固定費はしっかり削ったのに、毎月なぜかお金が残らない——そんな感覚はありませんか?

固定費はけっこう下げたのに、毎月なんだかお金が残らないんだよね…。次は何を削ればいいの?

次に見直すのは「変動費」だよ。2023年当時、この考え方でうちは貯蓄率40%まで届いた記録が残ってるんだ。

貯蓄率40%! どうやったらそんなに?

コツは「変動費を2種類に分ける」「作れるものは作る」「予算を先に決める」の3つ。順番に見ていこう。
この記事は、2023年当時に同棲生活の家計で貯蓄率40%を達成した前オーナーの記録を、ろっぐがまとめ直したものです。固定費の次に見直したい「変動費」の抑え方を、当時の金額そのままで残しました。
ここまでたどり着いた時点で、すでに節約を意識してやれることをやっているはず。あとは変動費の考え方を足すだけで、節約レベルはもう一段上がります。
✔本記事の内容
- 変動費節約の考え方
- 我慢や工夫をすれば「減らせる変動費」7選
当時どんなお金の使い方をしていたかは毎月の家計簿に記録しており、「固定費の見直し方」にも触れています。
動画にも残しているので、あわせてどうぞ↓
▼前篇
▼後編
それでは順番にまとめていきます。
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変動費節約の考え方
変動費には2種類ある

基本的には、「固定費」以外の出費すべてを「変動費」と考えるのが一般的ですが、そうすると数が多くてどこから手を付けていいか分からなくなります。
そこで、変動費を「どうしてもかかってしまう変動費」と「我慢や工夫をすれば減らせる変動費」の2種類に分けて考えていきます。
例えば、「どうしてもかかってしまう変動費」は以下のようなものです。
- 生活必需品
- 交通費
- 医療費
※引っ越しのタイミングで必要になる家具家電や、冠婚葬祭に伴う出費もここに入りますが、それらは一旦イレギュラーとして含めずに考えます。
「①生活必需品」は、毎月固定でかかるわけではないけれど、シャンプーや洗剤など一定のスパンで買う必要があるものです。
湯シャンにする、できるだけ安い商品を選ぶ、といった工夫はできますが、必需品は出費せざるを得ないものとしてここに入れました。
「②交通費」は、移動手段として首都圏なら電車、田舎なら車のガソリン代がかかり、これを削るのは難しいところです。
極限まで考えれば徒歩と自転車で行ける範囲でしか活動しないとすれば節約できますが、それも悲しいのでおすすめしません。
「③医療費」は、病気やケガをしたときに放置するわけにもいかないので節約しにくいです。
普段から健康に気を遣う、危ないことをしないといった予防はできますが、患ったあとの対応を工夫するには限界があります。
一方、「我慢や工夫をすれば減らせる変動費」は以下のようなものです。
- 外食費
- 交際費
- 洋服
- プレゼント
- 美容院
- 化粧品
- 美容関連のサービス
※⑤〜⑦は女性向けの項目ですが、女性は男性より出費が多くなる傾向があるため入れています。
①〜⑦については、次の【我慢や工夫をすれば減らせる変動費7選】でそれぞれ詳しくまとめます。
作れるものは自分で作る

世の中には、お金を出せばすぐ手に入る便利なものがたくさんあります。
料理が一番わかりやすい例です。
- お金はかかるけれど自分は何もせずに食事ができるのが「外食」(Uber Eatsなどもここに入ります)
- 買い出しは必要でも家に帰ればすぐ食べられるのが、スーパー等でお弁当やお惣菜を買う「中食」
- 素材を買って調理し、手間はかかるけれど安く済むのが「内食」
例えば、200gのサーロインステーキを食べようとすると、外食だと一人前3,000円前後、スーパーで買えば700円前後で、その差は2,300円になります。
※お店のクオリティや時期にもよりますが、2023年5月時点でステーキのどんのサーロインステーキが2,948円、西友のオーストラリア産ステーキ用牛モモ肉が645円でした。
少し話がそれましたが、要するにお店に頼らず、自分で作ったほうが圧倒的に安くなるということです。
料理だけでなく、調味料を自分で作る、家具を自分で作る、アクセサリーを自分で作るなど、いろいろなところでできます。
2023年当時、ちょうどダイニングテーブルを買おうとしたのですが、高かったのでDIYしました。
買ったら5〜6万円くらいだったところ、2万円ほどで作れたので3〜4万円の節約になりました。
DIYの様子は動画に残しているので、気になる方はどうぞ。
予算を設定して使える金額を算出しておく

