パラオへの入国は、日本のパスポートなら観光でビザがいりません。ただ、その代わりに押さえておくべき条件がいくつかあります。パスポートの残りの有効期間、帰りの航空券、出発前のオンライン申告、そして自然を守るための約束と環境税です。
ここでは、在パラオ日本国大使館の「パラオ入国情報」(2024年12月6日掲載)、外務省 海外安全ホームページ、パラオ政府観光局の案内をもとに、手続きを順番に整理しました。入国の決まりは変わることがあるので、出発前に公式の最新情報も見てください。

ビザがいらないなら、パスポートだけ持っていけばいいの?

それだけだと不十分なんだ。オンラインの入国申告書と、帰りの航空券が必要だよ。パスポートの期限にも条件があるんだ。
この記事の要点
- 30日以内の観光ならビザ不要。ただし帰りの航空券が必要
- パスポートは入国時に残り6か月以上必要。不足していると入国を断られる
- オンライン入国申告書を到着前72時間以内に出し、QRコードを見せる
- 到着時、パスポートに押される「パラオ誓約」に署名する
- 環境税100ドルは航空券の代金に含まれる
日本人はビザ不要。ただし条件がある
在パラオ日本国大使館によると、30日以内の観光・商用などの滞在ならビザは不要です。ただし、帰りの航空券を持っていることが条件です。外務省 海外安全ホームページも、出国のための航空券がないと入国を拒否されると案内しています。
30日を超えて滞在したい場合は、パラオの入国管理局で延長を申請します。1回につき30日、2回まで延ばせるので、最長90日です。手数料は1回50米ドルと案内されています。
| 項目 | 内容 | 出どころ |
|---|---|---|
| ビザ | 30日以内の観光・商用は不要 | 在パラオ日本国大使館 |
| 帰りの航空券 | 必要。ないと入国を拒否される | 大使館・外務省 |
| パスポートの残り | 入国時に6か月以上 | 大使館・外務省 |
| 滞在の延長 | 1回30日、2回まで。最長90日 | 大使館・外務省 |
| 延長の手数料 | 1回50米ドル | 大使館・外務省・観光局 |
パスポートは残り6か月以上
大使館と外務省は、そろって「入国時に6か月以上の残存有効期間が必要」と案内しています。外務省は、6か月以上ない場合は入国を拒否されると明記しています。
ここで気をつけたいのは、数えるのは日本を出る日ではなく、パラオに入る日だという点です。たとえば来年の春に期限が切れるパスポートで秋にパラオへ行くと、6か月を切ってしまうかもしれません。旅行を思い立ったら、まずパスポートの期限を見てください。更新には時間がかかるので、早めの確認が安心です。
あわせて、パスポートの名前のつづりと、航空券の名前のつづりが同じかも見ておきましょう。オンライン入国申告書にもパスポートの情報を入力するので、ここがずれていると手続きのたびに説明が必要になりかねません。家族旅行なら、子どものパスポートの期限も一緒に確かめてください。家族それぞれで発行した時期が違えば、期限も人によって違います。
オンライン入国申告書(Palau Entry Form)
パラオでは、健康申告書と税関申告書がひとつになった入国申告書を、オンラインで出します。大使館によると、入国時にQRコードを見せることが必須で、紙の申告書はありません。
- 到着の72時間前になったら、パラオ政府の入国申告サイト「palautravel.pw」を開く
- 英語で必要事項を入力する(観光局は回答を英語で書くよう案内)
- 送信すると、登録したメールに固有のQRコードが届く
- QRコードをスマホに保存するか、印刷して持っていく
- チェックインのときと到着時に、QRコードを見せる
申告サイトの案内では、家族なら1通でまとめて出せます。送ったあとは控えのメールが届くので、メールとQRコードの両方を保存しておくと、到着時の確認がスムーズになるとされています。
スマホを持っていない場合は、QRコードを印刷して持っていくか、到着後に税関で入力することもできると大使館は案内しています。到着直後にスマホの通信を使いたい人は、パラオでスマホを使う方法(eSIM・Wi-Fi)も見ておくと安心です。
| よくある迷いどころ | 公式の案内 |
|---|---|
| いつから出せる? | 到着の72時間前から |
| 何語で書く? | 英語 |
| 家族は1人1通? | 家族なら1通でよい |
| 紙の申告書はある? | ない(印刷したQRコードの持参は可) |
到着したら「パラオ誓約」に署名する
パラオでは、入国時にパスポートへ押されるスタンプが「パラオ誓約(Palau Pledge)」になっています。パラオの自然を守り、地元の伝統を尊重することを約束する文章で、入国時にその署名欄へ自分で署名します。
パラオ政府観光局によると、パラオ誓約は2017年に始まった取り組みです。旅行者に自国のパスポートの中で約束をしてもらうよう入国手続きを変えたのは、世界で初めてだと紹介されています。

