こんにちは、choppiです。
同棲や友達とのルームシェア、2人家族など、これから二人暮らしを始める方はまず【引っ越しの費用】が気になると思います。

これから二人暮らしで引っ越しをしようと思ってるけど、どれくらいお金がかかるんだろう?
安く抑えるためにはどうしたらいいのかな?
そういった疑問を抱える方に向けて今回は、【二人暮らしの引っ越しでかかる初期費用の総額】について解説します。
私は実際に、2023年の7月に「二人暮らしの引っ越し」をしました。
二人暮らしの引っ越し総額は100万円かかるとも言われますが、私たちは50万円以下に抑えることができました。
実際に引っ越した経験をお伝えしながら、安く抑えるコツについてもご紹介します。
✔ 本記事を読むことで分かること
- 二人暮らしの引っ越しでかかる総額の目安
- 初期費用や引っ越し代などをできるだけ安く抑えるコツ
→引っ越しにかかる費用のイメージが湧き、出費を抑えるヒントになる
また、引っ越しに関する記事はこちらにまとめているので、気になる方はぜひ併せてご覧ください。
それでは、早速順番に解説していきます。
もくじ
二人暮らしの引っ越しにかかる初期費用
相場はいくら?
二人暮らしの引っ越しにかかる初期費用の相場は、一説によると100万円前後と言われています。
家賃の7〜8ヶ月分と言われることもありますが、それでも家賃が10万円の場合70〜80万円かかる計算になります。
実際にかかった初期費用の総額
私たちは二人暮らしの引っ越しをして、総額約45万円の費用がかかりました。
内訳は以下の通りです。
- 賃貸契約にかかる初期費用:約¥200,000
- 不動産会社の仲介手数料:約¥40,000
- 引っ越し代:約¥60,000
- 退去と入居に必要な物品代:約¥5,000
- 家具家電:約¥170,000
- 旧居の日割り家賃:約¥40,000
合計:約¥510,000
また、以下の金額は返金されました。
- 旧居の火災保険代:約2,000円
- クリーニング費用を差し引いた敷金:約¥50,000
- 引越し業者に依頼した洗濯機設置代:約¥8,000
合計:約¥60,000
賃貸の契約期間である2年よりも早く退去したため、その分の保険代を返金してもらえました。
敷金は旧居の入居時に家賃の1ヶ月分払っていましたが、クリーニング費用だけ引かれて残りは返金してもらえています。
3つ目の洗濯機設置代はちょっと特殊ですが、もともと引っ越し業者に依頼していた洗濯機設置業者には設置してもらえなかったため、その分の費用を返金してもらっています。
かかった費用から返金された分を差し引くと、約45万円となりました。
二人暮らしの初期費用には何がある?
初期費用として払わなくてはならない費用はいろいろあります。
それらについて、私たちが実際に払った費用を元に詳しく解説していきます。
賃貸契約にかかる初期費用

物件を借りるためには、どうしても敷金や礼金といった費用を支払う必要があります。
私たちの場合は以下の費用を支払い、合計約20万円となりました。
- 敷金:¥75,000
- 家賃(7月分):¥75,000
- 共益費:¥3,000
- トラブルサポート代:¥800
- 保証料:¥37,400
合計:約¥200,000
私たちの場合、礼金は無しの物件だったので払っていません。
共益費、トラブルサポート代は家賃と一緒に毎月かかる費用になります。
「トラブルサポート代」は、「水漏れなどのトラブルがあった際に、24時間サポートをしてくれるサービス」なのですが、要らないので無しにしてもらえないか交渉はしました。
ですが、必ず付けないといけないものらしく、なくなく毎月¥800払っています。
「保証料」というのは、連帯保証人を立てない代わりに保証会社に支払う料金のことです。
不動産会社の仲介手数料

不動産会社に支払う仲介手数料です。
家賃が基準になっており、その何ヶ月分を支払うのかは不動産会社によって異なります。
私たちは、仲介手数料が家賃の0.5ヶ月分の「エイブル」で契約しました。
家賃が¥75,000で、その半額に消費税を足した金額の約¥40,000を支払いました。
もし仲介手数料が家賃の1ヶ月分であれば2倍の金額を払っていたことになるので、不動産会社はどこを仲介するのかも引っ越しの際の大事なポイントになります。
引っ越し代

旧居から新居へ荷物を運び込むために依頼します。
私たちは最初はレンタカーを借りて、何往復かして自分たちで運ぼうとも考えました。
ですが「車で1時間かかる距離」というのと、エレベーター無しの2階からエレベーター無しの3階への運び出しになるので、「体力的にも厳しい」と判断して依頼しています。
一括見積もりをし、一番安くて口コミが良さそうだった「ハート引越センター」を選び、約¥50,000でした。
結果としては、引っ越し業者に頼んだことで大きい荷物もスムーズに運んでくれましたし、そのおかげで荷ほどきもだいたい翌日までに終わらせることができました。
退去と入居に必要な物品代

