南の島に行きたい、でもパラオとグアムのどちらにするか決められない。そんな人は多いと思います。どちらも米ドルを使う西太平洋の島で、日本から直行便があります。
ただ、旅の中身はかなり違います。パラオ政府観光局は自らを「にぎやかな買い物や食の町として知られているわけではないが、手つかずの自然とのふれあいで輝く場所」と紹介しています。一方のグアム政府観光局は、ラグジュアリーブランドや免税の買い物を大きく打ち出しています。ここでは、両方の政府観光局の情報をもとに、項目ごとに比べてみました。

パラオもグアムも海がきれいなんでしょ?何が違うの?

ざっくり言うと、パラオは自然を味わう島、グアムは海も買い物も手軽に楽しめる島。行きやすさや入国手続きも違うから、表で並べてみるね。
この記事の要点
- 行きやすさはグアムが上。日本の4都市から直行便があり、アジアの主要都市から約3時間とグアム政府観光局は案内
- パラオは成田から直行便が週2便(水・土)。時差はなく、日本と同じ時刻
- 海の自然を深く味わうならパラオ。ロックアイランド(世界遺産)は許可証が必要
- 買い物ならグアム。消費税がなく、免税店やアウトレットがある
- どちらも米ドル。チップはグアムが10〜15%の目安、パラオは任意
ひと目でわかる比較表
| 項目 | パラオ | グアム |
|---|---|---|
| 国・地域 | 独立国(パラオ共和国) | アメリカの準州 |
| 日本からの直行便 | ユナイテッド航空 成田発 週2便(水・土) | ユナイテッド航空が東京・名古屋・大阪・福岡から運航 |
| 時差 | なし(東京と同じ時刻) | 日本より1時間進んでいる |
| 入国の事前手続き | 観光なら事前手続き不要で30日の滞在許可。入国時にパラオ誓約に署名 | ESTA、またはGuam-CNMI ETA(無料・最長45日)と電子税関申告書(EDF) |
| パスポートの残り期間 | 6か月以上 | 入国時45日以上が望ましい |
| 通貨 | 米ドル | 米ドル |
| 税・環境税 | 航空券に環境税100米ドルが含まれる | 消費税なし。一部の店で6%の売上税、ホテル税11% |
| チップ | 任意だが喜ばれる | レストラン・タクシーは10〜15%が目安 |
| 雨の多い時期 | 7〜10月は多め。台風はまれ | 6〜12月が雨季。台風が発生しやすい |
| 海の特徴 | ロックアイランド(世界遺産)、許可証が必要 | ビーチから気軽にシュノーケリング |
| 買い物 | にぎやかな買い物で知られる場所ではない | 免税店、アウトレット、大型モール |
時差は、パラオ政府観光局の時刻表(パラオが正午のとき東京も正午)と、グアム政府観光局の「米国東部標準時より15時間進んでいる」という案内から計算しています。
行きやすさと入国手続き
グアム政府観光局によると、グアムはアジアの主な都市からおよそ3時間で行ける島で、ユナイテッド航空が東京・名古屋・大阪・福岡の4都市から直行便を運航しています。出発する空港の選択肢が多いのはグアムの大きな強みです。
パラオは日本から南西に約3,200キロの位置にあり、パラオ政府観光局によると、ユナイテッド航空が成田からの直行便を週2便(水曜・土曜)運航しています。グアム経由の便は日曜を除く毎日です。直行便の曜日が決まっているので、日程の組み方に少し工夫がいると考えておきましょう。
入国手続きにも違いがあります。グアムはアメリカの準州なので、ESTA、または日本国籍なら無料の「Guam-CNMI ETA」(1回の滞在は最長45日)が必要で、税関申告は電子版のEDFで行います。パラオは観光なら事前の手続きは不要で、到着時に30日間の滞在許可が出ます。ただし帰りの航空券が必要で、入国時にはパスポートに押される「パラオ誓約」に署名します。パラオの入国手続きの流れは パラオの入国手続きと環境税 にまとめています。
海の遊び方の違い
パラオの海は、パラオ政府観光局が「世界の水中の七不思議のひとつ」と紹介するほどで、ダイビングの名所が多いことで知られています。ロックアイランド・サザンラグーンはユネスコの世界遺産で、海のアクティビティで訪れるには許可証(5日間50米ドル)が必要です。ボートで沖に出るツアーが中心で、自然の奥深さを味わいたい人に向いた海です。くわしくは パラオでシュノーケリング(初心者向け) を読んでみてください。
グアム政府観光局は、ガン・ビーチ、イパオ・ビーチ、スパニッシュ・ステップなどを人気のシュノーケリングスポットとして紹介しています。ホテルの多いタモン周辺からも海が近く、思い立ったときに気軽に海に入れるのがグアムらしさです。

