードへの変更
家族カードから「本カード」へ変更することは、残念ながらできません。
あくまでも「付帯カード」なので、自分名義の本カードが必要な場合は本カードを新規で申し込むことになります。
一時的に2枚持ちの状態になりますが、2枚もいらないのであれば使っていた家族カードを解約し、本カード1枚に変更するという流れです。
家族カードから本カードに変更する手順をまとめると以下の通りです。
- 「楽天e-NAVI」にログインする
- 自分名義の楽天カード(本カード)を新規で申し込む
- 家族カードを解約する
「本カード」と「家族カード」は2枚持ち可能ですし、どちらも年会費無料なので、そのまま所有し続けても支障はありませんよ。
本カードから家族カードへの変更
本カードから「家族カード」へ変更することもできません。
そもそも、家族カードは本カードを持っている本会員の「付帯カード」だからです。
もし家族カード1枚だけを利用したいのであれば、楽天カード会員を解約し、家族カードだけ残すというやり方になります。
ただし、楽天カードは永年無料で、家族カードより本カードの方が保有するメリットが多いため、家族カード1枚だけの運用に変えるのはあまりおすすめしません。
もし、楽天のクレジットカードを1枚にしたいのであれば、「家族カード」を解約して「本カード」を残すようにしましょう。
最後まで読むと、本カードを持つべき理由が分かりますよ!
家族カードのポイントの貯まり方
「本カードと2枚持ちできるのはいいけど、ポイントはどうやって貯まるの?」と疑問に思いますよね。
家族カードのポイントの貯まり方は以下の通りです。
- ポイント還元率は1%
- ポイントは本会員に付与される
- 楽天ポイントカード機能で獲得したポイントは家族カード会員に付与される
- ポイントを家族間で移行できる
ポイント還元率は1%
ポイント還元率は1%で、楽天市場でのポイント還元率は3%です。
どちらも本カードと条件は同じで、ポイントを貯める効率性は本カードに劣りません。
ポイントは本会員に付与される
家族カードの利用で獲得したポイントは、本カード会員のアカウントに付与されます。
「カードを利用した本人にポイントが付与されない」というのが本カードとの大きな違いでしょう。
家族カードが発行されると「家族カード会員」のアカウントも作成されますが、貯めたポイントは「本カード会員」のアカウントに集約される仕組みです。
例えば上の図のように、本カード会員の夫が7万円使って700ポイント獲得し、家族カード会員の妻が3万円使って300ポイント獲得したとします。
ここで獲得した合計1,000ポイントは、全て本カード会員の夫のアカウントに付与されます。
どんなに家族カード利用分の方が多かったとしても、本カード会員の持ち分になるのです。
楽天ポイントカード機能で獲得したポイントは家族カード会員に付与される
家族カード会員のアカウントにポイントが付与される場合もあります。
それが、家族カードに追加できる「楽天ポイントカード機能」によって獲得したポイントです。
楽天ポイントカード機能とは?
楽天ポイントを貯められる店舗なら、クレジットカード利用ポイントと合わせて二重取りができる仕組みです。
家族カードの「楽天ポイントカード」を提示することで獲得したポイントは、家族カード会員のアカウントに付与されます。
つまり、家族カードの「クレジットカード利用分」は本カード会員アカウントへ付与され、二重取りできる「ポイントカード利用分」は家族カード会員のアカウントに付与されるということです。
楽天ポイント付与先 | |
---|---|
家族カードのクレジットカード利用分 | 本カード会員アカウント |
家族カードのポイントカード利用分 | 家族カード会員アカウント |
ただし、「楽天ポイントカード機能」を追加するには、家族カード会員の名義で「楽天e-NAVI」の利用開始手続きと、本カード会員による切り替え手続きが必要です。
それぞれの手続方法については以下のリンク先をご確認ください。
さらに切り替え手続きでは手数料1,100円(税込)かかるので注意しましょう。長い目で見れば機能を追加した方がお得かもしれませんが、手数料としては結構高めなので慎重に判断しましょう。
ポイントを家族間で移行できる
貯めた楽天ポイントは「家族間での移行」が可能です。
本カード会員にばかりポイントが付与されて不公平に感じるかもしれませんが、平等にポイントを分けることもできます。
家族間でポイントをあげたり、もらったりするには「家族でポイントおまとめサービス」を利用しましょう。
ポイントの移行条件は以下の通りです。
- 50ポイント以上、1ポイント単位で移行できる
- 移行ポイントの月間上限は10,000ポイント
- 期間限定ポイントは移行できない
利用事例としては、以下のようなパターンがあるでしょう。