当時の我が家では、使ったお金を把握できるように家計簿をつけていました。
ですが、お金を使ったときにただ記入するだけだと、「今月は何にどれだけ使ったか」が把握できるだけになってしまいます。
それを元に「翌月はあまり使わないようにしよう」と思っても、結局いくらまで使っていいのか分かっていないと、なんとなく節約している気になるだけで出費を抑えることには繋がりにくいです。
そこで大事なのは、具体的に今月はいくらまで使っていいのかを把握することです。
当時は、その年の現金貯金目標を設定し、収入や固定費を考慮した「毎月貯金すべき金額」を差し引いて、「毎月の予算」を決めていました。
さらにその予算を項目ごとに設定し、すでに埋まっている予定を踏まえて余剰資金を算出し、「今月の残りの自由に使える金額」を出します。
文章だと分かりづらいので、2023年5月の設定金額を以下に記録します。
- 2023年の現金貯金目標:100万円
- 収入と固定費を考慮した上で目指せそうな金額だったため
- 毎月貯金すべき金額:84,000円
- 毎月の予算:44,000円
- 項目ごとの予算:以下「項目ごとの予算」の表参照
- 必ず使う「通信費」「交通費」「外食費」「交際費」は予算を設定し、他はそれらを差し引いた金額をならして設定。
- 5月の自由に使える金額:約20,000円
- 5/1時点で通信費2,500円、美容院の予約7,500円、友達と遊ぶ交際費10,000円が分かっていたため、予算を差し引いて少なめに見積もった金額。
▼「毎月貯金すべき金額」と「毎月の予算」の算出式

▼項目ごとの予算

かなり細かく計算していますが、ここまでやると「今月はあと20,000円は使っていいんだな」という目安が分かるので、「洋服が2着欲しいけど1着にしておこう」「ランチに誘われたけど来月にしよう」などの調整ができるようになります。
家計簿をつけていない方がいきなりここまでやるのはハードルが高いので、まずは「毎月の予算」だけでも設定しておくと、お金の使いすぎを防ぎやすくなります。
我慢や工夫をすれば「減らせる変動費」7選

考え方は分かったけど、具体的にどこを削ったの?

ここからは実際に減らせた7項目。2023年当時の金額つきで残しておくね。
前の章で触れた「我慢や工夫をすれば減らせる変動費」を、それぞれ詳しくまとめていきます。
あくまで当時意識していたことなので、価値観によっては「それはちょっと…」と思うものもあるかもしれません。
「真似してみようかな」と思う部分だけ参考にしてください。
①外食

毎日の食事
先ほども述べたとおり、作れるものは自分で作った方が圧倒的に安く済むからです。当時の我が家では毎日自炊で、お出かけをしたとき(多くても週に1回程度)しか外食はしませんでした。
料理が好きだったのと、健康を考えると外食の頻度を増やそうとは思いませんでした。
同棲を機に料理をするようになり、食材を切ったり焼いたりして料理が完成していくのが楽しく、意外と自分で作ったほうが美味しくできるものも多いです。
当時は料理を極め始めていて、パンを焼いたりプリンを作ったりもしていました。(特別な材料はなく、どちらもフライパンがあればできます。)
また、スーパーやファーストフード店だと色々な食品添加物が使われており、健康面でも自炊をした方がいいと思います。
自分で作れば何を使ったか明確に分かり、味の調整もできるのもポイントです。
食事の誘い
一方で、自ら食べたいと思うときではなく、友人や会社で外食に誘われたときはどうでしょうか。
当時は、以下3つを考えていました。
- 本当に行きたい誘いなのか考える
- 外食じゃなくて家での食事にできないか考える
- 外食になる場合はランチにできないか考える
「①本当に行きたい誘いなのか考える」は根本的なところですが、誘われたらとりあえず行こう、という思考になっていないでしょうか。
特に会社の飲み会など、「みんな行くから行っとこうかな」「上司に誘われたから断りづらいな」という状況もあると思いますが、そこは自分の意思を尊重すべきだと思います。
当時は大人数の飲み会は苦手でしたが、行ったら行ったで楽しいし少しは顔を出しておこうという気持ちもあり、3〜4回に1回出席するような感じでした。
「②外食じゃなくて家での食事にできないか考える」は、友達にご飯に誘われたとき、「うちで一緒にご飯食べない?」と誘ってみることです。
これはパートナーとの間柄やタイミングにもよりますが、外食にするよりお家に招待、またはお邪魔した方が安く済むし楽しく過ごせます。
「③外食になる場合はランチにできないか考える」は、夜より昼のほうが価格帯が安いからです。
社会人が行くような居酒屋だと少しオシャレで、平気で一人5,000円くらいします。もちろん夜の居酒屋でお酒を楽しむのも好きですが、毎回それだとしんどいところがあります。
お酒を飲まない場合で料理が同じでも、ディナーになるだけで割高になることも多々あります。
夜のほうが都合が合いやすいならしょうがないですが、土日で予定を合わせるなら、ランチでおしゃべりを楽しむのも一つの手です。
②交際費