退去時はそのまま退去するのではなく、できるだけ原状回復してキレイな状態にすることで余計なクリーニング費用や修理費を請求されるのを防ぐことができます。
また、引っ越しでそのまま運ぶには壊れるリスクがあるものについては緩衝材を使いました。
これらの物品で約500円使いました。(これで数万円請求されるリスクを減らせるなら安い買い物です。)
入居時には、汚れを防止するための作業や、害虫対策をする必要があり、そのための物品には約5,000円かかりました。
入居時にやることは以下の記事でまとめているので、よければ併せてご覧ください。
家具家電

新しく一式揃えるとなると、最低でも20万円かかると言われています。
私たちは、家具は旧居で使っていたものから新しく変えたり、追加したのでそれと同じくらいの約17万円かかりました。
内訳としては以下の通りです。
- 遮光カーテン:¥5,000
- ソファ:¥50,000
- 自転車2台:¥72,000
- ダイニングチェア:¥12,000
- キッチン作業台:¥26,000
合計:約¥170,000
遮光カーテンは、旧居では日当たりが悪かったので必要としていませんでしたが、南西向きになったので必須だと思い追加で購入。
ソファはずっと欲しかったので、部屋が広くなった引っ越しのタイミングで購入。
自転車は、近所の河川敷や公園に行きやすくするために購入。
ダイニングチェアは、旧居で使っていたものが座りづらかったため購入。
キッチン作業台は、キッチンが狭くなったため、作業スペースを確保するために購入。
私たちのように、間取りや部屋の広さが変わったり、周辺環境が変わることで家具家電を入れ替える必要も出てきます。
旧居の日割り家賃
必ず発生するものではないですが、その物件の退去通知のタイミングや解約手続きのタイミングによっては、旧居と新居で二重で家賃を払う必要があります。
私たちの場合は、旧居の退去連絡は「40日前まで」と契約書に書かれていましたが、把握した上で管理会社に希望の退去日を伝えました。
(引っ越し先が決まったのは6/3で、その日のうちに連絡しました。契約書通りだと40日後の7/13が退去日になりますが、7/2を退去日にできないか交渉しました。)
結果としては交渉は叶わず、7/13分までの旧居の家賃も日割りで発生することになりました。
金額にすると約¥40,000支払っています。
「40日前」というのが結構難しかったので、せいぜい「1ヶ月前」までの契約の物件であれば、二重家賃を払うリスクを減らせると思います。
引っ越しの初期費用を安く抑えるコツ
私たちは、通常70〜80万円かかると言われている「引っ越しの初期費用」を50万円以下に抑えることができました。
住みたい間取りや地域によってかなり金額の差は出てくると思いますが、首都圏に住んでいる割には安くできたと自負しています。
いろいろ工夫したことがあるので、ここからは「安く抑えるコツ」について解説していきます。
賃貸契約にかかる初期費用を安く抑えるコツ
初期費用の大部分を占めるのが「賃貸契約にかかる初期費用」です。
私たちが実践した、もしくはやれば良かったと思う対策は以下の5つです。
- 家賃を下げる
- 礼金がない物件を選ぶ
- 仲介手数料は家賃0.5ヶ月分の不動産会社を選ぶ
- 火災保険は自分たちで加入する
- 保証料無しの交渉をする(連帯保証人は自分たちで立てると伝える)
家賃を下げる
一番効果的なのは家賃を下げることです。
今後の毎月の出費にもかかわってきますし、敷金や仲介手数料など、家賃を基準に請求される金額も多いです。
そのため、まずは家賃を下げることが他の費用も安くすることに繋がるのです。
礼金がない物件を選ぶ
初期費用として「敷金〇〇円」「礼金〇〇円」という表示を見たことがあると思います。
敷金はクリーニング費用を差し引いて後から返金されるものですが、礼金は管理会社もしくは大家さんへ感謝代として払うお金なので返金されることはありません。
また、一般的には家賃の1ヶ月分として支払うことになるため、金額としては大きいです。
築浅だと礼金が発生する傾向があるため、少し築年数が古くても礼金がない物件を選ぶことが安く抑える手段の一つになります。
仲介手数料は家賃0.5ヶ月分の不動産会社を選ぶ
仲介手数料は不動産会社によって変わり、1ヶ月分か、0.5ヶ月分が主流です。
これも家賃を基準にされていますが、1ヶ月分と0.5ヶ月分では半額分の金額が違ってくるため、不動産会社選びも重要になります。
火災保険は自分たちで加入する
賃貸に入居する場合、火災保険の加入は必須になります。
ですが、管理会社が用意する火災保険に加入する義務はありません。
大抵の場合は割高の火災保険を提示されるので、「自分たちで加入するので不要です」と伝え、安い火災保険を選ぶことで1万円以上の節約になることもあります。
保証料無しの交渉をする(連帯保証人は自分たちで立てると伝える)
「保証料」というのは、連帯保証人を立てない代わりに保証会社に支払う料金のことです。