ボートで遠くの海まで行くか、ホテルの近くでぷかぷかするか、って感じなんだね。

そうそう。小さな子ども連れならグアムのほうが気楽かもしれないし、海そのものが目的ならパラオ、という選び方もあると思う。
買い物・お金・天気の違い
グアム政府観光局によると、グアムには消費税がありません(一部の店で6%の売上税を別に集めることがある)。タモンにはTギャラリア グアム by DFSなどの複合施設が集まり、グアム・プレミア・アウトレットやマイクロネシアモールといった大型モールもあります。買い物を旅の目的にするならグアムが向いています。
パラオでは、物語を彫ったストーリーボードやリサイクルガラスの雑貨など、島らしいお土産が中心です。どちらも米ドルが使えるので、お金の準備はほぼ同じです。
費用について、パラオ政府観光局は「パラオは安い旅行先ではないかもしれない」と自ら書いています。航空券とホテルの値段は時期によって大きく変わるので、ここでは具体的な総額は出していません。パラオの予算の立て方は パラオ旅行の費用と予算の目安 を参考にしてください。私の意見としては、同じ日数なら、直行便の選択肢が多いグアムのほうが予算を調整しやすいと思います。
天気の違い
グアム政府観光局によると、グアムは1月から5月が乾季、6月から12月が雨季で、6〜12月は台風が発生しやすい時期です。パラオ政府観光局は、パラオは雨が一年中降り、7〜10月は多めになるものの、台風帯の外にあるため台風はまれと案内しています。夏から秋に行くなら、台風の心配が少ないパラオにも分がありそうです。
スマホの通信費を比べる
どちらの島でも、地図や翻訳、ツアー会社との連絡にスマホを使う場面は多いはずです。パラオ政府観光局は、パラオの通信会社PNCCの旅行者向けeSIMを案内しています。グアム政府観光局は、空港でのWi-Fi利用にはターミナル内のショップでカードを買う必要があると案内しています。
日本で事前に用意できるeSIMの例として、JAPAN & GLOBAL eSIMの公式ストア表示価格(2026年9月19日時点)を比べると次のとおりです。
| プラン | パラオ | グアム(サイパン・テニアン含む) |
|---|---|---|
| 3GB・5日間 | 2,064円 | 2,552円 |
| 5GB・5日間 | 3,144円 | 3,864円 |
| 10GB・5日間 | 5,520円 | 6,832円 |
9月30日まで対象商品20%OFFのキャンペーン中と案内されています。出発前にQRコードで設定しておけば、到着してすぐに地図やメッセージが使えます。
グアムの通信事情は グアム旅行にWi-Fiは必要?eSIMという選択肢 でくわしく紹介しています。家族で行く場合は、人数分のデータ量も考えておきましょう。
パラオとグアム、向いている人
| こんな人は | 向いている島 |
|---|---|
| 海の自然をじっくり味わいたい | パラオ |
| ダイビングが旅の目的 | パラオ |
| 時差ゼロで体の負担を減らしたい | パラオ |
| 夏から秋の台風が心配 | パラオ |
| 地方の空港から直行便で行きたい | グアム |
| 買い物も楽しみたい | グアム |
| 小さな子ども連れで気軽に過ごしたい | グアム |
| 短い休みで行き帰りを楽にしたい | グアム |
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よくある質問
初めての海外リゾートならどっちがいい?
直行便の多さ、ホテル近くの海、買い物のしやすさを考えると、手軽さではグアムに分があります。海の自然を目的にするならパラオも候補になります。
パラオに行くのにESTAは必要ですか?
パラオは独立国なので、観光ならESTAではなく、到着時に30日間の滞在許可が出ます。ESTAやGuam-CNMI ETAが必要なのはグアムです。
パラオとグアムを1回の旅行でまわれますか?
パラオ政府観光局によると、グアムからパラオへの便は日曜を除く毎日運航されています。組み合わせる場合は、それぞれの入国条件を満たしているか確認してください。
子ども連れならどっち?
小さな子どもなら、直行便の選択肢が多くビーチも近いグアムが気楽です。グアム政府観光局は子ども連れ向けの情報も発信しています。
まとめ
- 行きやすさ・買い物・手軽さならグアム
- 海の自然・ダイビング・時差ゼロならパラオ
- パラオは観光なら事前手続き不要、グアムはESTAかGuam-CNMI ETAが必要
- どちらも米ドル。チップの考え方は少し違う
- 通信はどちらもeSIMを日本で用意しておくと到着後すぐ使える
※この記事の料金・条件は、2026年9月19日にパラオ政府観光局、グアム政府観光局、JAPAN & GLOBAL eSIM公式ストアで確認した内容です。料金や条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトでもう一度確かめてください。