どうしても本カード会員にポイントが偏るので、シーンに合わせてポイントを移行できるのは嬉しい仕様ですね。
家族カードの4つのメリット
家族カードを利用するメリットは以下の4つです。
- 引き落とし口座をまとめられる
- 効率的にポイントを貯められる
- 審査なしで発行できる
- 付帯保険を家族にも適用できる
1. 引き落とし口座をまとめられる
家族カードの利用額は、本カード会員の銀行口座にまとめて請求されます。
カード申し込み時に家族名義の口座を別途登録する必要がなく、気軽にカードを利用できます。
家族間で共同の出費を支払う際に家計の管理が楽になりますね。
また、楽天e-NAVIにログインすれば、全ての利用明細が一度にチェックできます。
それぞれが持つ家族カードの明細が「見える化」され、子供が無駄使いをしていないかなどを確認することが可能です。
家計の管理が楽になり、利用明細をチェックできるのは大きなメリットですね。ただし裏を返せば、それぞれで銀行口座を分けられなかったり、家族の利用分が本カード会員に筒抜けになってしまうというデメリットにもなるので注意しましょう。
2. 効率的にポイントを貯められる
家族カードを利用した分のポイントは本カード会員のアカウントに集約されるため、家族が使った分を効率的にポイントに還元できます。
今まで妻が現金で支払っていた日用品代や、子供が楽天市場で購入している金額分もまとめて貯められるようになるということです。
また、前述したようにポイントの移行もできるため、必要なときは各家族のアカウントに移行することで上手に使い分けることもできますよ。
3. 審査なしで発行できる
家族カード発行の際は、「発行する家族」ではなく「本カード会員」の信用情報が審査の基準になります。
また、本カード会員はすでにクレジットカードの審査に通過しているため、追加カードの家族カードを発行する際はスムーズに手続きができます。
そのため学生・主婦・無職の方・過去に延滞など繰り返して審査に少し不安のある方でも、発行可能です。
同じように審査なしで発行できるカードに「楽天銀行デビットカード」があります。気になる方は以下の記事を読んで比較してみてくださいね。
4. 付帯保険を家族にも適用できる
楽天カードには、カードのグレードに応じた「海外旅行傷害保険」が付帯しています。
家族カードにも本カードと同じグレードの海外旅行傷害保険が付くため、海外旅行に行くときに別途保険に入る必要がなくなります。
ただし、海外旅行傷害保険を適用させたい場合は、その旅行の航空券を楽天カードで支払っておく必要があります。持っているだけで適用されるのは年会費が11,000円かかる「楽天プレミアムカード」だけなので注意しましょう。
海外旅行傷害保険付きのクレジットカードは他にもたくさんあります。選び方やおすすめを知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
家族カードの9つのデメリット
魅力的なメリットがある家族カードですが、デメリットもあります。
- 引き落とし口座が分けられない
- 利用明細が家族に見られる
- 利用限度額に達しやすい
- クレヒスが育たない
- デザインや決済ブランドは選べない
- 入会時にもらえるポイントが少ない
- 付帯機能には別途料金がかかる
- ETCカードは作れない
- 本カード会員が解約すると家族カードも解約される
1. 引き落とし口座が分けられない
家族カード利用分の支払いは、全てまとめて本カード会員の口座に請求されます。
そもそも、支出を一つの口座にまとめて管理をカンタンにするのが最大のメリットなので、口座を分けたいのであれば本カードを作りましょう。
2. 利用明細が家族に見られる
家族カードの利用明細は、本カード会員の利用明細に記録されるため、いつ・どこで・何にカードを使ったのかが本カード会員に筒抜けになります。
「家計の見える化」や「子供の無駄遣いチェック」においてはメリットといえますが、プライバシーはガバガバです。
家族に内緒にしたい買い物をする場合は、家族カード以外の決済方法を利用する必要があります。
買ったものが確認できてしまうのはまだいいものの、購入した時間やお店まで筒抜けになるのはちょっと嫌かもしれませんね。
3. 利用限度額に達しやすい
家族カード会員は本カード会員と利用可能枠を共有するため、一人あたりの利用限度額が少なくなります。
本会員の利用限度額が30万円の場合
┗ 家族カードを発行している妻と娘の分も含めた限度額も30万円。
┗ 一人あたりの限度額は10万円。
┗ もし妻が25万円のブランドバッグを購入したら、残りの利用可能枠は3人で5万円になる。
限度額が足りないときは増額申請をするか、もう1枚本カードを発行しましょう。
4. クレヒスが育たない
クレヒスとは?