ここは何も言えなかったのですが、今思うと連帯保証人も親に頼むなどすればできた可能性があります。
実際できるかどうかは管理会社によると思いますが、連帯保証人無しにする交渉の余地はあったと思います。
引っ越し代を安く抑えるコツ
もし、近場の引っ越しで「1階から1階」、もしくは「エレベーター付きの物件」であれば自分たちで荷物を運ぶのも苦じゃないと思うので、レンタカーや自家用車での引っ越しをすれば一番安く済みます。
それが難しい場合の引っ越し代の節約方法は以下3つです。
- 荷物は極力減らす
- 引越し業者は一括見積もりする
- 引っ越しの繁忙期は避ける
荷物は極力減らす
荷物の量によって引っ越し代金が変わってきます。
引っ越し前に断捨離をすることで、荷物を減らしておきましょう。
引越し業者は一括見積もりする
複数の会社で相見積もりを取ることで、ご自身の引っ越しで一番お得になる引越し業者を知ることができます。
私たちは「ハート引っ越しセンター」を選び、約5万円で引っ越しができました。
荷物の量や運ぶモノによって変わってくると思うので、ぜひ相見積もりをとって業者を選びましょう。
できれば、2〜3社は「訪問見積もり」までやることをおすすめします。具体的な引っ越し代金が分かるのと、直接交渉をすることもできるからです。
交渉で言うこととしては、「〇〇円になったらあなたの会社に即決します。」「時間帯は午後でいいので〇〇円まで安くすることはできませんか?」などです。
引っ越しの繁忙期は避ける
新生活が始まる2〜3月は繁忙期となり、引っ越しをする人が多い時期です。
そうすると、多少高い金額でも引っ越しする人はいるため、引越し業者も高めの金額設定をしており、上記で述べたような交渉もしづらくなります。
繁忙期直後の4月だと物件がそもそも少ない、というような事態も発生しますが、できるだけ閑散期を狙うことが安く抑えることに繋がります。
家具家電を安く抑えるコツ
旧居の家具家電をできるだけそのまま使うのが一番安く済みますが、どうしても必要な場合は以下3つの方法で安く抑えましょう。
- 不用品はメルカリやジモティーで売る
- 中古品で買えるものがないか確認する
- コスパが良いものをしっかりリサーチする
不用品はメルカリやジモティーで売る
要らなくなったものは、まずメルカリやジモティーといったフリマアプリを使ってお金にしましょう。
特に家具家電のような大きなものは粗大ゴミとしてお金がかかることもあります。
出品すると「こんなものが」というものも売れたりするので、捨てずにまずは売ることを考え、その利益を新しい家具家電を買う際の資金にすると節約できます。
中古品で買えるものがないか確認する
買うものが決まったら、中古品を探しましょう。
ここでもメルカリやジモティー、あとはリサイクルショップも視野に入れてもいいかもしれません。
一度でも誰かが使うと価格はかなり下がります。キレイで新品同様なものが見つかることもあるので、中古品で賄えないか検討してみましょう。
コスパが良いものをしっかりリサーチする
こだわりがあって、「絶対このブランドのこの商品じゃないと嫌だ!」という場合でなければコスパがいいものをしっかりリサーチしましょう。
なんとなく家電量販店や家具屋さんに立ち寄って見つけたものだと、割高な場合もあります。
まずはネットでリサーチして、安くていいものを探してみましょう。
私たちは欲しい物があったら、まずYou Tubeで検索しています。「おすすめソファ」「コスパがいい家電」のようにいろんな人が紹介してくれているので、その中で良さそうな候補を見つけていきます。
あとは自分たちの予算に合ったものに絞ったり、フリマサイトにないか確認したりして、どれを購入するか決めていきます。
また、お手頃に家具を買えるお店といえば「ニトリ」「無印良品」「IKEA」が有名だと思いますが、通販サイトもおすすめです。
今回私たちは、「家具350」というサイトを活用したので、よければ参考にしてみてください。(安くて見た目も良い商品がたくさんあったのでおすすめです。)
まとめ
今回の内容はまとめると以下の通りです。
- 二人暮らしの引っ越しにかかる初期費用の相場は100万円前後
- 初期費用には「賃貸契約にかかる初期費用」「不動産会社の仲介手数料」「引っ越し代」「退去と入居に必要な物品代」「家具家電」「旧居の日割り家賃」などがある
- 初期費用は工夫をすれば50万円以下に抑えることができる
- 特に家賃を下げること、交渉をすること、適切な時期を選ぶこと、リサーチをすることが重要になる
節約を意識した私たちでも、50万円程度はお金がかかるのが引っ越しです。
一方で、ちょっとした工夫をしていけば安く抑えることは可能です。
ぜひ、今回ご紹介した「安く抑えるコツ」を活用して、賢い引っ越しをしてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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