パスポートにサインするなんて、ちょっと特別な感じがするね。

うん。サインしたら、日焼け止めのルールやサンゴに触らないことも含めて、約束を守って過ごしたいね。
環境税(PPEF)100ドルと税関のルール
パラオ政府観光局の告知によると、2018年1月1日から、パラオ行きの国際線の航空券にはプリスティン・パラダイス環境税(PPEF)100米ドルが含まれています。集めるのは航空券を売る航空会社で、旅行者が空港で別に払う形ではありません。観光局は、この税がパラオの保護区のネットワークを支えると案内しています。
税関では、1万米ドル以上の現金などを持ち込むときに申告が必要です。免税で持ち込めるお酒は2リットル未満、たばこは開封済みの1箱などと決まっています。また、2023年5月29日から電子たばこは持ち込みも使用も禁止です。観光局は、入国時に自分から差し出せば持ち込みの罪には問われないと案内しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 環境税(PPEF) | 100米ドル。航空券代に含まれる(2018年1月1日から) |
| 現金の申告 | 1万米ドル以上を持ち込む・持ち出すとき |
| 免税のお酒 | 合計2リットル未満 |
| 免税のたばこ | 開封済みの紙巻き1箱、または15g以下の葉巻1本など |
| 電子たばこ | 持ち込み・所持・使用とも禁止(2023年5月29日から) |
日焼け止めにも独自の規制があります。持ち物の選び方はパラオ旅行の持ち物チェックリストで確認できます。
グアム経由で行く場合の注意
グアムで乗り継いでパラオへ行く場合、大使館は、乗り継ぎのためにESTAか「Guam-CNMI ETA」のいずれかと、グアムの電子税関申告書(EDF)が必要だと案内しています。直行便とは準備が違うので、航空券を買う段階でどちらのルートかを確かめておきましょう。私は、ここがいちばん見落としやすいところだと思います。
パラオの宿を探すなら PR
パラオのホテルは、多くが中心地のコロール周辺に集まっています。Trip.comなら日付と人数を入れて、コロールのホテルの空室と料金をまとめて比べられます。
よくある質問
パラオ入国にビザは必要ですか?
日本のパスポートで30日以内の観光なら不要です。帰りの航空券が必要です。
パスポートの残存期間は何か月必要?
入国時に6か月以上必要です。不足している場合は入国を拒否されると外務省は案内しています。
環境税100ドルは空港で払うの?
パラオ政府観光局によると、環境税は国際線の航空券の代金に含まれ、航空会社が集めます。
オンライン入国申告書はいつ出せばいい?
到着の72時間前から出せます。QRコードはチェックイン時と到着時に見せます。
まとめ
- 30日以内の観光ならビザ不要。帰りの航空券は必要
- パスポートはパラオ入国時に残り6か月以上
- オンライン入国申告書は到着72時間前から。紙はない
- 入国時にパスポートの「パラオ誓約」に署名する
- 環境税100ドルは航空券に含まれる。電子たばこは持ち込み禁止
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※この記事の料金・条件は、2026年9月19日に在パラオ日本国大使館(パラオ入国情報)、外務省 海外安全ホームページ、パラオ政府観光局の各公式サイトで確認した内容です。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトでもう一度確かめてください。