クレジットヒストリーの略で、クレジットカードの取引履歴や個人情報のこと。
「クレヒス」は名義ごとに設定されますが、家族カードは本会員に付随して発行されるため、家族カード利用者のクレヒスは育ちません。
きちんとカード利用分の支払いが毎月できている「良いクレヒス実績」があれば、審査難易度が高いゴールドカードやプラチナカードの審査も通りやすくなります。
今後、ステータスが高いクレジットカードを作成したい場合は、家族カードを利用するのではなく、自分の名義でカードを発行しておいたほうがいいでしょう。
5. デザインや決済ブランドは選べない
家族カードは、カードのデザインや決済ブランドを選べず、本会員と同一のものが発行されます。
楽天カードにはさまざまなデザインや、決済ブランドがあるため、自分好みのカードにしたい場合は本カードを申し込みましょう。
例えば本カード会員が「JCBのディズニーデザイン」の場合、家族カードも同様になります。「決済ブランドはVISAでデザインは普通のがいいな〜」という場合は本カードを発行するしかありません。
6. 入会時にもらえるポイントが少ない
本カードの入会特典は5,000ポイント(タイミングによっては8,000ポイント)であるのに対し、家族カードの入会特典は1,000ポイント(タイミングによっては2,000ポイント)です。
少なくとも4,000ポイントの差がありますが、この差は大きいですよね。
また、それぞれの獲得条件は以下の通りです。
- 入会でもれなく2,000ポイント付与
- カード発行の翌月末までに1回カードを利用することで3,000ポイント付与
- カード発行の翌月末までに1回カードを利用することで1,000ポイント付与
本カードの方がもらえるポイントは多く、入会するだけでもらえるポイントもあるので、作れるのであれば本カードを発行した方がお得です。
7. 付帯機能には別途料金がかかる
家族カードも本カードと同様に、付帯機能として「楽天Edy」と「楽天ポイントカード」を付けることができます。
しかし、楽天Edyの場合は330円(税込)、楽天ポイントカードの場合は1,100円(税込)かかります。
本カードも家族カードも年会費無料なので、付帯機能をつけたいのであれば「本カード」を発行した方がコスパがいいです。
8. ETCカードは作れない
家族カードではETCカードを追加で発行することはできません。
そもそも、本カードの付帯カードが「ETCカード」と「家族カード」なので、付帯カードにさらに付帯カードを付けることはできないのです。
家族間で複数枚のETCカードが必要な場合は、新規で本カードを申し込みましょう。
9. 本カード会員が解約すると家族カードも解約される
家族カードは、本カード会員に紐付いた付帯カードです。
本カード会員がカードを解約するときは、家族カードも同時に解約されます。
また、支払い遅延などにより本カードが利用停止になった場合も家族カードは使えなくなります。
家族カードを日常的に使用していたり、公共料金の引き落としに使用している場合は注意しましょう。
ちなみに、家族カードだけの解約は可能です。本カード会員が手続きを行います。
まとめ:家計の管理を楽にするなら家族カード!
家族カードの最大のメリットは引き落とし口座をまとめられることですが、本カードと比較したときのデメリットが多いです。
家族間でまとめる必要がないのであれば、本カードを申し込んだ方がお得であることが理解できたのではないでしょうか?
もしくは「審査に不安のある人」がクレジットカードを持つ選択肢として考えるといいでしょう。
本カードであれば、年会費永年無料で楽天Edyや楽天ポイントカード機能を使えます。
専業主婦や無職の方でも申し込めるので、ぜひ以下のボタンから詳細を確認してみてください。
\5,000ポイントもらえる!/
まずは楽天カードの申し込み方法を知りたい!という方は以下の記事をチェックしてみてくださいね。