初めての国に行く前は、治安が気になるものです。パラオは日本との関係が深く、のんびりした印象の島ですが、どんな場所でも気をつけたほうがいいことはあります。
ここでは、外務省の海外安全ホームページにあるパラオの情報(危険情報と安全対策基礎データ)を根拠に、旅行者が知っておきたい注意点をまとめました。外務省の記載を言い換えてはいますが、書かれていないことを付け足して「安全」「危険」と言い切ることはしていません。

パラオって治安いいイメージだけど、実際どうなの?

外務省の危険情報は、今は出ていないんだ。でも安全対策のページには、空き巣やひったくり、海の事故のことも書かれてる。油断しないのが大事だね。
この記事の要点
- 2026年9月19日時点で、パラオに外務省の危険情報・感染症危険情報・スポット情報は出ていない
- 空き巣、窃盗、車上荒らしなどの一般犯罪は多発していると外務省は記載
- 日本人旅行者のひったくり被害や、水難事故による死亡事案も起きている
- 夜間は飲酒運転やスピードの出し過ぎによる死亡事故があり、歩道なども整っていない
- 紫外線は日本の7〜8倍と言われ、生水は飲まないよう案内されている
外務省の危険情報は出ている?
外務省の海外安全ホームページでパラオのページを確認したところ(2026年9月19日)、危険情報、感染症危険情報、スポット情報はいずれも出ていませんでした。危険情報は、治安の悪化などを受けて国や地域ごとに出される注意の呼びかけで、パラオには今のところ出されていないということです。
一方で、世界のいくつもの地域を対象にした「広域情報」は掲載されています。パラオのページには、夏休みなどに海外へ行く人への注意喚起、海外での写真・動画撮影とSNS投稿に関する注意喚起、台風シーズンの注意喚起、デング熱や薬剤耐性に関する注意喚起、特殊詐欺や闇バイトに関する注意喚起などが並んでいます。出発前に一度目を通しておくとよいでしょう。
| 項目 | 2026年9月19日時点の状態 |
|---|---|
| 危険情報 | 出ていない |
| 感染症危険情報 | 出ていない |
| スポット情報 | 出ていない |
| 広域情報 | 海外渡航全般、台風シーズン、デング熱、特殊詐欺などの注意喚起が掲載 |
| 安全対策基礎データ | 2025年8月29日更新 |
どんな犯罪が起きている?
外務省の安全対策基礎データ(2025年8月29日更新)によると、パラオではこれまでテロや身代金目当ての誘拐事件は起きていません。ただし、過去には泥酔した人や薬物を使った人による凶悪な犯罪があり、空き巣、窃盗、傷害、車上荒らしなどの一般犯罪は今も多発しているとされています。囚人の脱獄が複数件あり、確保まで数日かかったこともあったと書かれています。
日本人の被害としては、住んでいる人の家や会社、レストランなどでの空き巣、日本人観光客が歩いているときのひったくり、水難事故による死亡が挙げられています。凶悪犯罪は少ないものの、過去には日本人が被害にあった強盗や傷害などの事件もあったと記載されています。
外務省がすすめている防犯対策
- パスポートは必要に応じてコピーを持ち歩く
- 人目を引く派手な服装は避ける
- 夜はひとりで人通りの少ない場所を出歩かない
- 野良犬や放し飼いの犬が多いので、かまれないように気をつける
どれも特別なことではありませんが、南の島に来た開放感で忘れがちなことばかりです。私は、とくに4つ目の犬の話は日本ではあまり意識しないので、散歩やジョギングをする人は覚えておいたほうがいいと思いました。
海の事故に気をつける
パラオ旅行の中心は海です。外務省が日本人の水難事故による死亡事案を記載している以上、海の安全は治安と同じくらい大事なテーマです。
- 海に入るときは、泳ぎに自信があってもライフジャケットを着る
- 初めての場所では、ガイド付きのツアーに参加する
- 体調がよくない日、寝不足の日、お酒を飲んだあとは海に入らない
- ガイドの指示や、その日の天気・潮の判断にしたがう
パラオ政府観光局によると、ダイビングの事故に備えて、ベラウ国立病院には高気圧酸素治療の設備(減圧室)があります。ダイビングをする人は、この情報も覚えておくと安心です。海の遊び方は パラオでシュノーケリング(初心者向け) にまとめています。