外食の考え方と同じで、遊びに誘われたときに「本当に行って楽しいのか」を考えるようにしていました。
大学生のとき、とにかく色々な経験をしておこうと誘われたら何でもやってみる精神でいましたが、それが合わずにしんどくなったことがあります。
いろんな人と交友を深めていくのも素敵ですが、それが自分に合っているのか、楽しいのかは考えるべきです。
お金もかかりますが、大事な時間を使うし、あまり仲の良くない相手だと神経もすり減らすので慎重に考えたほうがよさそうです。
仲がいいわけではなくても、自分にとって有益になりそうな誘いなら考えますが、本当に仲のいい少人数と過ごしているのが楽で幸せだったので、「ちょっと違うな」と思った誘いは断るようにしていました。
③洋服

季節の変わり目に欲しくなりますよね。
当時はUNIQLO、無印、nico and…といったプチプラの服しかほとんど買っていませんでした。
ただ、大事なのはそこではなく、洋服の価格帯やどんな服を買うかは人によって価値観が分かれるので、それよりも買い方が大事だと思っています。
大事なのは「即決しないこと」です。
特にショッピングモールで買うときは、何店舗か回って一番良かった服を買うようにしていましたが、試着してすぐ買うのではなく、一度考える時間を作ります。
その時は店員さんの上手な接客も相まって洋服がとても魅力的に見えますが、時間が経って冷静になると「そうでもないかも」と思うことが割とあります。
(実際、それで何回か服選びを失敗し、数回しか着ずに処分してしまったことがあります。)
お目当てのお店を全部回って試着が済んだら、休憩がてらカフェなどに入って整理するのがおすすめです。
一度自分だけで考える、または一緒に行った家族や友人と話して冷静になってから決めることで、買い物に失敗せず、結果的にお気に入りの服を長く着られて節約にも繋がります。
④プレゼント

旅行のお土産や、誰かのお家にお邪魔するときの手土産を渡す機会は年に数回ありますよね。
「誕生日プレゼント」や「結婚祝い」など大事なイベントのときは、大金を使わない限りあまりケチるべきではないと思いますが、ちょっとしたプレゼントは考える余地があります。
旅行のお土産
職場や家族、自宅へのお土産としてご当地のお菓子などを買っていないでしょうか。
「有給もらったから職場に」「とりあえず家族には」「家で食べたいから自宅用にも」とあれもこれも買うと、結構な金額になっていきます。
特に職場の場合は、一部だけに配るのは気まずいからと結局30個入りくらいのものを買う…なんてこともありますよね。
結論、お土産は誰に対しても買わなくていいと思っています。
旅行に行ったことを知られていても、お土産がないからといって恨まれることはありません。もしいい顔をされないなら、それまでの関係だと思います。
また、安くて数が多いお土産のお菓子は、特にあまり美味しくなかったりもします。
ケチってそういうものを買うくらいなら、大事な人には別の機会にもっと良いものをあげたほうが喜ばれるはずです。
手土産
お家にお邪魔するときに、ケーキなどの手土産を持っていくことがありますよね。
目上の人のお家(会社の上司など)に遊びに行くならちゃんとしたものが必要かもしれませんが、友人だったら大層なものを持っていく必要はありません。
スーパーで買ったお菓子や飲み物を簡単に持っていくか、料理が好きなら手作りのお菓子を持っていくのもいいかもしれません。
実際に何度か自分で作ったお菓子(簡単で材料費がかからないもの)を持って行ったことがありますが、喜ばれるしデパ地下スイーツを買うより断然安く済みます。
⑤美容院

