この記事でわかること
- 申し込みから講習初日までの流れ
- 医療質問票で「はい」があったときの考え方と、事前学習の進め方
- 日程の組み方・持ち物・ショップに聞いておくこと
ライセンス講習を申し込むと決めたら、次は準備です。ここでつまずく人は多くありません。ただ、知らずに当日を迎えると、「事前学習を全然やってなかった」「医療質問票でひっかかって当日受けられなかった」ということが起こります。先に流れをつかんでおけば、そうした足止めを避けられます。ここでは、申し込みから初日までにやっておくことを順番に並べました。数字はPADIを例に、「PADIの場合」と示して書きます。

申し込んだら、あとは当日行くだけでいいのニャ?

だいたいはね。でも「事前学習」と「健康チェックの紙」だけは先に済ませておいたほうがいい。当日の朝に慌てないためにね。
申し込みから講習初日までの流れ
大きな流れは、こうです。まずショップに申し込み、日程を決めます。次に事前学習(オンライン教材)が送られてくるので、初日までに進めておきます。あわせて、健康状態を確認する医療質問票に記入します。当日は、水着とタオルを持って集合。学科の確認から始まり、限定水域、海洋実習へと進みます。事前学習と健康チェックさえ済ませておけば、当日の朝にばたつくことはありません。
初日の朝は、思ったよりあっさり始まります。集合したら、まず書類の確認と、事前学習が済んでいるかのチェック。次に器材の使い方をひととおり教わり、限定水域へ。順番が決まっているので、流れに乗っていれば迷いません。実際に受けた人の多くが、「身構えていたわりに、始まると自然だった」と話します。だからこそ、前日までの準備で当日の余白をつくっておくのが効きます。
医療質問票(健康チェック)で「はい」があったら
申し込みのとき、健康状態を確認する質問票に記入します。PADIでは、参加前に病歴を伺い、内容によっては医師の判断を仰ぐことがあります。たとえば循環器系の疾患など、いくつかの項目で「はい」がつくと、講習を始める前に医師の診断書を求められる場合があります。これは断るためではなく、安全に潜れるかを確かめるための手順です。
「はい」がついたからといって、潜れないと決まるわけではありません。逆に、隠して受けるのは危険です。気になる項目があれば、早めにショップへ相談し、必要なら受診の時間を見込んでおきましょう。生理・持病・妊娠など、体のことで迷う点は生理・持病・妊娠中はダイビングできる?で、確認すべきことを整理しています。
この記事は医療上の助言ではありません。持病・服薬・妊娠の可能性など体に関わることは、必ずショップへ申告し、医師にご相談ください。潜れるかどうかの最終的な判断は、医師と現地の状況にもとづいて行われます。
事前学習(教材・オンライン学習)はいつ・どれくらい
PADIには、自宅で進められるオンラインの事前学習があります。正直なところ、ここを初日までにやっておくかどうかで、当日の楽さがまるで違います。座学が短く済み、その分を水中の練習に回せるからです。まとまった時間が取れないなら、通勤の合間などに少しずつでかまいません。分からないところは付箋を貼っておき、当日インストラクターに聞けば大丈夫。オープンウォーター講習の全体像は、オープンウォーター講習では何をする?で先につかんでおくと、事前学習が頭に入りやすくなります。

事前学習をサボると、初日が座学でつぶれる。もったいないから、そこだけは先にやっておこう。
日程の組み方(連続か分割か・旅行先で海洋実習だけ)
日程は、生活に合わせて選べます。近所の都市型スクールで、学科と限定水域を平日に分けて進め、海洋実習を週末に。あるいは、旅行先で数日まとめて。学科・限定水域を自宅の近くで済ませ、海洋実習だけをきれいな海で受ける、という組み方もできます。かかる日数や費用の考え方は、ライセンスの費用と日数にまとめました。旅行に組み込むなら、帰りの飛行機との間隔にも気をつけてください。潜ったあと搭乗まで時間をあける必要があるためで、ここはダイビングのあと飛行機は何時間あける?で確認できます。海洋実習は天候で延びることがあるので、日程には少し余白を持たせておくと安心です。最終日いっぱいまで実習を詰め込むと、延期になったときに逃げ場がありません。予備日を一日みておくと、心にゆとりが生まれます。
持ち物と、講習前日にやっておくこと
当日の持ち物は、そう多くありません。水着、タオル、着替え、飲みもの。器材はショップが用意してくれます。マスクやスノーケルなどの軽器材も、講習では借りられることが多いです。買うのは、続けると決めて、自分の顔に合うものが分かってからで十分。最初から全部そろえる必要はありません。持ち物の基本はダイビングの持ち物と服装と共通です。
それでも、「自分専用がほしい」と思う場面はあります。とくにログブック(潜った記録をつける手帳)は、認定後も長く使うので、早めに用意しても無駄になりません。楽天市場でダイビングのログブックを探すと、デザインの幅が見られます。マスクとスノーケルも、フィット感を重視して自分用を持ちたくなったら、楽天市場でダイビング用のマスク・スノーケルを探せます。ただ、くり返します。講習だけなら、借りもので十分です。私も、最初は全部レンタルで問題なかったと感じています。前日は、しっかり寝て体調を整える。それがいちばんの準備です。
講習前にショップに聞いておくこと
初日を気持ちよく迎えるために、申し込みのタイミングで確認しておきたいことがあります。
- 事前学習はいつまでに、どこまで進めておけばいいですか
- 医療質問票で「はい」がある場合、診断書はいつまでに必要ですか
- 器材はどこまで借りられますか(軽器材も込みか)
- 天候で海洋実習が延びたら、日程はどう振り替えますか
- 集合場所・時間と、当日の持ち物は何ですか
実際に、この5つを先に聞いておくだけで、初日の緊張がずいぶん減ります。あとは当日を楽しむだけ。ショップの答え方そのものも、通う先を選ぶ材料になります。
よくある質問(FAQ)
Q. 講習前に何を勉強しておけばいい?
PADIならオンラインの事前学習を初日までに進めておきます。ここを済ませると当日の座学が短くなり、水中の練習に時間を回せます。分からない所は当日インストラクターに聞けば大丈夫です。
Q. 医療質問票で「はい」がついたら受けられない?
受けられないと決まるわけではありません。項目によっては医師の診断書が必要になります。安全のための手順なので、隠さず記入し、早めにショップへ相談してください。
Q. マスクや器材は自分で買っておくべき?
講習では借りられることが多いので、最初から買わなくて大丈夫です。続けると決めて、自分に合うものが分かってから選ぶほうが、失敗が少ないはず。ログブックだけは長く使うので、早めに用意しても損はありません。
準備といっても、大きくは「事前学習」と「健康チェック」の2つだけ。ここを先に片づけておけば、当日は海に集中できます。準備のうち九割は、申し込んだ直後の数日で終わります。用意ができたら、いよいよ講習です。