海がきれいだと、ついはしゃいじゃいそう。

その気持ちはわかる。でも、きれいな海ほど沖は深いし流れもある。「ライフジャケットを着る」だけで、守れる命があると思うよ。
日差し・水・感染症
外務省によると、パラオの紫外線は日本の7〜8倍と言われていて、昼間の外出には帽子やサングラスなどの日焼け対策が必要です。パラオでは、サンゴに有害とされる日焼け止めが禁止されているので、日焼け止めは酸化亜鉛または酸化チタンだけが有効成分のものを選びましょう(パラオ政府観光局の案内)。
また、高温多湿で細菌やカビが増えやすく、食中毒などの消化器の病気が起こりやすい環境だとされています。生水は飲まず、ミネラルウォーターか一度わかした水を飲むように案内されています。こまめな水分補給で脱水にも気をつけてください。
デング熱が流行することがあり、予防接種も予防薬もないため、蚊に刺されないことが唯一の予防法とされています。肌を出しすぎない服装や虫よけスプレーを用意しておきましょう。持ち物は パラオ旅行の持ち物チェックリスト でチェックできます。
交通事情と夜の外出
外務省によると、パラオ国際空港からコロールへの道路や、バベルダオブ島をまわる道路はよく整備されています。一方で、わき道は舗装されていないところも多く、4WD以外では走りにくい道もあります。車は右側通行です。
注意したいのは夜です。夜には飲酒運転やスピードの出し過ぎによる死亡事故も起きていると書かれていて、歩道や歩道橋、信号付きの横断歩道、ガードレールなども整っていないため、歩く人も運転する人も注意が必要です。夜にお店へ出かけるときは、歩くよりタクシーを使うほうが安心だと思います。パラオ政府観光局は、タクシーの標準料金と、許可を受けた運転手の一覧を公開しています。
また、コロール州では18歳未満の未成年は、21歳以上の同行者がいる場合などを除き、午後10時から翌朝6時まで外出が禁止されています。家族旅行で10代の子どもを連れて行く場合は覚えておきましょう。
持ち込みに注意したいもの
外務省とパラオ政府観光局によると、パラオでは電子たばこの持ち込み、使用、所持が禁止されています。麻薬や銃器ももちろん持ち込み禁止です。入国の手続きは パラオの入国手続きと環境税 で確認してください。
医療と緊急時の連絡先
外務省は、パラオの医療レベルは十分とは言えず、大きなけがや病気で専門的な治療が必要なときは国外への緊急搬送が必要になると書いています。その場合は多額の費用がかかるので、緊急移送サービスのついた海外旅行保険への加入がすすめられています。
| 連絡先 | 番号(外務省の記載) |
|---|---|
| 警察・消防・救急(緊急) | 911 |
| 国立病院(緊急) | 488-2558 |
| 在パラオ日本国大使館 | (+680) 488-6455 / 6456 |
| 在パラオ日本国大使館(閉館時の緊急電話) | (+680) 775-6456 |
3か月未満の旅行なら、外務省の「たびレジ」に登録しておくと、現地の安全情報を日本語のメールで受け取れます。事件や災害のときに、大使館が安否を確認するためにも使われます。
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パラオのホテルは、多くが中心地のコロール周辺に集まっています。Trip.comなら日付と人数を入れて、コロールのホテルの空室と料金をまとめて比べられます。
よくある質問
パラオは危険な国ですか?
2026年9月19日時点で外務省の危険情報は出ていません。ただし空き巣やひったくりのようなの一般犯罪は多いと記載されているので、基本の防犯対策はしておきましょう。
夜に出歩いても大丈夫ですか?
外務省は、夜にひとりで人通りの少ない場所を歩かないよう呼びかけています。夜は飲酒運転の事故もあり歩道も整っていないため、移動はタクシーを使うほうが安心です。
水道水は飲めますか?
外務省は、生水は飲用に適さないため、ミネラルウォーターか一度わかした水を飲むよう案内しています。
電子たばこは持って行けますか?
パラオでは電子たばこの持ち込み、使用、所持が禁止されています。持って行かないようにしましょう。
まとめ
- 2026年9月19日時点で外務省の危険情報は出ていないが、一般犯罪は多いと記載されている
- ひったくり、空き巣、野良犬などに気をつけ、夜のひとり歩きは避ける
- 海ではライフジャケットとガイド付きツアーで事故を防ぐ
- 紫外線は日本の7〜8倍。生水は飲まず、蚊の対策もする
- 緊急時は911。緊急移送つきの海外旅行保険に入っておく
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※この記事の料金・条件は、2026年9月19日に外務省 海外安全ホームページ(パラオの危険・スポット・広域情報、安全対策基礎データ)、パラオ政府観光局で確認した内容です。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトでもう一度確かめてください。