ここからは女性向けの内容ですが、当時の考え方や節約方法をまとめました。
まずは美容院ですが、当時は毎回新しいサロンに行って、新規顧客向けのお得なクーポンを使うようにしていました。(頻度は3〜4ヶ月に1回)
大前提、カラーをやめて行く頻度を減らす方が安く済みますが、好きな髪型をキープしてより楽しく過ごすためにここは譲れないポイントでした。
いつも「カット」「カラー」「トリートメント」をしていて、普通に施術を受けると15,000円くらいかかります。
そこで、ホットペッパービューティーのアプリで、近所のサロンの中でできるだけ安くなるクーポンが使えるお店を毎回選び、うまく1万円以内に収まるようにしていました。
カットだけなら大差ないと思いますが、「カラー」や「パーマ」などコストが高い施術をいつも受けている方にはこのやり方はおすすめです。場合によっては通常の半額くらいで済ませられます。
⑥化粧品

化粧品は高いので、シンプルに買わないようにしていました。
偉そうに言っていますが、一時期は美容系YouTuberを観てはネットで買いまくっていました。
「今買うべきコスメ」「2023年夏メイク」「今月買って良かったコスメ」といった動画が配信されており、観たら買いたくなる作りになっています。
決して否定するわけではありませんが、節約を頑張るのであれば観ない方が自分のためだと思います。
また、最近の化粧品は効果だけでなくパッケージの可愛さに惹かれてコレクションしたくなってしまうので、1つが数千円だとしても数が増えればかなりの出費になります。気をつけましょう。
⑦美容関連のサービス

女性であれば、ネイル、マツエク、エステといった美容関連のサービスを受けて、キレイな見た目を目指したくなりますよね。
当時の数ヶ月前まで医療脱毛には通っており、正直完全にはなくなっておらず続けたい気持ちもありましたが、キリがないと思い、契約回数が終了してそのまま辞めました。
(脱毛はかなりお金がかかるし、詳しく語りたいことがあるので後日別で記事にまとめます。)
現在は美容関連サービスは一切受けていませんでした。コスパが悪いと思っていたからです。
ネイルやマツエクは月に1〜2回通って毎回5,000円前後支払いますし、エステはお金持ちの贅沢品だと思っています(通ったことがないので詳しくは分かりませんが)。
ここでも作れるものは自分で作る精神で、ネイルをしたければ「ジェルネイルキット」を購入して自分でやってみる(高くても1万円程度なので2ヶ月でPayできます)、痩せたければエステではなく運動をする、といった他のやり方を考えるのが大事だと思います。
コスパが悪くてネイルはしていませんでしたが、可愛いネイルをしている人を見るといいなと思っていたので、ジェルネイルキットは検討しようかなと思っていました。
[quads id=3]
まとめ
今回の内容をまとめると以下の通りです。
- 変動費は、「どうしてもかかってしまう変動費」と「我慢や工夫をすれば減らせる変動費」の2種類に分けて考える
- 作れるものは自分で作る意識をもつ
- 毎月の予算を設定して具体的にいくら使っていいのか把握する
- 外食、交際費、洋服、プレゼント、美容院、化粧品、美容関連サービスは節約の余地がある
- 食事や遊びの誘いは本当に行きたい誘いか考える
- 洋服は即決せず、冷静になって考えてから買うかどうか決める
- 渡すべきプレゼントとそうでないプレゼントを考える
- 美容院、化粧品、美容関連サービスはコストが高くなりやすいので安くする方法を考える
この中でも特に、予算を設定することと、安くする方法を考えることが大事だと思います。
誘いやプレゼントなど、「みんな行くから」「みんなやってるから」という理由で脳死でお金をかけてしまうことが多々あると思いますが、一度「本当に必要なのか?」を考えてみるだけでもコストを抑えることに繋がります。
「作れるものは自分で作る」のは、最初は面倒かもしれませんが、慣れると楽しいですし、自分が作ったものなので愛着が湧いたり、評価されたときの喜びも大きくなります。(自分が作った料理がおいしいと言われるたびに幸せな気持ちになります。)
挑戦しやすそうだなと思うものから、ぜひ取り入れてみてください。意識が変わり、徐々に変動費の出費を減らしていけるはずです。

全部やらなくていい。挑戦しやすいものから一つずつでいいよ。

よし、まずは今日の飲み会の誘い…あれ、これ本当に行きたいやつだっけ?
「固定費の節約」については別記事にまとめています。あわせてどうぞ。
以上、節約を頑張りたいと思っているみなさんの参考になっていれば嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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